「NEM」という仮想通貨が不正アクセスによって、何と580億円相当が消失したのだそうだ。消失って言葉で片付けるには大きすぎる金額…。正直、仮想通貨というモノのシステムが理解できないのだが、クレジットやプリペイドカードによるキャッシュレスとは根本的に異なるものだというのは何となく分かる。私は昭和の人間なので、理屈が分からないものには怖くて手が出せない。多分、仮想通貨なんてモノには一生手を出すことはないだろう。そんなモノに遣える遊び金もないしね。
あれこれネットで調べてみると、投機目的で利用する人が多いのだとか。あくまで個人的な考えだが、私は投機とかで儲けることは邪道だと思っている。金は労働の対価としてもらうからこそ価値があるんじゃないかと。もちろん、投機している人たちだって、情報を集めて売り時や買い時、注ぎ込む先を決定するなどの努力はしているのだろうが、何かディスプレイを見つめながら指先一つで金を転がしているイメージがあるのだ。
もちろん、そこにやっかみの感情が皆無とは言わない。私がひーこら働いている間、PCやスマホをいじくりながら、私の想像を超えた金額を左右に動かし、大きな儲けを得ていると聞けば「いいなあ」とは思う。でも、今回のようなトラブルが起これば、あっという間に儲けが吹っ飛び、莫大な負債が残ることにもなるわけだから。正に「指先一つで~ダウンさ~っ!(by 北斗の拳w)」みたいな感じに。そもそも、投資とか投機とか言えば聞こえは良いが、詰まるところはギャンブルとニアイコール。儲かるときもあれば損するときもある。まして、実態のない仮想通貨である。ハイリターンとハイリスクは表裏一体。私のように短気な人間は手を出すべきではなかろう。うまい話には裏がある。
足るを知り、身の丈に合った生活をしていこう。幸いなことに私は、旨いカレーやかつ丼を食べていれば、細やかな幸せを感じることが出来る安上がりな人間なのだから。
Posted at 2018/01/27 09:34:55 | |
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爺放談 | 日記