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粋太(旧フォル太)のブログ一覧

2023年10月14日 イイね!

AFタクマー

 我が家の最古参レンズは「Aiズームニッコール43-86mm F3.5」だ。1977年製だから、46年前のレンズである。しかし、それを更にぶっちぎる古レンズが我が家にやってきた。「スーパータクマー55mmF1.8」である。こいつは何と1963年製、私よりも年上の60年モノである。オールドレンズ入門に適したレンズということなので、今さら感はあるがメルカリでゲットした。

 スーパータクマーと聞くと「アトムレンズ(トリウムレンズ)」という言葉を想起する人もいるだろう。現在ではまず使われることがないのだが、レンズの屈折性能を向上させるため、放射性物質である「酸化トリウム」を硝材に混入させて作ったレンズのことである。そのレンズが発する放射線は、私たちが日常普通に被曝する値よりもかなり大きいらしいのだが、一日中身に着けていたり、一緒に寝ていたりしても大丈夫とのことだった。しかし、やはり若干の不安はある。…ってなことで、アトムレンズ未使用の前期型を選んだ。

 そして、過日購入したTZM-02に、追加購入した「M42(スクリューマウント)→ライカMマウント変換アダプター」を噛ませて、Z fcに装着したところがこれ。

 先日の日記で紹介したプラナーに比べて鏡胴が細身なので、ちょっと先細りではあるが十分許容範囲内である。何より、60年前のレンズをAFレンズとして運用できるなんて面白すぎる。このレンズを設計した人たちも、予想だにしなかったはずだ。また、このスーパータクマー…というかペンタックスのレンズは、フォーカスリングと絞りリングの回転方向がニッコールと同じ。ニッコールと混在させても戸惑うことがないのは実にありがたいことだ。

 現在のところ、我が家にあるカメラでこのスーパータクマーを装着できるのはZ fcだけである。APS-Cフォーマットのカメラだから、約83mm相当の中望遠レンズになる。日常使いするにはちょっと長いけれど、せっかく買ったことだし、積極的に使い倒すことにしたい。

 自分自身の備忘録として書いておくが、このレンズは「逆光撮影時に出るフレアやゴーストが魅力」ということになっている。それを出すためには、必然的に画面の中に太陽を入れることになる。一眼レフと違い、ミラーやシャッター膜でセンサーが保護されていないので、調子に乗って太陽に向け続けるとセンサーや周辺部品を焦がしてしまうことがあるのだとか…。気をつけねば!

Posted at 2023/10/14 12:18:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 光学機器 | 趣味

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「@NAKAtecさん お疲れ様です。業務用カメラが塩分と水分を補給しながら気合いを入れ直しているような画ですね! ご多用のことと思いますが、寸暇を惜しんで休憩、休養を取ってくださいね。」
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 新潟で白/ガンメタのスイフトに乗っています。車ネタを中心に、日々の徒然を綴っていきます。ご縁を感じ合えた方と、緩やかに交流できたら嬉しいです。数よりも温度を大...
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