「アマゾンの配達員から、荷物受取の時間指定を守らなかったとして、不在票に罵倒するような文句が書かれていた」と、被害者ぶってツイッターに写真を投稿したヤツがいるのだそうだ。私も時間指定を使うことはあるが、実際に時間枠が大雑把すぎて使いにくいと感じることはあるし、指定した時間と若干ズレた時間に配達されたこともある。しかし、自分が指定した時間に不在にするようなことはしない。もちろん、近しい人に不幸があったりすれば別だが…。
よくよく記事を読んでみると、アマゾンの配達員もいきなり喧嘩腰だったわけではないようだ。経緯を記事から抜粋、整理してみる。
まず、4月6日に
「翌日配達」の形で注文をした。ところが7日は仕事があって
忘れていた。んで、
4月9日を指定して再配達を依頼したが、仕事で
うっかりしていたため受け取れなかった。んで、
12日の19~21時にプライム無料サービスの時間指定をしたが、
飲み会に出ていて帰宅したのは22時過ぎ。その結果、「19:00~21:00の時間指定な」と「時間指定しとるなら家におれや」の2枚の不在通知が入っていたと。
これ、私が配達員でも怒るよ。だって全部自分の過失じゃん。頼んでおいて忘れていたわけでしょ? この男性は「忘れてました」で済むと思っているかも知れないが、配達員は4回も無駄足を踏まされたわけだ。仏の顔も三度って言葉の通り、許してもらえるのは2回まででしょうね。特に、最終日の12日は19時~21時の間に2度も配達に向かっているわけだ。その男性宅に行くために、余計な距離を移動することになったかも知れないし、配達のリズムというかコースを乱されたかも知れない。それなのに「配達員と
顔を合わせるのが怖いため、13日に注文をキャンセル」しただの、「『安易に時間指定を
しないで下さい』『別の受け取り方法で
お願いします』といった表現にすればよかったのでは」だのと被害者ぶっているわけだ。普通に考えれば、被害者は配達員の方じゃないかと思うんだけどなあ。ただ、その怒りを伝票に残してしまったのは失策だったとは思うけれど。
自分の落ち度で他人に迷惑をかけておきながら、言い方が悪いなんてすり替えもいいところだと思う。この男性は「今回は、私が家にいなかった落ち度がありましたので、配達員が頭に来る気持ちも分かります。」などと殊勝らしく聞こえるようなことを言っているが、そのすぐ後に「しかし、…」と続けている。私のささやかな人生経験から言わせてもらうと、
逆接の接続語と真の理解・反省は両立しないものである。つまり、この男性は自分が悪いなんてこれっぽっちも思っていないのだ。きっとまた、同じことをやらかすだろう。
ところで、この人はコンビニもないような地域に住んでいるんだろうか。こういうルーズな人間は、自分のペースで受け取れるコンビニ受け取りにすればいいんだよ。私は半数以上コンビニ、或いは営業所受け取りにしている。時間に縛られなくて済むし、配達員にも迷惑をかけなくていいからね。また、アマゾンの方も、
『連続して時間指定をすっぽかした場合、同一商品については再配達を受け付けず、コンビニ受け取りや宅配業者の営業所受け取りを逆指定する権限』を、宅配業者に付与してやればいいと思うんだけどな。そうすれば配達員も「お客様は○回指定時間にご不在だったため、以後、本配達について再配達のご用命は承りかねます。お手数ですが、○○営業所にてお受け取りください。」的な伝票を残しておけばいいわけだしね。まあ、今回のようなだらしなく自分勝手な人は、どんな形にしたって文句を言うんだろうけど…。
お客様は神様…という言葉が、発言者の意図を外れて一人歩きした時期もあったが、今はもうそんな時代ではないだろう。そもそも、送料無料に甘えて4回も無駄な配達をさせた挙げ句、商品をキャンセルするようなヤツは既にお客様じゃないけどね。
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爺放談 | ニュース
Posted at
2022/04/18 22:35:32