
昨日の昼過ぎからソフトバンク系の回線利用社で大規模な通信障害が起こった。私はY!mobileを利用してはいるが、基本的に日中は勤務中だし、業務的にスマホを弄ったり通話したりすることもない。業務関係の連絡を含む通常用途は、未だにドコモのガラケーメインだ。加えて、インフルエンザで隔離療養中であったこともあり、実害は全くなかった。しかし、スマホの圏外マークは初めて見た気がする。本当に困った人たちからすれば暢気なこと言うなと叱られそうだが、何か新鮮だった。
しかし、ニュースなどを見ていると(無論、そういう雰囲気を演出しているのだろうが)多くの人が悲鳴を上げていた。それだけ、携帯端末なしの生活が考えられなくなっているのだろう。今日日、複数のキャリアの端末を持つ人も少なくはないだろうが、自分の持っている端末が通信不可となったときにどうするかを考えなければならないのかも知れない。
ニュースのコメントなどを見ていると、「こういうときのために公衆電話の数を減らすべきではない」というようなものも散見される。確かに、いざというときへの備えは必要だろう。しかし、それは生命保険とか自動車保険のように個人で対策を打つべきなのではないかとも思う。公衆電話が減ったのは、取りも直さず携帯電話端末の増加が大きな理由なのだから。つまり、みんなが使わなくなったから減ったってことでしょ。取材受けて騒いでいる人たちだって、ここ数年、公衆電話なんて使ってないんじゃないかな?
過疎地の鉄道インフラもそうなんだけど、維持するためにはお金がかかる。JRもNTTも営利企業だから、儲からないどころか赤字になるものは切り捨てたいはずだ。でも、カットしようとすると「弱者切り捨てだ!」と騒がれ、国などに支援を求めると「企業努力が足りない!」「税金をアテにするな!」と叱られちゃうのだ。挙げ句の果てには「民営化したのが間違いだった。」「当時から分かっていたことだ。」とかしたり顔で言い出すにわか評論家も出現するわけでね。時間を30年巻き戻せるわけじゃないんだから、今さら言ってもどうにもなるまい? 仮に30年巻き戻されたら、今騒いでいる人たちの多くは生まれていないわけだし、今の生活に慣れきったジジババ世代(含む自分)は社会の不便さに悲鳴を上げるだろうな。大学生に戻れると考えれば、ちょっと楽しいかも?
インフル隔離中の暇に任せてダラダラと書いてしまった。実害こそなかったが、たまには電車や公衆電話を使おうと思わされた出来事であった。
Posted at 2018/12/07 10:22:20 | |
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日々の徒然 | 日記