家計負担、7600円軽減 恩恵に地域差、脱炭素逆行も ガソリン暫定税率廃止
旧暫定税率廃止が現実のものとなりつつある今、リンク記事のようにマイナスイメージを刷り込もうとするかの如き記事が垂れ流される。「ガソリン価格は他の国よりも高いとは言えない」「恩恵には地域差がある」「脱炭素化目標には逆風になる」だの、廃止するって決まった今、そんなことを言って何になるというのだろう。「暫定=一時的(当初は2年間の予定だった)」と銘打った税率で半世紀以上徴税し続け、途中から道路関連以外にも使える便利な財源に切り替えるという詐欺まがいの行為をしてきたことへの批判や、政府の暴挙を止められなかった自分たちへの反省はないのかね?
他の国よりも高いとか安いとか、何か関係あるの? じゃあ、他の国よりも高いモノがあったら、安い国に合わせて安くしている? そんなことをしているのは一部の家電量販店だけでしょ? 同じように暫定税率廃止に批判的な玉川某は「
需要と供給で価格が決まりますから。」って言ってるじゃないか。他国との比較で決まるわけじゃない。冷静に考えれば、現在ガソリンが高いからといって、流通や通勤を控えめにしている人なんかいない。燃料が安くなったからといって、大幅に消費量が増えて品薄になるなんてことはなかろう。必要な人は高くても使っているのだ。ガソリンは、パンがなければケーキを…みたいに代替が利くモノではない。
恩恵には地域差がある。そんなの、当たり前じゃないか。公共交通機関が充実している都市部に住んでいる人は、自家用車なしでも生活が成立し得るんだから。生活の中での自家用車のウエイトが変われば税負担額も変わる。至極当然のことだ。都市部の人に恩恵が少ないってことは、都市部の人はこれまで軽い負担で済んでいたってことじゃないの? 公平性に全く問題はないはずだ。旧暫定税率廃止に伴って都市部の人の負担が増えるわけではないのだから、ゴチャゴチャ言わなくて宜しい。
脱炭素…これもまやかしだ。電気自動車は確かに個人が運用する際にはガソリンは使わないし、二酸化炭素を排出することもない。しかし、製造過程ではどうなの? 充電に用いる電気の発電時は? バッテリーを作る際のエネルギーは? 加えて「排出量取引制度」なんていうまやかしで、見た目の排出量を抑えている現実もあるでしょ? 金で罪(CO
2排出)を精算しようなんて、中世の免罪符かよって感じ。
「税収減=悪」という考えに凝り固まっている連中と、その片棒を担ぐ連中が何を言おうと、方針は既に決した。正直、劇的に安くなるとは思っていないが、今より高くならなければ良しとしたい。隣県のガソリン価格調整談合疑惑ではないが、暫定税廃止後に儲けようとする輩や、どさくさ紛れに新しい税を創設しようとする輩を監視・掣肘することこそ「社会の公器」を標榜するマスコミの仕事だと思うのだが如何に?!
Posted at 2025/11/01 10:51:56 | |
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