
三遊亭円楽氏の訃報のショックさめやらぬ中、
アントニオ猪木氏が死去したというニュース…。高校時代、男子の中ではプロレスが一大ブームだった。我が上越市にも、できたばかりの体育施設に新日本プロレス興行が来るというので、一部男子が大盛り上がりだったのを覚えている。私はあまりプロレスには興味がなく、実況アナの古舘伊知郎の方に興奮したけれど。「おーっと、富岡インターチェンジのような美しいアーチを描くジャーマンスープレックスホールド!」っていう台詞が印象に残っている。
スマホもパソコンもなかった時代だ。娯楽が少なかったこともあるが、脳筋男子達は休み時間になると廊下で卍固めやサソリ固めをかけたり、ウエスタンラリアートだのアックスボンバーだのに興じていた。私はどっちかと言えば北斗の拳やキン肉マンに興味があったガキなので、「北斗百裂拳!」とか「キン肉バスター!」などとやっていた。プロレスごっこに興じていた脳筋男子達と、果たしてどちらが幼稚だったのだろうか。
閑話休題。プロレスには台本があるとか八百長だとか言う人もいたが、当時あれだけ観客を引きつけていたのはショーとして完成されていたからだろう。そして、プロレスをその高みまで導いたのは故アントニオ猪木氏と故ジャイアント馬場氏の功績だろう。新日本プロレスと全日本プロレスの巨星が墜ちてしまった。プロレスファンならぬ私だが、寂寥の感を禁じ得ない。嘗てBI砲と呼ばれたタッグを組んでいた二人、あの世で再会したとき、再びタッグを組むのか。それとも、現世で実現しなかった宿命の対決を行うのか。いずれにせよ、それを見ることが出来ないのが些か残念である。…って、昨日と似たような結びですなw
最後になるが、猪木氏のご冥福を心から祈念したい。あの世でもどうかお元気で!
Posted at 2022/10/01 10:07:44 | |
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