
暫く振りにヤフオクでレンズを落札してしまった。「…しまった」と書いた通り、ちょっと後悔しているというか、不安を感じ始めている。落札したのはタイトル画像のレンズ「
AF Zoom Nikkor ED 28-200mm F3.5-5.6G(IF)」だ。既に黒い方は持っているのだが、今回は銀の方を落札してしまった。デジカメ移行期の
Nikonでは、数本のキットズームを中心に黒と銀の同時展開をしていた。カメラボディの色と合わせてくれということだったようだ。正直、
Nikonのデジイチ(或いはプラ外装銀塩機)で銀ボディが設定されていたのは普及機・廉価機が中心だったし、キットズームということもあり、銀レンズの仕上げも上品質とは言いがたかった。
私が所有する一眼レフ(F2、D200、D700)も黒ボディだったので、これまで銀レンズには興味がなかったのだが、数年前に銀Dfを買ってしまって以来、そうも言っておられなくなった。何と言っても、DfというカメラはこれまでのFマウントニッコールの多くを装着して、露出計連動で使用できるという唯一無二と言っていいデジタル一眼レフである。必要以上にレンズを交換して遊びたくなる。…要は銀色のレンズを着けたらどんな感じになるかなという誘惑に負けてしまったのだ。
最近、Z fcという機種がデビューして注目を浴びているが、あくまでもミラーレス機であって、Fマウントレンズをそのまま装着して嘗ての銀塩気分を味わうことは出来ない。Fマウントレンズも装着は出来るが、Zマウント径が巨大なことに加え、アダプタが挟まる関係で不格好(特にカニ爪付きのニッコールの場合)になることは避けられない。…と、うっかり買ってしまわないように自分に言い聞かせているw
閑話休題。落札したレンズは出品者基準では「A」ランク。「A
+(新品同様)」に次ぐ「美品」という位置付けの品である。中古品なのだから、筐体の多少の使用感や傷などでガタガタ言う気はない。問題はレンズ部分の程度だ。

出品者曰く「レンズ内もカビ、クモリ無く、綺麗な光学です
、」とのこと。落札してから何だが、レンズ(硝子部分)を光学って呼ぶのっておかしいよな。光学部品とかなら分かるんだけど。しかも、上の方を見ると「
微細なキズ、サビ、カビ等の記載していない劣化もございます、」と書いてある。矛盾してないか? それに、本来句点(。)を打つべき所に読点(
、)を打っているのも気になってきた。そう言えば、12年近く前になるが、「レンズ表面や内部に傷・汚れ・カビ・曇りなどはありません。レンズ内の塵も私の確認では発見できませんでした。」という商品説明だったにも拘わらず、盛大にカビたレンズを送り付けられた(無事、返品&返金となったが)ことがあったっけ。この出品者は大丈夫かな?
何らかのことを為した後、男性が興奮状態から冷静状態に一瞬にして移行することを「賢者タイム」と呼ぶ。私も過去にレカロシートやアルミ&車高調整を注文した直後にそれを感じたものだ。その時は実際の品物に満足して、現在に至るまで快適に使用している。今回のレンズについてもそうであってほしいものだ。
Posted at 2021/11/20 11:03:20 | |
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