
デジカメWatchの「
アカギカメラ」が更新された。
半月前に話題に上せたNikon Dfの話題の続きである。前回はFマウントレンズの話が中心になっており、Dfの話に入る前に終わってしまっていたのだが、今回はみっちりとDfについて肯定的に語られていた。満足満足…w
氏の言葉を借りるまでもなく、Dfは7年の長きにわたって販売されている「現行機」である。機能や画質は最新のモノに比べれば見劣りするだろうが、他の機種と比べずに、これだけを使っていれば不満を覚えることは少ないはずである。私にとって、これが終のデジイチになったとしても受け入れられる気すらする。最早新品を買うことは叶わなくなった(デッドストックはあるかも知れないが…)MFレンズを装着しても違和感のない操作性、デザインは如何なる最新型にも負けることはないだろう。
ただ、このカメラの大きな売りである「非Aiレンズを装着して開放測光ができる」という点にはさしたる魅力を感じない。だって、そんな古いレンズ持ってないもん。思えば高校時代、初めて買ってもらった一眼レフ「Nikon FM2」を手にした時、Ai連動ピンを跳ね上げられないことに不満を覚えたものだった。「旧モデルのFMは跳ね上げられるのに何でだよ?」と。でも、考えてみれば問題なんかあるわけない。だって、そんな古いレンズ持ってないし、買う予定もなかったのだから…。
その後、大学2年の時にFM2を手放してF2フォトミックASを買った。念願のAi連動ピンを跳ね上げられる機種を手にしたわけだが、結局非Aiレンズを買うことなく現在に至っている。だから、Dfで連動ピンが跳ね上げられるからといって、別にどうということはないし、跳ね上げる予定もない。

現有レンズの中でもっとも製造年が古いモノがこれ。1977年発売の43-86だ。40年以上前、Aiレンズが出始めた頃のものだと思う。古レンズを使ってノスタル自慰に耽りたいだけならこれで十分だ。わざわざ非Aiレンズを中古で買ってまで、ピンを跳ね上げる必要はないではないか。
ただ、未だに非Aiレンズを所有し、弄り倒している超マニアのニコ爺達のために、ピンの跳上機構を採用してくれたことは忘れてはならない。今の
Nikonの企業体力を考えると、このようなカメラは二度と作られることはあるまい。
Nikonの良心…というか、変態的な拘りを具現化したカメラとして、Dfを大切にしていきたいと思う。
Posted at 2020/11/05 23:09:41 | |
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