
俳優・声優の志垣太郎さんが、今年3月に亡くなっていたそうだ。彼の名を聞いて、真っ先に思い付くのがベルばらのアンドレの声、そして、ドラマ「あかんたれ」である。くりくりとした目が印象的な人だった。
タイトルにもしたのだが、「あかんたれ」って「あかんべー」のことだろうと思っていた。しかし、調べてみると大阪弁で「弱虫」とか「ダメなヤツ」といった意味の言葉らしい。40数年間、誤解していた。確かに、あかんべーだとしたら主題歌の歌詞とは合わないもんな。
2月に亡くなった西郷輝彦さんが主演していたドラマ「どてらい男」にしても、志垣さんが主演していた「あかんたれ」にしても、別に真剣に見ていたというわけではないのだが、主題歌のメロディや歌詞が澱みなく出てくることに我ながら呆れてしまう。子供の頃の記憶って、脳に深く刻み込まれているのだなあ。…その反面、最近は数日前どころか数瞬前のことをきれいに忘れてしまうことが増えてきた。寂しいものだ。
先日亡くなった渡辺徹さんもそうなのだが、昭和という時代がどんどん失われていくようで寂寥の感を禁じ得ない。ことさら昭和を美化するつもりはないけれど、何度か書いたように、今日よりも明日がいい日になると無邪気に信じられた時代だった気がするんだよね。
話が逸れてしまった。志垣さんのご冥福を衷心からお祈りしたい。オスカール!!
Posted at 2022/12/07 08:32:06 | |
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爺放談 | 日記