
人間の顔とか機械モノって、何となく左右対称の方が見栄えがいいような気がするんだけれど、実際に画像処理とかで完全に左右対称にしてみると、どことなく不気味に見えてくることも少なくない。以前関わったことがあるクライアントで、右の横顔に自信を持っているらしい人がいた。写真を撮られるときはちょっと左に首をひねるのが癖になっていて、よっぽど自信があるんだな…なんて思っていたのだが、自分の顔写真を左右対称にしてみた(クライアント自身で…だ。念のため。)ところ、「うわっ、何この顔、きもっ!」って叫んでいたっけ。
わけの分からない書き出しになってしまったが、カメラの話である。右利きが多い実情だから当然なのだが、カメラの多くは左右対称ではなく、レンズを中心にすると右側が多少長くなっているものが多い。昔、
プラクチカブランドの一眼レフで、左側が長くなっているものがあったが、何だか不思議な感じだった…と言うか、ストレートに言うと気持ち悪く感じた。愛用している人たちには申し訳ないが…。
今回、愛機Nikon Z
fcにサムグリップを装着してみた。後付けのグリップは本体購入と同時に装着済なのだが、サムグリップはカメラ背面で右手の親指の置き場所になる。車で言えば、左足用のフットレストみたいなものだ。私は親指AF(シャッターボタン半押しではなく、別ボタンを親指で押すことでAF動作させる設定)で使っているので、撮影時には親指にも大事な役割はあるのだが、カメラを持って移動しているときなどは、親指が所在なく感じることが多かった。んで、サムグリップを付けた状態がこれ。ホットシューから向かって左方向に伸びている銀色のパーツである。

ブランド名や品番が入っていないシンプルな商品だが、違和感と言うか異物感は半端ない。ただ、親指の落ち着き先としては悪くない。後は見慣れるだけだ。ちなみに、片側だけ長いパーツがあるのを見ていると、バブル期のお姉さん方のヘアスタイルを彷彿とさせられる。んじゃ…と、左右対称にしてみた。メーカーロゴだけはそのままでw

何と言うか、カメラというよりも水牛みたいになってしまった。やっぱり左右が揃っていればいいというものでもないらしい。
Posted at 2024/01/20 12:17:19 | |
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光学機器 | 日記