
書きかけて寝落ちしてしまった日記。
NHKを受信できなくしたテレビでも受信契約を結び、受信料を払わなければならないという判決が確定したんだそうだ。まあ、多くの人がこのオチを予想はしていたと思うが、実際にそうなってみるとやっぱり腹立たしい話ではある。
デジタル時代なんだから、スクランブル制にすれば一発解決の筈なんだけれど、ヤツらはそうすると契約者が激減することを確信しており、絶対にそちらに舵を切ろうとしない。自分たちが作っている番組に自分たちが価値を見出していないってことだ。情けない話ではないか。受信料に見合う価値があるという自信があるのなら、堂々とスクランブル化すればいい。衛星放送では既にやっているのだから。
受信料の根拠として、NHKが放送網を全国に広げた功績を挙げる人もいる。その功績を否定はしないが、NTT(旧電電公社)の電話加入権もデジタル化の中で有名無実化しているし、NTTドコモの携帯電話保証金も廃止されて久しい。インフラ整備に金がかかったかも知れないが、投資分は既に回収が済んでいるのではないか。
車好きのNHK擁護派(多数とは思わないが、いないことはないだろう…?)は、高速道路を例に挙げて反論するかも知れない。「インフラ整備は終わっていても、維持管理に金がかかるんだ。そのためにも受信料が必要なんだ。」と。だが、高速道路には「使わない」という選択肢がある。使わなければ料金を取られることはないし、もっと言うなら地方高速道に限ってだが「渋滞に遭いにくく運転しやすい」「時短効果が高い」というようなメリットもある。翻ってNHKは? 彼らが錦の御旗にしていた「日本全国何処でも、離島でも放送を見ることが出来る」なんてのは、衛星放送がこれだけ普及した現在、説得力は失われているのではないか。少なくとも、NHKの地上波が受信できる場所で、他の民放が全く受信できないなんていう場所があるとも思えない。何より、そういう場所があるとすれば、そこに住んでいる人間は不承不承NHK契約をするだろう。
テレビ離れが云々される昨今だが、NHKは携帯端末のワンセグ機能やPCのテレビ受信機能、カーナビのチューナーにまで受信契約の魔の手を伸ばしている。頼まれたわけでもないのにネット配信を始めて、ネット利用者からも金を取る算段をしている。テレビ離れの原因は多々あるだろうが、NHKの強制契約・受信料徴収もその一つになっているように思う。
あれこれ書いたが、残念なことに我が家はNHKと契約をしていて、受信料も納めている。インターネットや地デジなど影も形もない時代からだ。とは言え、報道バラエティ化している民放のニュース番組よりもNHKのニュースの方がまだマシだし、各種ドキュメンタリー番組などにも興味深いものは少なくないと感じている。ただ、民放のバラエティの後追いをするようなくだらない番組は廃してほしいが…。
Posted at 2021/12/04 06:55:34 | |
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