カメラの話ばかりになって申し訳ないのだが、備忘録としてここに書いておく。1年半ほど前、
D700とDfにフィルムシミュレーション風のピクチャーコントロールを入れた話を書いた。最近、頓に稼働率が高くなっている新参者のZ
fcにも同じピクコンを入れることにした。正直言うと、Z
fcにはデフォルトで相当数のピクコンが入っているので必要ないって話もあるのだが、フィルムカメラ風デザインのカメラにはやはりフィルムシミュレーションが必須ではないかと思うのだ。

適用完了。実際は、同じピクコンを適用していても機種によって表現は微妙に異なるようだが、何となく操作感というか機能が統一される気がして気持ちがいいものだ。
ところで、ミラーレスカメラを使い慣れている人からすると「何を今さら」と鼻で嗤われそうなのだが、目から鱗ポロポロの事実が判明。ミラーレスカメラって、ファインダー像でピクコンや絞りの効果が確認できるんだね。デジイチはレンズから入った光をミラーで反射させ、プリズムで屈折させたもの(電子的な補正がない生の像)を見ることになるのだが、ミラーレスはカメラのイメージセンサーに映った画像(実際に記録される画像)を電子的に再現しているんだもんね。撮影前にほぼ正確な記録画像を知ることができるってことか。技術の進歩、ここに極まれりって感じである。
初期のミラーレスカメラは、デジイチに比べてファインダー像が粗いとか、表示にタイムラグがあるとか言われていたけれど、今はそんなことはほぼない。カメラに興味を持ち始めて40年、一眼レフカメラとつきあい始めて38年の私。一眼レフという機構に対して思い入れもあるし、畏敬の念すら抱いているが、ミラーレスの利便性についても素直に認めなくちゃならないなと思う。ちょっと悔しくて寂しいけれど…。
「写真なんてスマホカメラで十分!」と言う人も多い。実際、最近のスマホカメラの性能は凄まじく、一眼レフやミラーレスカメラ顔負けの写真を撮れたりもする。でも、私はやっぱり写真機(死語w)を構えて、被写体に正対して記録したいと思う。偏見だとは思うけれど、片手を伸ばしてスマホで撮影する姿からは、被写体に対する愛情や敬意が感じられないような気がするのだ。もちろん、これは個人的な感想・拘りだから、他の人に理解を求めるつもりはない。同様に、スマホで十分!という言葉を受け入れるつもりもない。そもそも、話し合ったり、譲歩し合ったり、妥協し合ったりすべき内容ではないよね。
周囲にも「スマホで十分」的な考えの人は少なくない。それはそれでいいと思う。ただ、こちらを説き伏せたいのだろうか、妙にムキになるヤツもいるのだ。曰く「スマホで撮った写真が、コンテストで入賞する時代ですよ。」みたいに…。「スマホでもコンテストに入賞する写真を撮る技術やセンスを持った人がいる」ことと「カメラはスマホで十分だ」という主張の間には、随分な距離があると思うんだけどなあ。発言者が入賞した本人だったり、同等の技術やセンスを備えたりしているなら別だけどね。
ピクコンの話から大きく脱線してしまった。最近、色々ストレスが溜まっているので、ついつい愚痴っぽくなってしまった。反省反省。
Posted at 2022/12/03 12:24:23 | |
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