常に懐に木枯らしが吹いている私のような人の味方…100均。正直、どのお店に行っても似たようなラインナップなので、店名というかブランドを気にしたことはなかったのだが「なんじゃ村」というショップが新潟の会社だとは知らなかった。秋口までは、最寄りのスーパーの隣にも店を構えていたのだが、知らないうちにSeriaに変わっていた。県内の開店閉店情報を扱うサイト「
ガタチラ」を見たところ、何と来年の1月18日で県内のなんじゃ村全てが姿を消してしまうのだそうだ。
『なんじゃ村紫竹山店』12月31日に閉店
『なんじゃ村柏崎店』来年1月18日に閉店

在りし日の最寄り店舗の勇姿
これまでは、数ある100均の1つとしてしか認識していなかったが、新潟の会社だったのか。もっと贔屓にしておけばよかった。まあ、日常使いのスーパーの隣なので、割と買い物をした方だったとは思うのだが…。さすがに、新潟市の紫竹山店まで行く気にはならないが、隣市柏崎店くらいなら車で小一時間だ。県内最後の店舗との別れを惜しみに行こうかな。何時でも行けると思っているときには何とも思わないものだが、いざ「無くなる」となると行かなくてはならないような気持ちになるものだ。しかし、無くなったからといって本当に困るわけではないし、無ければ無いで日々の生活は何事もなく回っていく。人間の業というか性ってやつだな。
今、その騒ぎが吹き荒れているのが上野動物園。パンダの返還を来月に控え、ランラン&カンカンが来たときと同じように大騒ぎになっているようだ。
長蛇の列を作り、実際にパンダを見られるのは1分…。ごめん。そこまでしてパンダ見たいか? レイレイとシャオシャオ(どうしても北斗の拳を思い出してしまうw)の返還は、今回の高市発言とは無関係に決まっていたことじゃない? それなのに、あの発言がなかったら…みたいに煽るマスメディアにも、煽りに乗っちゃう人達にも、私は全く寄り添えないんだよね。もちろん、パンダ命っていう人を否定したりはしない。昔、ウルトラマンエースの劇中に「人間があんなに夢中になっているパンダを我々の星に持って帰る」と主張する宇宙人も出てきていたしw ただ、パンダを日本に置いておきたいというのが日本人の総意であるかのような報道はどうかと思うんだ。
何度か同じことを書いたと思うのだが、大学2年の時、岩見沢駅と幾春別駅を結んでいた「幌内線」が廃止された。廃止の日、下宿の仲間と一緒に記念列車に乗車したのだが、空気を読めなかった私は車掌さんに「すごい賑わいですねぇ」と話しかけてしまった。車掌さんは笑顔で「そうですね。普段からこのくらい乗ってもらえていれば、廃線にならずに済んだんですけどね。」と応じてくれた。そう、無くなると決まってから押しかけたってなんの助けにもなりはしない。本当に必要なら、普段からしっかりと利用しておけっていう話なんだよね。
ダラダラ書いていて、閉店前になんじゃ村柏崎店に行こうと思う私も、返還前にパンダを見に行こうと思う人も、根っ子は同じなんだと再確認した。先に書いたように、人間の業というか性なのであり、理屈では割り切れない部分なのだ。しかし、だからといって、パンダと日本国内の政治の在り方を秤にかけるようなことはすべきではない。少なくとも、パンダ自身は自分が政治の駆け引き材料に使われることを喜びはしないだろう…っていうか、そんなこと考えてないよね、多分。彼らにしてみれば、生まれ育った動物園から見たこともない国の施設に移送されるわけだから、単純に不安やストレスを感じるだろうな。あまり周囲で騒ぎすぎず、旅立ちの日まで健やかに過ごせるようにしてほしいと思う今日この頃である。
ブログ一覧 |
爺放談 | 日記
Posted at
2025/12/21 17:07:09