かれこれ30年以上使った認め印(購入時300円程度)だが、手を滑らせて落としてしまった際、縁が欠けてしまった。脱ハンコが叫ばれる昨今だが、私の分掌では、ハンコをペッタンペッタンする場面が非常に多いのだ。昭和の会社の係長かって感じである。決裁文書に押す認め印が欠けているのでは格好が悪すぎるので、仕事帰りに町のハンコ屋に寄ってきた。冷静に考えると、ちゃんとしたハンコ屋に入るのって20年振りくらいではなかろうか。
認め印なんて百均でも売っているのだが、百均の認め印の印相って、ヒョロッとしていて弱々しい字体のものが多い気がする。欠いてしまった認め印よりも安いってのも貧乏くさいので、理想としては500円くらいのもの(我ながらセコいw)がいいなあと思っていた。しかし、店に入ると真っ先に目に入ってきたのが「110円」の認め印だ。同じ110円でも、百均で買うよりちゃんとしたハンコ屋の品物の方がいいようにも思えたが、もうちょっと良さげなものを…と物色したところ、何と110円の次が1,650円なのだ。んで、その上が3,600円。ちょ、ちょっと待てよ。中間はないのか、中間は!
躊躇っていると、店員さんが「お名前、お探ししましょうか?」と声をかけてきた。ああ、詰んだ…。ってことで、1,650円の認め印を買ってきた。まあ、これまでのものよりも一回り太めだし、印相も力強い感じなのでよしとしよう。300円のハンコが30年使えたのであれば、1,650円のハンコは165年使えるかも知れないではないか。まあ、そんな未来にはハンコ文化は完全に滅んでいるだろうけれどね。

ちなみに、印鑑と言えば
こういうモノを持っている。きちんと銀行印などにも使えるし、実印登録もできるモノなのだが、さすがに職場の書類に押すのは憚られたのだ。残念なことであるw
Posted at 2022/04/01 19:55:40 | |
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日々の徒然 | 日記