
仕事が混み合ってくると買い物をする…。私の悲しい性癖である。今回も性懲りもなく交換レンズを買ってしまった。注文翌日に届くというスピード配送。Amazon恐るべしw 画像のように見慣れないロゴが書かれた箱に入っていた。YONGNUO(ヨンヌオ)という中華メーカーらしい。スペックは40mmF2.8、ニッコール純正だとDXマクロレンズになってしまうのだが、これはFX対応のレンズ。価格は聞いて驚けの10,600円である。それも新品ですぜ。

箱から出したところ。小ぶりで可愛らしい筐体。どこかで見たようなデザイン(Canonと
Nikonが混ざったような感じ)な気もするが、そこは敢えて突っ込まないでおく。かなり厚ぼったくてパンケーキレンズとは呼べないが、全長45mmとコンパクトで重量はわずか130g。しかもAFレンズなのだから文句などない。40mmという焦点距離も、D200に装着すればFX換算で60mm。準☆標準レンズとして使えそうである。…きちんと動作すればの話ねw

D200に装着したところ。保護フィルターは手持ちが銀枠しかなかった。ちょっと違和感があるが、あまり気にしないことにしよう。全長は短いがフィルター径が58mmなので、D200とのマッチングも悪くない。AF動作は最初は動きが渋かったが、使っているうちにスムーズに動くようになった。合焦速度や精度は純正Gレンズに全く叶わないが、激しく動く被写体を追うのでなければ大丈夫だと思う。

このレンズ、信じられないところにUSB端子が付いている。何とレンズの銘板部分に…である。真っ当なデザイナーなら、こんなところには付けないだろう。しかし、10,600円のレンズなのにファームアップができるというのは色々な意味ですごいことだと思う。早速ファームアップ!と思ったが、既に最新ファームが適用されていた…。残念である。次なるアップデートを待ちたいと思う。あるかどうか分からないがw
このレンズの一番の特徴は何か? そう問われたら、私は迷わずこう答えるだろう。「詐欺まがいの無駄なギミック」だと。下の写真を見てほしい。

分かりにくいかも知れないが、左の写真の距離指標を見てほしい。ピントを∞に合わせた状態である。∞の右隣に1.5mの表示が見えるだろう。このレンズはニコン純正レンズと同じく、フォーカスリングを左に回せば近くにピントが合い、右に回せば遠くに合うようになっているように思える。私は製品写真を見てそれを確認した上で購入したのだ。ところが…である! 右の写真を見てほしい。フォーカスリングを右に回したところなのだが、距離指標は何と1.5mを超えて0.6mの表示が見えているではないか。つまり…だ、このレンズはフォーカスリングを回す方向と距離指標の回る方向が逆になっているのだ。フォーカスリングを右に回すと、距離指標は左に動く!! 無論、左に回せば右に動く!! この気持ち悪さは、実際に操作してみないと理解できないだろう。恐らく、コピーしたCanonのレンズを
Nikon向けに手直しする際、フォーカスリングの回転方向を変更することをせず、見た目だけ
Nikon風にしたようだ。まさか、そんな気色悪いギミックを搭載しているなどとは想像もしなかったため、すっかり騙されてしまった。このレンズ、AFオンリーで使うことに決定!
今日は意表を突いた攻撃を受け、軽い放心状態になってしまった。撮影時のインプレなどは、機会があれば後日書くことにする。
Posted at 2020/12/14 21:15:12 | |
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