
中学2年生の半ばからカメラに興味を持ち始めた。Nikon F3がNASAの宇宙カメラになった頃のことである。「今度も宇宙カメラは、ニコンだった。」というコピーの入った広告やテレビCMを見ているうちに、カメラに…というかNikonのカメラに惹かれるようになった。実際に最初の愛機FM2を手にするのは高校入学時だったが、町のカメラ屋さんに行ってはカタログをもらったり、展示されているカメラを眺めたりして時間を過ごしたものだった。…廃棄漏れと思われる「F2が載っているカメラ総合カタログ」を分けてもらったことがきっかけだろうか、F3よりもF2に強く惹かれるようになった。その頃はまだF2用のアクセサリーは現行品だった。今になって思えば、アイレベルファインダーを2~3つ買っておけば、ちょっとした小遣い稼ぎができたのかな。惜しいことをしたものだ。
その頃は、アサヒカメラ、日本カメラ、カメラ毎日のような分厚い雑誌が主流だったが、月2千円の小遣いを遣り繰りしていた私にとってはとても気軽に買えるものではなく、専ら図書館に開架されているものを読み耽っていた。購入していたものはちょうど1981年に創刊された「CAPA」か、3年ほど先行していた「月刊カメラマン」だった。「月刊天文ガイド」を毎月買っていたので、「CAPA」や「月刊カメラマン」は記事に興味があって、懐に余裕があるときのみ購入していた。
その
「月刊カメラマン」が、今月号をもって休刊となるのだそうだ。毎月欠かさず買っていたわけではないし、バックナンバーを整理して保管したりもしていない。気になる記事がある号が3冊だけ手元に残っているだけである。それでも、何だか寂しく感じる。自分が生きた時代の痕跡がまた一つ消えていく感じである。今月号はまだ買っていないが、記念に買っておこうか…と思う。
しかし…今月号の特集のタイトルが問題なのだ。

確かに嫌いじゃない。いや、率直に言って好きだよ。大好きだけどさ、こんなに大々的に書かれると、本棚に入れておきにくいんだよな~。
Posted at 2020/04/30 23:56:54 | |
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