
今日は部分日食が見られる日であった。正直、冬の新潟なので観測は諦めていた。朝から空は厚い雲に覆われており、時折雪がちらつく天気であった。しかし、食が始まって30分後、そして最大食分の頃に雲の向こうにチラリと太陽の姿が。これはひょっとしたらひょっとするかも…と、
ND100000フィルターと観望板を用意して待ち構えていたところ、雲の切れ間から短時間だが太陽の姿をとらえることが出来た。正に僥倖である。
相方と娘2人も代わる代わる観測板越しに欠けた姿を確認し、私も何枚か写真を撮ったところで、太陽は再び雲の向こうに消えていった。初日の出が見られたのと同様、何かいいことがあるような気がしてくる。それにしても、ND100000なんてフィルター、もう使うことはあるまいと思っていたが、結構出番があるものである。2012年の部分日食(主に太平洋側では金環日食)、同年の金星日面通過、2014年の巨大黒点、そして今回の部分日食である。4回も使ったのだから、十分元を取ったと考えるべきかも知れない。

興味のない人にはどうでもいい話だが、金星の日面通過は我々が生きている間に見ることは出来ない(次回は2117年12月)そうだ。また、巨大黒点群の直径は地球66個分だったとか。全くスケールの大きい話である。
今年は12月26日にも部分日食が見られるそうである。今回よりも食分は小さいが、またND100000の出番があるのだろうか。もっとも、私が一番楽しみにしているのは
2035年9月2日の皆既日食だ。私が住む上越地方がすっぽりと皆既帯に含まれているのである。その時、私は67歳になっていることになるが、果たして無事に生き延びて観測することが出来るだろうか。それまでND100000も大事に取っておかなくっちゃw
Posted at 2019/01/06 11:35:30 | |
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日々の徒然 | 日記