
このところ、ジメジメした気候が続いている。気象庁によれば、今年は梅雨入りが早く、しかも長梅雨になりそうだとか。私の数多い弱点の一つが「暑さに弱い」こと。例年のことながら、この時期は本当に憂鬱になる。そして、その憂鬱に拍車をかけてくれるのがこの封筒。「自動車税(種別割)納税通知書」である。
自動車を保有していると多くの税金が課せられる。嘗ての自動車は所謂贅沢品であったが、最近は「一家に一台」なんて家はほとんどなく、「家族一人一台」がスタンダードになっているのではなかろうか。保有台数が多い家は、毎年非常に憂鬱になるだろうな…と感じる。私にも他人を思い遣るような余裕などないのだが、一先ずご同情申し上げる。
みんカラの中でも採り上げている人が多いのだが、毎年この時期になると繰り返されるのが
この手の記事である。確かに車関係の税金は安くない。持っているだけでも金はかかるし、実際に運転すればガソリンも消費する。高いガソリン税に加えて、二重課税の消費税も払わねばならない。それらの税金を「世の為、人の為、お国の為に喜んで払っている!」という変態は多くあるまい。少なくとも、私の周囲には一人もいない。私もこの手の記事が出ると「そうだ、その通り!」と快哉を叫び、JAFのアンケートなどにも積極的に応じてきた。でも…状況は変わらない。そりゃそうだ。国が一度掴んだ金蔓を手放すわけはないのだから。
私の車は2000cc、自動車税額は39,500円だ。来年からは15%の増税になる。端数がどうなるかは分からないが、6,000円弱の増額だ。新しい車に買い換えさせるための施策なのだろうが、古い車を大切に乗り続けている人間にとって、決して愉快なことではない。でも、その6,000円を惜しんで新しい車に乗り換えるなんてのはナンセンス。確かに6,000円は安くはない。ブラックサンダーなら180個、吉野家の牛丼大盛なら10杯チョイ。でも、私の車で言えばガソリン満タン1回分に満たない。…つまり、その程度の額でしかないってことだ。バブル期の英会話教材の売り込み文句ではないが、1日で考えてみれば6,000÷365≑16.43円。目くじら立てるほどの額ではないよね。
自動車税は毎年同じ時期に徴収されるんだから、計画的にお金を用意しておけばいいだけのことだ。文句を言っても現状は易々とは変わらない。であれば、税金を払いながら車を所有し続けるか、車を手放して自動車関連税から自由になるか、その2択しかない。私にとっては後者の選択はあり得ない。公共交通機関が脆弱な地域住まいであるし、何より車が好きだから。…というわけで、嫌なことはさっさと済ませてくることにする。
Posted at 2021/05/22 10:11:32 | |
トラックバック(0) | クルマ