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粋太(旧フォル太)のブログ一覧

2025年09月07日 イイね!

社会問題にしないで

社会問題にしないで「返さなくていい奨学金」のはずが…。“地元に5年縛られる契約”を蹴り、東京で「月10万円の返済地獄」のなか生きる23歳看護師の告白

 周期的に繰り返される奨学金の話題だ。それにしても、見出しが厭らしい。恰も「返さなくていい奨学金」の返済を不当に求められているように読める。また「5年縛られる」からは、不本意な働き方を強制されるような印象を受ける。そして「返済地獄」というワード…。「奨学金=人生の足枷」という、いつものアレである。

 私自身、奨学金を借りて大学で学び、就職して十数年で完済して現在に至っている。奨学金があったおかげで、バイトに明け暮れなくても学業と私生活を両立できた。今は亡き日本育英会には感謝している。確かに、社会人人生を歩み出す時点で数百万の負債を背負っているのはマイナスからのスタートとは言える。ただ、奨学金を借りられなければ、スタートラインにも立てなかったのではないだろうか? 借りるときに十分な見通しを持って借りれば良かっただけだって思ってしまう。

 リンク記事の女性は、5年間地元の病院に勤務すれば、返済は免除される奨学金を受けていた。契約通り、5年間地元で勤務していれば問題はなかったわけでしょ? 見知らぬ土地で指定された病院で働かなければならなかったわけではない。しかも地元なんだから、親元から通うことで、家賃などを浮かすことも可能だったわけだ。正直、ずいぶん恵まれた条件だったと思う。それなのに「地元より高い給与水準に加え、自己投資やさまざまな娯楽を楽しむ友人の充実感あふれる姿」に憧れて、看護師を辞めて上京したわけだ。奨学金を受けたときは中学生だったのかもしれないが、上京を決意したときは21歳。十分、自分自身で判断ができる年齢だ。返済免除の権利を放棄してでも、華やかな都会に出たかったわけだよね。無論、それは個人の選択なのだから、周囲がとやかく言うことではない。

 この女性が立派だと思うのは「返済が厳しいから免除してほしい」とか「奨学金は給付制にするべきだ」などと言わず、「このお金(奨学金)があったから看護師資格を取ることができ、こうしてどこでも働ける力になっています。」と、前向きな発言をしている点だ。自分自身の選択について、自分自身で責任をもって受け止めようとしているのは素晴らしいことだと思う。問題なのは、そういう女性の生き様をネタにして、奨学金=人生の足枷みたいな感じの記事にしている筆者の有り様だと思う。

 家庭に収入の格差があるのは当然。中には進学そのものを諦めざるを得ないケースも多々あるに違いない。その全てを救済することはできないが、一助となっているのが奨学金制度の筈だ。そして、借りたものは返すのが世の定め。だから借りる前に熟考すべきなのだ。無利子か有利子か、給付か貸与か、月幾ら借りると4年間で総額幾らになるのか、それを何年で返すか…。考えたり、確認したりしなければならないことは多い。それを十分に行わず、言葉は悪いが「ちゃっかり恩恵だけ受けた後で文句を言う」ような風潮は間違っていると思う。

 現在、奨学金を借りて進学しようかどうしようか迷っている人は、学生に寄り添っているポーズをしている人の甘い言葉にではなく、リンク記事に出てくる女性の生き様、自分の選択を自分の責任として受け入れ、厳しい生活の中でもきちんと返済を続けている姿にこそ目を向けてほしい。

 ただ、子どもに黙って教育ローンを組んでおいて、それを子どもに払わせる親ってのも何だかなあとは思う。奨学金を借りたのは本人の選択だけれど、教育ローンを組んだのは親の選択。だったら、そっちは最後まで面倒見てやれよ…と、親の端くれとしては思ってしまう。色々な事情があるんだろうけれど、誰にでも事情はあるのだから。
Posted at 2025/09/07 20:39:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 爺放談 | ニュース
2025年09月06日 イイね!

一部か殆どか?

一部か殆どか?「撮り鉄」が民家の庭木を勝手に切断
人気の「115系」運行予定の発表を取りやめ
撮影マナー呼びかけたが…鉄道会社「大変残念」


 隣県長野のしなの鉄道が、撮り鉄の迷惑行為を受けて、電車運行予定の発表を取りやめたというニュース。勿論、時刻表を非公表にするとかではなく、撮り鉄が群がりそうな電車の運行予定の公開を控えるって話。他人の趣味をとやかくは言わない。電車の写真を撮る人は電車にエロティシズムを感じてるのかもしれない。機能美という言葉もあるしね。ただ、他人の敷地に勝手に入り込む(不法侵入)とか、庭木を勝手に切る(器物損壊)とか、電車の運行を妨げるとか(業務妨害)、そうそう、先日もキセルした上、万博に窃盗ツアーに行った撮り鉄窃盗団が捕まったよね。マナーがどうこう言うレベルではなく、純然たる犯罪だよ、犯罪!!

 特定の職種の人や、特殊な性へk…じゃなかった趣味をもつ人の悪行が採り上げられると「ほんの一握りの人だ!」「真面目な人の方が多い!」という話になる。確かに、報じられるのは問題行動がメインだから、そっちが目立つのも道理だ。でもさ…撮り鉄については良い話題が出ることってほとんどなくないか? 実際のところ「(真面目なのは)ほんの一握りの人だ!」「(不)真面目な人の方が多い!」のではないかと思ってしまう。例えばだが、職業がらみ(特に公務員)で不祥事が起これば、当然再発防止のための研修が行われるとか、厳罰に処されるとかすると思うんだ。でも、趣味ってことで、撮り鉄のご乱行については野放し状態。少なくとも、撮り鉄界隈で自浄努力がされているようには見えないし、改善されているようにも全く見えない。逃げた者勝ちになっているのが現状。

 鉄道会社が少しでも売り上げに繋げようと、話題作りに躍起になるのはよく分かる。しかし、記念車両や特装車を用意しても、そこに集まるのは「乗車」ではなく「撮影」を目的とする人々がメインである。駅舎に入ってくれたとしても、入場券だけで完結する人も多いだろう。先に例示した、他人の土地に入り込んで撮影するようなヤツは、その鉄道会社に一銭も落とさない。それなのに苦情は鉄道会社が引き受けねばならない。実に割に合わない話だと思わない?

 冒頭に「電車にエロティシズムを」等とふざけたことを書いたが、駅や電車内などで女性にエロティシズムを感じて盗撮すれば、迷惑防止条例に引っかかって罰則が科せられる。いっそ、電車も同じ扱いでいいんじゃないかな。盗撮で捕まるヤツがいると「盗撮モノの企画動画で我慢すればいいのに…」って言われるよね? 電車だって同じじゃない? プロが撮影した見事な写真や動画、ネットにも溢れているじゃん。わざわざ他人に迷惑をかけたり、法を犯したりしないでも、それ見てればいいんじゃないの?

 「盗撮と電車の撮影は違う!」って言う人もいそうだけれど、駅員の指示や制止に従わないとか、無許可で他人の敷地に入るとか、勝手に木を伐るとかしているのならば、不同意の撮影≒盗撮っていう括りでいいと思うよ。また、「自分で撮ることに意義がある!」と主張するなら、他人にとっての害悪になるなって話。実に単純な話だよ。
Posted at 2025/09/06 12:42:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 爺放談 | ニュース
2025年09月02日 イイね!

必死だな…

ガソリン暫定税率廃止ならCO2排出量が610万トン増加…国立環境研が試算

 どうにかして暫定税率(当分の間税率)廃止を阻止しようと必死だな。道路特定財源制度を廃止して、何にでも使える一般財源化しておきながら「インフラ整備のお金をどうするのか?!」と恫喝したり、3年間で8兆円もガソリン補助金につぎ込んでおきながら「1.5兆円の税収減の代替財源を!」と騒いだりと、往生際が悪いったらない。挙げ句、多くの人が反論しにくい(…と自分たちが思っている)環境問題を引き合いに出してくるんだから、呆れてものが言えないよ。尤も、環境問題というカードは、スネタだかヒネタだかいう活動家のおかげで輝きを失ってきているけれど…。そのうち、暫定税率を廃止することを強引に差別事象に結びつけるんじゃないのかね。「暫定税率廃止によって、貧富の差が拡大し、国民の間に分断が生まれる!」とかねw 言わせてもらえば、国だろうが一般家庭だろうが、「ない物はない」ものとして「与えられたもの」の中で遣り繰りするものなんだよ。ある前提で野放図な支出を続ければ、困窮するし破綻もする。当たり前のことだ。

 ETCの休日割引の縮小だってそう。コロナ禍の時は「移動を抑制するため」と謳っていたし、コロナ収束後は「渋滞緩和のため」と謳っている。じゃあ、休日割引縮小を行ったことで、どれだけ移動が抑制され、どれだけ渋滞が緩和されたのか、きちんと報告するべきじゃないのかね。悪いけれど、休日割引があろうがなかろうが、移動する人は移動するんだよ。高速を使って移動する計画を立てた人が「割引がないから下道で行こう。」とはならないと思うんだよね。もっと言うなら、本当に「移動の抑制」や「渋滞の緩和」が目的なのであれば、割り引かなかったことで生まれた余剰金を、何らかの形で利用者に還元したって罰は当たらないんじゃないかと思うんだけどね。

 私はケチではあるが、必要性・正当性のあるお金を払い渋ったことはない。日本人の多くがそういうメンタリティの持ち主だと信じている。そんな日本人達が廃止を求めるのだから、暫定税率には正義はないんだと思うよ。…政府もさ、一度でいいからトリガー条項を発動させておけば良かったんだよ。それで不満のガス抜きになったのに、頑なに発動させなかったもんだから、問題がここまで拗れてしまったんだと思うよ。何にせよ、与党の面々、野党の面々がどんな風に軟着陸(強行着陸?)させるのか、生温かく見守らせていただこう。
Posted at 2025/09/02 20:33:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 爺放談 | ニュース
2025年08月27日 イイね!

命じたやつが悪い?

命じたやつが悪い?川崎市立小でプールの水を止め忘れ…約14万円損害 教諭らへの賠償請求せず

 「またプールの水の止め忘れが発生です。」で始まる記事。「どうなってんの?」「しっかりしなさいよ!」と言わんばかりの書きぶりである。確かに、水の出しっ放しってのは間抜けな話だし、何より勿体ない。私が住む市のように、渇水に悩まされている地域の人にとっては、その思いは一入であろう。でもさ…ちょっと考えてみてほしいんだ。リンク記事を読むと、「7月17日午後2時頃、校長の指示を受けた教諭が消防用の貯水のためにプールに注水を開始し、教頭や教務主任に報告」とある。校長が注水を命じたのが午後2時。まあ、非常識な時間ではない。普通に勤務時間だ。しかし、次が問題だ。「満水になるまで8時間かかるため、教諭らは校内で別の業務にあたっていましたが、その後、全員水を止めるのを失念して帰宅。」とある。命じられた教諭も、報告を受けていた教頭も教務主任も(何なら命じた校長も)無責任…って言えなくはない。ただ、午後2時から注水を始めたプール、満水まで待つと午後10時である。そんな時間まで、教員に残ってプールのお守りをせよと仰るか?!

 明らかに勤務時間内に終わらない業務を言いつけている校長にも問題がある。勿論、水を出していることを失念せず、勤務終了(退勤)時点で一度水を止め、翌日続きの注水を行えば良かったのだろうけれどね。学校の行事予定表によれば、7月17日は終業式前日だった模様。通知表の用意や終業式の準備やらで忙しかったんだろうな…。せめて夏休みに入ってからなら、朝一番に開栓&勤務時間終了時に閉栓で問題なかったんだろうけれどね。

 まあさ、人間はミスをする生き物なので、こういうことが頻発するなら、自動給水にするとか警報が鳴るようにするとか、何らかの手を打つべきだろう。それか、いっそ学校プールの運用を取りやめるとか…ね。そういう動きが進む自治体もあるようだし。

【追記】
 別の記事を参照したところ、校長から指示を受けたのは教務主任とのこと。そして、その教務主任は20代の担当教員に注水を指示したらしい。面倒事のたらい回しという面もあったのかな。
Posted at 2025/08/27 22:30:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 爺放談 | ニュース
2025年08月24日 イイね!

取ることしか頭にないのか?

取ることしか頭にないのか? そういう動きになるかな…と思っていたら案の定。政府はガソリンの暫定税率廃止の穴を埋めるため、新たな税金の創設を目論んでいるようだ。思えば、2008年に一度暫定税率が期限切れとなったが、2009年に道路特定財源制度が廃止され、2010年に「当分の間」という曖昧な形で同率の課税が一般財源化された上で復活することになった。ちなみに、これは民主党政権下の出来事ね。だから「現在の税率は2010年に決められた【当分の間税率】であり【暫定税率】と呼ばれたものは既に失効しているのだ。」という詭弁も成立しうる…って、成立させられて堪るか!

 国の財政と家計を同等に語るのは無理があるとは思う。しかし、敢えて語らせてもらう。家庭の収入=夫婦が働いて得てくる給与とする。昔は会社などに長く勤めれば、順調に給与は上がっていったものだが、現在はそうではない。会社の業績が傾けば給与は下がるし、最悪解雇されてしまうこともある。それでも、飯を食わないわけにはいかないから、減少した収入の中で生活を回していく術を考える。余分な支出を見直したり、短期のアルバイトや副業をしたりもするだろう。しかし、政府は収入減少を新たな税金で補填しようとするわけだ。ふざけないでほしい。

 言葉は悪いが、新たな税金を創設するために政府の面々や議員の皆さんが懐を痛めることはない。その上、高給取りだから、新税が施行されても生活に影響など感じまい。勿論、成立までには膨大な事務手続きが生じるだろうし、国会や委員会などで議論を重ねる必要もあるだろう。でも、その業務の対価としての給与報酬は出る。全く、身を切っていないのである。

 政府の中には「新税って言っても、これまでと同じ税率を課するだけだ。名前が変わっただけで負担が増えないのだから、そのうち慣れて大人しくなるさ。」ってな風に考えている輩もいるだろう。冗談ではない…と憤ってはみるものの、我々が政治家達に働きかけられるのは投票活動くらいなものだ。しかし、政党や政治家が選挙時の公約を守らなかったとしても、罰せられたり、処罰されたりすることはない。あれはあくまで努力目標という位置づけなのだ。普通の企業なら、契約を守れなかったら、賠償金を取られたり、処分されたりするものなんだけどね。政治家って奴は本当に度しがたい。

 田中芳樹氏の「銀河英雄伝説」の中で、登場人物ホワン・ルイ(評議会議員)がこんな台詞を口にしていた。激しく同意である。

「政治家とは、それほど偉いものかね。私たちは社会の生産に何ら寄与しているわけではない。市民が納める税金を、公正にかつ効率よく再配分するという任務を託されて、それに従事しているだけの存在だ。私たちはよく言っても社会機構の寄生虫でしかないのさ。それが偉そうに見えるのは、宣伝の結果としての錯覚にすぎんよ。」
Posted at 2025/08/24 10:59:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 爺放談 | ニュース

プロフィール

「@MMC山本さん 加えて、横断歩道ではないところを堂々と渡ってくる歩行者、歩道の微妙なアップダウンを嫌って車道を走るジョガー、日暮れが早いというのに黒っぽい格好(反射材なし)で歩いている人…。そういう人達にも教育的指導を入れてほしいです。交通弱者の立場に甘えすぎですよね。」
何シテル?   11/04 21:46
 新潟で白/ガンメタのスイフトに乗っています。車ネタを中心に、日々の徒然を綴っていきます。ご縁を感じ合えた方と、緩やかに交流できたら嬉しいです。数よりも温度を大...
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