12月18(土)に開催された第20回 エイトリアンカップ2010Winterに参加しました。TC2000を走るのは2009年2月1日 エイトリアンカップでクラッシュして以来なので約1年10ヶ月ぶり。あのクラッシュでのダメージが思った以上に深刻で、STD-5MTの修理復活を諦め、MSV1に乗り換えて1号機のパーツを移植して今に至ります。
あれ以来TC2000はトラウマなのですが、サーキット走行を再開した以上、いつまでもTC2000の走行から逃げるわけにはいかないと思い、自分の気持ちを整理するためもあって今回エントリーを決意しました。トラウマを払拭しリベンジを誓う。今回は自走で家まで帰宅するのが最大の目標。今回は前回と違いDSC ONでの走行ではありますが、もし今回もクラッシュしてしまう事態になれば、金銭的にも気持ち的にも復活は困難で、その際は8を降りる覚悟で臨みました。
今回のエイトリアンカップは午後からなので土曜日の朝出発でもよかったのですが、当日渋滞で時間に追われたくないのと、車と人間の両者とも万全の状態でTC2000を走りたいので、筑波サーキットの近くに宿を取って前日入りする事にしました。車の方は、宿へ行く前にR Magicに寄ってプラグ(2万km走行)とオイルを交換してちょっとリフレッシュ。人間の方は風邪気味だったので、宿で9時間ほど睡眠を取りました。
途中コンビニに寄って筑波サーキット到着。12時になったのを確認して筑波サーキットの場内に。現地で荷物下ろしたりゼッケンを貼ったりしていたらあっという今にブリーフィングの時間に。事前に準備しておいて正解でした。
ブリーフィングが終わりいよいよ走行開始。Aクラスの中で一番申告タイムが遅いので、最後尾スタート。今回の課題は、スムーズに走る事ととにかく無理をしないこと(特にコーナー立ち上がり)を頭に入れてコースイン。完熟走行が終わってアタック開始になると、あっという間に先頭グループに追いつかれました(汗 こりゃ堪らんと思い、ウインカーを出してひたすら後続をパスさせて伺うもなかなか空いたスペースが見つからない。うーむ、どうしたものかと考えたところ、みんな私より速いのだから誰かの後ろに着いて走ればいいじゃないと思い、適度なところを見計らって他の8の後ろに着きアタック開始。
前の車の走行ラインを勉強しつつ引っ張ってもらおうと思って後ろに着いて走っていると、1周した時点でウインカーを出されてパスさせられました。煽っているように思われたのならすいません(汗 その後、スムーズな運転をテーマに走ってみましたが、自分が思い描いた走りがなかなかできず苦戦を強いられました。自分の走りと周りの状況を確認しながらの走行に必死で、タイムを確認する余裕がありませんでした。
その後何周かアタックして、タイヤ的にも自分の集中力的にも限界に近づいてきたので、チェッカーフラッグ前に走行を終わらせて集合場所に戻ってラップタイマーを確認してみると、
え?8秒台!?
今回の走行はリハビリがメイン。でも、できたらシングル入りできたらいいなとは思っていたのですが、久しぶりのTC2000の走行+DSC ON+純正ファイナル+純正デフでいきなり8秒台が出るとは思ってもみませんでした。しかし、スムーズとは程遠いあんな走りで8秒台が出たのが不可解で納得がいきませんでした。
空気圧ですが、1週間前にスパ西浦で得たデータを元に調整した結果、第1ヒートはほぼバッチリでした。
今回のエイトリアンカップの走行本数は2本なので次が最後。前回は思ったよりタイムが伸びない事にイライラしてしまい、そんな状態で最終ヒートに入ってしまった結果がクラッシュでしたので、今回はなるべく冷静な状態で走行開始するよう努めました。第1ヒートでタイムも出しているのだから、第2ヒートで無理して走る必要がない、今回自走して帰宅する事が最優先と自分に言い聞かせます。
第2ヒートは上手い具合にアタックを開始できたのですが、思うようにタイムが出ない。8秒台どころか9秒台にも入れない。また、空気圧が思ったより上がらなく(エアモニで確認)、これが致命的。第1ヒートが終わった後に空気を抜いたのですが、それが裏目に出てしまいました。こうなるとタイムアップできる要素が少なく、運転もどんどんラフになっていくのが自分でもわかりました。
タイムを気にして走ると逆にタイムが出ない病が今回も発病。最近毎回そうなのですが、タイムを出すぞと気合を入れて走ると動きが硬くなるみたいで、ことごとくタイムが出ないのです。「タイムアタックはリズムを作るコトが大事。息を詰めて決死の覚悟じゃ結果は出ない」という言葉が心に響く。
一度ピットインして気持ちを落ち着かせるかと思いましたが、空気を抜くならともかく補充している時間はないのでどうしようかと思って走行していると、レボリューションの3ローターの車が私の横をズバッを抜いていく姿を見てヒヤリとして、気持ちが完全に崩れてしまい、そのままコースを出て走行終了にしてしまいました。走行時間が半分近く残っていたので、スタッフの人にそこまで戻らなくてもピットロードで停止できますよとアナウンスされてしまいました(汗
TC2000を走る機会はあまりないので、ベスト更新が難しい状況でも走行終了時間まで走って練習するのが本来すべき行為だと思いますが、今回は自走して帰るのが一番の目標だからという言葉を逃げに使ってしまいました。そういえば、最近チェッカーフラッグを受ける前に走行終了させてしまう事の多い事。もっとメンタル面も鍛えねば。
しかし、私が走行を終えたその後、コース上でアクシデントが起きました。レボリューションデモカーと他の参加者が接触&デモカーが迫ってきたために避けるために他者と接触という内容です。詳しくは、ハンクラさん仕込みさんのブログをご覧下さい。
https://minkara.carview.co.jp/userid/497551/blog/20805084/
最後まで走り続けていたら、私が接触されてしたかもしれないと思うとゾッとします・・・。
上記のトラブルは遭ったものの、赤旗は一度も出ず走行会もレースも無事終了。今回のベストタイムは第1ヒートの1'08.933でMOREクラス4位で表彰されました。総合リザルトはこちらです。
http://rte.up.seesaa.net/PDF/2010_1218_8cup_result.pdf
今回8秒台に入ったものの、7秒台を目指すとなると流石にDSC ON+純正デフでは厳しい物がありますので、今後は8秒台をコンスタントに出すことが目標です。DSC ONでのサーキット走行に否定的な人もいますが、私は今後もこのスタイルを貫きます。
TC2000でシングル入りは前々から一番の目標でしたので、今回達成できてとても嬉しいです。TC2000以外だと、スパ西浦で3秒台、岡国で2分切り、鈴鹿フルコースで2分40秒切りが目標でしたので、4つとも今年で全て達成できました。今後は、TC2000:1分8秒台をコンスタントに出す、スパ西浦:1分2秒台、岡国:1分56秒台、鈴鹿フルコース:2分37秒台、美浜サーキット:48秒台を目標に頑張ります。
タイムを出したとはいえ、やっぱりTC2000は怖い。途中何度かコースアウトしそうになったので、走り終わった後もその恐怖感を完全に払拭できませんでした。来年の2月のエイトリアンカップは走るとまた刺さりそうな気がするので欠席します。なので、TC2000を走るのはまた1年後かな。それまで他のサーキットでドラテクを磨きたいと思います。
とにかく今回は自走で自宅に無事帰ることが出来たのでそれが何よりです。無事帰宅できればまた挑戦する機会はありますから。
今回の車載はこちら。
LAP TIME 1'08.933
sec1 28.284
sec2 28.429
sec3 12.220
Speed 152.284
VIDEO
http://www.youtube.com/watch?v=-mygo_aqcKA
動画の下部に表示される独り言コメントは、画質の720pの左隣にある噴出しマークを押すと消えます(YouTube本家のサイトのみ対応)。カメラに映っている他の車のナンバープレートの数値が確認できてしまう箇所にはぼかしを入れてます。相変わらずsec3が遅い・・・。
最後に、エイトリアンカップ最高っ!
Posted at 2010/12/27 00:10:37 | |
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【車載】 筑波サーキット | 日記