
タイトル通りだと『私は納豆ではない。』となることは承知している。しかし、私にとって納豆は好きではないというレベルではなく、細胞・遺伝子レベルで拒絶反応を示してしまう物質なのである。しかし、人間ドックに行くとほぼ必ず「脂質異常症」と判定され、食事指導で「納豆を食べるといい。」と言われるのである。体にはいいのかも知れないが、心に悪い!というのが正直な気持ちである。子どもの頃、父から「ほら、ピーナッツだよ。あ~ん。」と騙され、口の中にたった一粒放り込まれただけで悶絶してしまった。最後に納豆を口に入れたのは大学生の時。後輩が寿司(含む納豆巻)を持って遊びに来たため、無碍にもできず、嘔吐きながらお茶で流し込んだのを覚えている。もう、35年も前の話である。それ以来、一粒も食べていない。
今年の夏、また人間ドックを受けることになった。少しずつ間食を減らし、食べる量をセーブしていくつもりだが、また「納豆食え!」って言われるんだろうな…と思うと憂鬱である。ヌルヌルしていなくて、ネバネバ糸を引かなくて、鼻をつく刺激臭さえなければ、納豆だって口にできないことはないと言えなくもないかも知れない。ってなわけで、買ってみたのがナットウキナーゼのサプリ。今をときめく小林製薬の商品だが、紅麹は一切使われていない。個人的に、小林製薬のネーミングセンスは好きなので、何だか応援したくなったってのもある。
恐る恐る開封し、怖々臭いを嗅いでみたが、あの刺激臭は全くなかった。噛まずに飲めって書いてあるし、カプセルだから味もなく飲み込みやすい。何より、一日一粒でいいというのが助かる。これから2ヶ月半の間、飲んでみようと思う。正直、劇的な効果などあるまいが、飲んで害になることもあるまい。そもそも、私が自分の体内に「ナットウ」を冠する物質を取り入れようと思うことなど、この先一生ないかも知れないのだから。…全盛期の
桜井幸子さんが、箸で一粒摘まんで「あなたのことが、ずーっと、ずーっと、好きでした。幸子はナットウ♡」って微笑んでくれたら食べるかも知れないけどw…って、我ながらキモいな、マジで。
Posted at 2024/05/10 19:53:29 | |
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日々の徒然 | 日記