仕事が忙しくなると、買い物をしたくなる悪い癖がある。ここはみんカラだから、本来は車用品を買おうかと悩んでいる話を書くのが筋だと思うが、実は今の愛車には結構満足しており、今すぐどうしても欲しい用品はないのである。次に…となるとカメラ用品、それも交換レンズということになってしまう。買わないと死んでしまうわけではないのだが、欲しいと考え始めるとどうにも止まらなくなってしまう。我ながら度し難い人間である。
今、気になっているのが「35mm程度のマクロレンズ」と「400mm程度の望遠レンズ」である。もちろん、重度の慢性金欠病を患っている私だから、メーカー純正の新品にはおいそれと手を出せない。ってことで、キタムラの中古とかヤフオクとかいう話になる。両方に同じ程度の品物があれば、当然前者で購入する。後者を使うのは、きちんとした店舗に品物がない場合のみに限られる。そして、欲しいと思っているレンズの在庫はキタムラにはなく、やむを得ずヤフオクウォッチをしているというわけだ。
ヤフオクでは欲しいレンズが複数本、容易に見つかるのであるが、いつものことながら胡散臭さ全開の商品説明が多くて閉口する。未だに「塾生」と呼ばれるような連中が跋扈しているのだろうか。
「凄まじい美観」ってなんだろう? 凄まじいって、恐ろしいとか激しいとかいう様子の形容であって、美しさの説明には不向きな気がするんだけどなあ。「俺の彼女、凄まじいルックスだぜ!」って言われて、「美人・可愛い女性」を想像する人は多くあるまい。加えて
「~♪♪」だ。親しみやすさの演出なのかも知れないが、商売人が使うと軽薄さしか感じない。魅力的な品物であっても手控えてしまう。
「各リングもスムーズ」とか書いてあるけど、AFレンズで絞り環もないタイプのレンズなんだよね。ま、この出品者の他の出品物にも同じことが書いてあるから、使い回しなんだけろうけどさ。んで
「専門店にて動作確認」か。素直な人がこれを読むと「なるほど、専門店で点検を受けて合格した商品なのか!」と思っちゃうだろう。しかし、そんなこたぁない。キタムラを始め、中古品を扱っているカメラ屋では、販売に際して客自身に操作・確認させることが多い。後になってクレームを付けられないためにやっている儀式のようなものであろう。つまり、この出品者が「出品に際して、わざわざカメラ屋に持ち込んで点検を受けた」のではなく、「出品物を物色に行ったカメラ屋で、金を払う前に店員の前でちょこっと弄ってみた」ということである可能性が非常に高いのだ。まあ、ジャンク品でない限り、販売店でも検品はしているだろうから、あながち嘘ではないのかも知れないが、誇大広告ではあると言えよう。

ここまで来ると笑えない。
「カビ曇り見られます」って、どのような保管状況だとカビが生えるのだろう。私が持っているもっとも古いレンズ(50mmF1.4s:36年前に購入し、25年以上室内保管)だってカビなんか生えていないのに…。それなのに
「大切に使って頂ける方に落札して頂きたいと思っています!」だそうだ。カビを生やすような扱いをする人、カビレンズを売っているような人には言われたくない。とどめは「送料一律1,500円」な。どんな巨大な箱に入れるつもりなんだよ。
別に出品者個人に恨みがあるとか、馬鹿にしてやろうとかいうつもりはない。こうやって難癖を付けることで、自分の物欲にブレーキをかけようとしているだけである。不快に感じる人がいたらご容赦いただきたい。
Posted at 2020/09/05 18:35:46 | |
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