一昨日、西郷輝彦さんが亡くなったそうだ。謹んでご冥福をお祈りしたい。
彼が御三家として持て囃された頃は私はまだ生まれておらず、彼を初めて認識したのは小学生の頃だった。土曜日の昼過ぎから放送していた「どてらい男」というドラマを見るとはなしに見ていて、「この人カッコいいな」と思ったのを覚えている。その後、月曜8時のナショナル劇場「江戸を斬る」シリーズで遠山金四郎役をやっているのを見て、その思いは一層強まった。前述の「どてらい男」にしても、この「江戸を斬る」にしても、彼が主題歌を歌っていた。その甘くカッコイイ声に、子供乍らに憧れたモノだった。
「江戸を斬る」は番組自体も好きだったのだが、主題歌「ねがい」が大好きだった。「た~と~え~今~日のぉ♪」の節回しがとにかく好きで、修学旅行のバスの中でも歌った記憶がある。他の級友がサザンの「いとしのエリー」やゴダイゴの「ガンダーラ」を歌っている中だったこともあり、車内が微妙な空気になったのを覚えているけれど。
昭和は遠くなりにけり。昭和時代を象徴する人たちがどんどん鬼籍に入っている。斯く言う私も、然程遠くない未来にそこに合流するのだろうが、その時が来るまで、喜びと悲しみを胸に抱いて生きてゆくことにする。
Posted at 2022/02/21 20:19:35 | |
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