一年以上詳細が出ないまま放置されていたZマウントのワイドズーム、ようやく発売日が決定した。
12-28mm(フルサイズ換算18-42mm)という焦点域は、常用レンズにもちょうどいいなあとは思いつつ、パワーズームだし、でかくて重くて高いんだろうとも想像していた。過日発売された26mmパンケーキレンズは正直言って「コレじゃない感」が強かったので、今回のもそうだろうと高を括っていたのだ。しかし、形状やサイズ感はそこそこいい感じだし、値段も想像していたよりも低廉だった。
とは言え、昨年11月にFマウントの超広角ズーム10-20mmを買ったばかりだし買う必要はなかろうと、この2~3日間、自分に言い聞かせていた。実際、手を出すつもりはなかった。
このキタムラの動画を見るまでは…。

物欲の防波堤であるはずだったレンズが名指しされ、それよりも性能が高いと明言されてしまったのだ。これは辛い。
もちろん、それでもしばらくは耐えた。
(1)10-20mmは小型軽量。マウントアダプターFTZを付けても365gだ。
(2)広角域が2mm(換算3mm)広い。広角時の3mmの差は馬鹿にならない。
(3)買ったばかりでほとんど使っていない10-20mmに済まないと思わないのか?
しかし、もう一人の自分がささやくのだ。
(1)12-28mmの重さは205g。10-20mm単体と比べても25g軽いぞ。
(2)確かに広角域の3mmは大きいが、標準域の12mmの差も軽視できまい。
(3)買ってからほとんど使っていないことの方が済まないのではないか?
短時間ではあるが、真剣に悩んだ。決め手になったのは
Z fcに装着したときの見栄えである。間にFTZを挟むと、どうしても全長が長くなり、見た目も格好悪くなるのだ。選択肢がないならいざ知らず、格好良さが信条のZ
fcに敢えて格好悪いレンズを装着するのは如何なものか。

ご覧の通り、おおよそ広角ズームの外見ではない。ケースやバッグへの収まりも良いとは言いがたい。それに、このレンズを使える現有機材は、Z fcの他はDfのみである。しかし、フルサイズのDfにこのレンズを付けて広角撮影をするだろうか。そもそも、広角撮影の機会だってそう多くはない。20mmMF単焦点レンズで十分のはずだ。
というわけで、サクッと予約を入れてしまった。あまり出番のないまま待機していた10-20mm、そして18-400mm導入以来、ほぼ出番を失っていた18-200mmの2本はトクトク交換で下取りしてもらうことにした。ちゃんと使ってくれる人の手に渡ることを願いつつ…。
私の散財癖、これはもう不治の病のようである。完治根治は望めまいw
Posted at 2023/04/22 08:15:53 | |
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