隊長＠熊本市のブログ一覧

気に入っていたクルマとのお別れ。
ワタシの場合、それはある日突然やってきます。
なお、決して浮気性ではありま、、、orz。

毎日のようにワックスがけにいそしみ、
黒々ピカピカに磨きあげられた、我がシティターボ。
アルミは未装備ながらも、予算不足によるエアコン無しの状況は、
汗だくで運転する我が孫を見たおばあちゃんの優しさ（という出資）により、
最初の夏を前に見事に快適に改善。
（ガソリン代を出してくれる）カノジョを乗せて、あちこちウロウロ。
ますますラブリーなカーライフを過ごしておりました。

購入後、１年半ほどたった、ある日のこと。

それまで10年落ちのVWtype１(1200LE)をオシャレに乗っていた会社の先輩が、
いきなりクルマを買い替えて出社してきたのです。
しかも、まったく違う世界観のクルマに。

「なんていうクルマですか、コレ～～～っ？？？」

駐車場に鎮座していたソレは、カッコいいエアロに身をつつみ、
細いスポークタイプのアルミはちょっと大きめで、いかにも走りそうな雰囲気。
サイドボディには、初めて見る「ライン」がALPINAという文字とともに！

「ＢＭＷのチューナーでアルピナってあるのよ。そのフルキット。でもエンジンは、、、」

ガッと前ヒンジで開くボンネットを見ると、1800のキャブがスコーン。

そう！その後大流行する、なんちゃって仕様のBMW318(E21)だったのです。
たしか、７年落ちのＭＴだったかと。

それまでオヤジの国産車しか免疫がなかったワタシには、いやぁ～、衝撃衝撃(^^;)。
初輸入車（、、、あ、当時はまだ外車っていってたっけね）の魅力に完全ノックアウト！
よせばいいのに、早速ちょっとだけ乗せてもらっただけだったのだが、
なんちゃって仕様のＢＭＷでも、もう、目からウロコ。
これが輸入車というものなのか！国産とはぜんぜん違うぢゃん！！
スゲーッ！スゲーーーーッ！スゲーーーーーーーーーッ！！

クルマから降りるときには、すでに患者さんの出来上がり。
ブルースリーの映画をみたあとにヌンチャク買うくらいの勢いで、
「先輩、オレもコレ買っていいっすかね？」

翌日。
先輩に紹介されて訪れたクルマ屋さん。
シティターボを下取に、あとは毎月支払えるおおまかな金額を伝え、
エアロとかは必要無いので、程度重視でイイものをとお願いしてみた。

笑顔の担当スタッフいわく、
「わかりました。絶好の１台を探してきます！
　２～３週間ほど時間をください！！」

いやぁ～、そんな時のその２～３週間が長かったこと。

そして、これ以上首は延びませんという頃、１本の電話が入り、
受話器の向こうで、こう囁かれたのです。

「今、大阪にいます。ちょっと、変わった色とカタチでも、いいですか？」

２台目の愛車となる、79年式BMW320iとの出会いは、こうして始まりました。
ある意味、その後の変歴のなかで多数を占める、輸入車ライフのスタートでもあります。

もちろん同時に、今も続く、「ちょっとヘンなクルマ」病の。。。