
せっかくの休日、妙高山の写真でも撮りに行こうかと思って早起きしたのだが、あいにくの雨模様…というか霰まで降ったため断念。タイヤ交換だけ済ませてきた。その後は例によって例の如くカメラ弄り…。我ながら暗いと思う。
タイトル画像はD200。DXフォーマットのカメラなので、装着レンズの焦点距離が1.5倍相当になってしまうデメリットはあるが、見方を変えれば望遠系に強いとも言える機種である。
雨音を聞きながら、宇宙戦艦ヤマト2199を見ていた。嘗て抱いた「波動砲を打つ際に波動エンジンを停止したら、反作用でバックしてしまうのではないか?」という最大の疑問に対して、重力アンカーなるもので艦体をその場に固定するという解(調べてみたら、テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト2」にもその概念はあったらしい)が示されていた。科学の知識がある人間が見れば突っ込みどころ満載なのだろうが、私のような文系人間は雰囲気だけで納得できちゃうのだ…って、今日は波動砲の話がメインではない。

写真はD200にドットサイト照準器を装着したところ。背景はヤマト波動砲のターゲットスコープである。超望遠レンズ使用時、目標をファインダー内に導入するのに苦労するのだが、この照準器があれば比較的簡単である。珍しいものが好きでオリンパスから発売されてすぐ買ったのだが、実際に使ったのは2回だけ。しかも、3年後にニコンから同様の製品が発売される始末。まあ、カメラと情報のやりとりがなされるわけではないので純正に拘る必要はないのだが、ちょっと悔しい…。

要はヤマトを見ていてドットサイト照準器を思い出し、我が家の最長レンズを組み合わせてみたというだけの話である。この形で運用したのは一度だけだが、波動砲で目標を狙う古代進の気分を味わえた…ような気がする。装着レンズは600mm F8のミラーレンズで、ボディのレンズの間に入っているのが1.6倍のテレコンバーターだ。このニコンの古テレコン、野鳥撮影家の中では結構重宝されているもので、MFレンズをセミAFにすることが出来るのだ。ボディはD200だから「600×1.6×1.5=1440mm」という超望遠レンズになるのだ。ま、野鳥や天体くらいしか使い道はない罠。
それにしても、このテレコンTC-16Aが発売されたのは34年前。小改造が必要とはいえ、現行のデジイチに装着できる上、MFレンズをセミAFレンズとして活用できるというのはすごいことだと思う。実用性については疑問符が付くが、こういう製品を生み出した昭和時代…何というか社会に活力があったんだな。ことさらに昭和を美化するつもりはないが、明日は今日よりいい日になるって無条件に信じていられた時代だった気がする。今の若者達が私と同じくらいの年齢になったとき、平成と令和をどのように振り返るのだろう? 娘達に尋ねたい気はするが、彼女たちが五十路に到達する頃、私は既にこの世にいまい。些か残念ではあるが。
Posted at 2020/11/28 22:29:37 | |
トラックバック(0) |
光学機器 | 趣味