
今日はこんなニュース。
登下校の日傘なぜ駄目、熱中症心配 厳しい残暑の中「小2の娘に持たせたい」
台風の影響もあり、今日の新潟県は尋常ではない暑さだった。こんな日に、屋外で体育祭の準備だの部活動だのをやっている学校もあるようだが、他人事ながら心配になってくる。もちろん、座学だけでは学べない貴重な経験ではあろうが、スポーツってもんは命をかけてまでやるものではない気がするんだけどね。熱中症で倒れる子供さんが出ないことを祈っている。
閑話休題。リンク記事は登下校の際に日傘を持たせたいのだが、学校が消極的なので持たせにくい…というような投書のようだ。ちょっと前、報道バラエティでも「日傘を差していると、ソーシャルディスタンスを保つことができるので望ましい。」なんて言っていた気がする。…だがね、ドライバーからすると結構迷惑且つ危険でもあるのだ。私の出勤時間帯と近くの駅に電車が到着する時間が重なっており、学校に向かう高校生の集団と行き会うことが多いのだが、日傘を差している学生も結構見受けられる。問題は、日傘を差した状態で並んでお喋りしながら歩きたいがために、車道を歩く学生がいることである。
基本的にジェントルな運転を心がけている私は、クラクションを鳴らすようなことはできるだけ避けている。しかし、大して広くない田舎の道だ。対向車が来ている状態で車道を堂々と歩かれると、避けるに避けられず難渋する。中にはこちらに気が付いてさっと歩道に戻る学生もいるが、気が付いているはずなのに悠々と車道を歩き続ける馬鹿者もいる。「轢くぞ、この野郎(女子だけど)!」なんてことは多分思わないが、イライラするのは確かである。
リンク記事は小学校低学年の話だから、きっと集団登校をしているのだろう。きちんと一列になって歩くのであれば、日傘を差したからといって危険が大きく増すということはないのかも知れない。ただ、傘を差していることで危機回避能力が若干スポイルされることは考えられるし、傘の差し方によって視界が悪化する可能性も十分考えられる。意地の悪い書き方になるが、仮に学校が登下校時の日傘を推奨した状態で児童生徒が交通事故に遭ったとしよう。その事故原因に日傘が関連していたとしたら、推奨した学校が責められるんじゃないかな。だから学校としては積極的に勧めることもせず、禁止することもせず、各家庭の判断に委ねているのではないかと…。
学校のそういう姿勢を「責任逃れ」と責める人もいるだろう。しかし、何でもかんでも責任を押し付けられ、何か問題が起これば責め立てられ、抗弁することさえ制限される学校現場のことを考えると、あまり多くを求めるのは気の毒というか筋違いのように思えるのだ。…ってことで、学校に依存するのでなく、自分で考えて決めるべきところは決めていってはどうだろう? 子供を守るのは親の義務であり、責任であり、使命なのだから。
Posted at 2020/09/02 20:59:31 | |
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