
先日、同僚が配偶者(夫)の兄弟のことについて上司に話していた。「私から見て2等親なので…」「2等親の場合は…」と「2等親」を連呼していた。何となく違和感を覚えたが、口を挟むことでもないので聞き流していたのだが、頭の中には「ドラえもん(2頭身)」の姿が浮かんでいた。
「おいおい、それを言うなら2親等じゃないの?」と思ったのだが、ちょっと不安になったので笑い飛ばす前に調べてみることにした。まず、結論としては「等親」という言葉も存在するそうだ。ただ、
現在は「親等」がメインに使われており、「等親」は明治民法制定によって廃止された過去の制度とのこと。
思い切り簡単に整理してみる。詳しい人は、解釈が違っていたら指摘してほしい。
(1)親等は自分と配偶者を起点として世代を数えるモノ。自分や配偶者の両親が1親等、配偶者の兄弟は2親等ということになる。
(2)等親は血縁関係の近さをカウントするモノ。自分を起点として、夫が1等親、夫の両親が2等親、夫の兄弟は3等親ということになる。
彼女が意図的に過去の尺度である「等親」を用いているのであれば数え間違いだ。まあ、明治で廃止された尺度をわざわざ用いる必要性があるとも思えないので、おそらく「等親」と「親等」を混同しているのだろう。確かに紛らわしい言葉だから、間違うのも無理のないことだ。
思わぬところで思わぬ勉強をさせてもらった。同じ失敗を繰り返さないよう、私自身も気を付けていきたい。
Posted at 2021/12/18 10:29:42 | |
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日々の徒然 | 日記