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2011年05月31日

蒼のエーテル

蒼のエーテル マクロスF #21 「蒼のエーテル」

ランカが大きな決断をした回です。
 

#19 ~ #22はED曲がその回のタイトルになっています。
そして、各曲の内容が各話と密接に結びついて意味を成しています。
これこそが「マクロスF」の醍醐味ですね♪

今日の記事は「マクロスF」の根幹に触れたものになります。
少しお付き合い下さい。

 
さて、「蒼のエーテル」の前に一曲復習しておきたいと思います。

「アナタノオト」です。
#19のライブでランカが歌った曲ですが、等身大の素直な気持ち、アルトに対する気持ちが詰まった歌だと思います。
これが伏線になっているのではないでしょうか?
最終話のタイトルになっている事からも、特別な歌と感じています。
 
 

 ランカへの愛情がこもった編集ですね♪
 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
 
 
さて、本題です。
  

ここでいきなり真髄に迫ります!

皆さん、「マクロスF」の主人公は誰とお考えでしょうか?

 
「アルト」?それとも「シェリル」「ランカ」を含めた3人?

「三島」や「グレイス」なんて観方も面白いかもしれませんね?

「主人公」という言い方は相応しくないかもしれませんので、「中心人物」としましょう。
 
最近になって私の中で達した結論なのですが、確実にひとり居ます。

 
   ランカ・リーです。

 
あくまでも私個人の考えですが、これで全てがすんなりと解決したのです。

 

「マクロスF」の基本コンセプトに「2人の歌姫の成長過程を描く」というのがあります。

「シェリル・ノーム」は既に銀河の歌姫として活躍している。

「ランカ・リー」はシェリルに憧れて歌手を目指し、夢を叶え、そして運命に巻き込まれて行く・・・


 
キャストも等身大である必要性がありました。

「シェリル・ノーム」役は既に歌手として才能の片鱗を見せ始めていた「May’n」さんが起用されました。この子を作品内で開花させようと。
これが全ての始まりでした。

対する「ランカ・リー」は「May'n」さんとは真逆の声質を持ちながらも相性が良い必要がありました。
オーディションで選ばれたのが「中島愛」さんです。
  
 
 
 

「May'n」さんと大きく違うのは「声優アーティスト」という事です。
つまり「ランカ・リー=中島愛」が誕生したのです。

作品内でキャラクターとして成長するランカと共に、愛さんも成長しました。
 
「マクロスF」とは「ランカ・リー=中島愛」の成長記録でもある気がします。
なので、中心人物と捉えたのです。

こういう言い方は何なのですが、「May'n」さんもかなり成長しました。しかしそれは河森監督、菅野さんにとっては最初から信じていた事。
 「彼女が売れていない未来は最初から見えなかった」と言わしめるくらい。


しかし、「歌パート」のみですから作品製作自体にはほとんど触れていないんですよね。 それでいてキャラへの感情移入や咀嚼力がズバ抜けているから「シェリル」が世界中で愛され、「May'n」としても愛されているのですね。



_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
 


さて、何でこんな話をしたかというと、TV版はこの辺から「ランカ」中心に動いているように思えてならないのです。

シェリルは既に病魔に侵され、地位も無くし、ズタボロになっています。
政府をはじめ、色々な力がランカを利用して事を成そうとしています。

そんなランカの葛藤、自分の不可解なチカラ、運命、アルトへの想い等々が複雑に絡み合って押しつぶされそうになります。

それでも「強くあろう」と思い、自分の運命に立ち向かって行きます。
そんな中、アルトへの確かな想いに気付きますが、アルトはそんな気持ちに気付いてくれません。それどころか皆と同じにランカを追い込みます。

居たたまれない想い。そして「もう歌えない」と言う。。

そして「アイ君」が成長し、ヴァジュラであることを知る。

目の前で殺された大勢の人々。そして自分がヴァジュラをおびき寄せて一斉に駆除した作戦。もはや心の痛みは限界です。


深夜3時。想いを伝えるべくアルトを公園に呼び出しました。

紙飛行機の作り方を教わり、飛ばしたランカ。
何故アルトは空を飛びたいのかを知る。

そこに現れたヴァジュラと化したアイ君。
手には飛ばした紙飛行機。

アルトは敵だと言う。殺そうと必死。
ランカは「この子は何も悪いことをしていない」と立ちはだかる!
 
すれ違う2人・・・

そこへ現れたブレラ。「ランカ、お前の望みを言え!俺がかなえる!」

ランカの決断。。アイ君を仲間の元へ帰すと。

ブレラと共に飛び立つランカ。必死に引き止めるアルト。だが惨めだ。

ランカは言う。「本当はアルト君と行きたかった」「好きでした」

それを伝えたくて呼び出したんですよね。
S.M.S.に所属するアルトがそんな勝手な行動が出来るはずはありません。
そんな事はランカが一番知っている。。
 
でも、オズマも消息不明。(扱い)ナナセも重症。行き場が無かったのでしょう。
ちなみに、この2人に対して置手紙をしています。読まれる可能性は無いのかも知れませんが、既に決断していたのでしょうね?

更に注目なのはブレラの行動。
これは「兄」としてなのか?それとも全て「グレイス」の手の内なのか?
 
  

ED曲が流れますが、先の「アナタノオト」から繋がる一連の流れを感じながら聴いてみて下さい。

中島愛さん、武道館Ver.です。 




如何でしょう?

この場面の為にある曲だと思いませんか?
 
彼女もこの曲は大切にしているそうです。

「蒼のエーテル」とはこの場合、「空」を示していると思います。
「空」とは大気のある場所といった意味で捉えましょう。アルトはそこを飛ぶのが生きがいなのです。
もちろんこの作品の場合は「宇宙」「銀河」といった大きな意味まで含まれます。


「蒼い旅路」・・・アルトと共に行きたかったという想いが詰まって聴こえます。

 
冒頭の「わたしのなまえをひとつあげる」とはどういう意味なのでしょうね?

違約かも知れませんが、「中島愛(めぐみ)」から「アイ君」という名前が付けられたと考えれば、そのまんま「アイ君」の歌になってしまうから不思議^^;
 
やはり今回も泣けるEDでした。

(追記)
愛さんの次にMay´nさんがスタンバイしているのにお気付きでしょうか?
そのまま『ダイアモンド・クレバス』につなげるセトリを組む辺り、菅野さんが同列の曲として扱っているというコトですね♪


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

ところで、こんなにたくさん「マクロスF」について語ってきた私ですが、「ランカ」について語ったの初めてだってご存知でした?(笑)

やれば出来るんですねぇ。

ま、ちょっと前までは考えられなかったコトです!
今回は今の自分に挑戦してみました。

 異論、ご意見などございましたら是非おっしゃってください。
 
長文、お付き合いいただき有難うございました。


  
 

次回、#22「ノーザンクロス」

こりゃまた・・・

オレに書けるかなぁ? 

 
ブログ一覧 | マクロス | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2011/05/31 00:27:14

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この記事へのコメント

2011年5月31日 1:23
…なるほど…テレビ版はそういえば
そんな感じがしますね。

劇場版はアルト中心でしたが。

蒼のエーテルは、昨日のブログを
拝見して、気になっており、今日ドライブの
最初に聴いてました…(^_^;)

だんだん、トラップに引っ掛かってる
気がしてきました…(^_^;)

マクロスFにおいては、部長とまめぐ、
表裏一体ですね。
どちらかだけでは絶対に成り立たない
絶妙なコンビネーションです。

まだしばらく続く、マクロス熱です…(^_^;)

ノーザンクロス、是非語ってください♪
コメントへの返答
2011年5月31日 1:35
こんばんはぁ!お待ちしてました^^;

劇場版を観まくって、TV版に戻る。
またまた新たな発見がたくさんあり、楽しいですよ!

当初は不完全燃焼だったTV版ですが、今観るととても良い出来で劇場版以上に感動しています。

もちろん、劇場版も素晴らしいですが、切り口が違うので比べないほうが良いでしょう。

毎週観る度に書いてますね。もはや義務?
今回はスルーしようかと思ったのですが、1日頭にやり残し感があってあんな記事をww

トラップでは無いですよ!必然性?
というか、そちらのブログで何だか盛り上がっているし??楽しそう!!

メイさんとまめぐさん、どちらもマクロス以外の曲を聴いてから戻ると更に聴き幅が増えて楽しめます。

ノーザン・・・重いなぁ。。
ダイクレで気力使い果たしたし。。
南斗水鳥拳でいいっすかね?w
2011年5月31日 17:38
「蒼のエーテル」は中島愛さんの先輩(菅野さんつながりで)にあたる坂本真綾さんが詩を送った曲ですね。

劇中ではランカの母親役を演じられていたので、まさに母が娘に送ったようなイメージでした。
真綾さんバージョンは彼女のアルバムに収められていますが、まさに母から娘へのメッセージ的な歌い方でした。対して愛さんバージョンはその思いを受け継いで正面から好きな人に思いを告げるような歌い方でどちらも印象的です。

マクロスFは「時々立ち止まりながらも駆け上がっていく少女ランカ・リー」と「本当の自分を求めて駆け下りていく少女シェリル・ノーム」、そして「思いのままに生きることを求めて苦しみながらも前に進もうとする少年早乙女アルト」の3人の物語だと僕は思っています。もちろん、そこに散りばめられた様々なキャラクターの物語があって、その一つ一つにも重みがあるからこそ、ストーリーとしての深みがあるんでしょう。

明日は休暇なので、久しぶりにTVシリーズを通しで見直してみるかな?って思ってしまう素敵なブログでした。

長文、失礼しました。

コメントへの返答
2011年5月31日 21:53
貴重なご意見、有難うございました。

まさしくその通りだと思います。
ワタシの意見は若干暴走気味なのでお気になさらず・・・^^;

まーやさんver.は確かに大人らしい歌ですね。
全く違う印象ですがどちらも好きです。
今回の内容に対しては軸がブレてしまうのであえて触れませんでした。

「マクロスF」の基本線は「トライアングラー」であるコトは間違いありません。
3人が本当に絶妙なバランスを作り出しています。
誰が欠けても成り立ちません。

ワタシのように1人に絞るべきではないのかも知れませんが、そういう捉え方をすると説明できる部分もあるというコトでお許しください。
これは誰にスポットを当てても同じコトが言えると思います。

こういう意見が交換できること、感謝致します。


2011年5月31日 22:19
今思えば…
TV版は終盤はランカがスポットを浴びて…
ラストはお任せなエンディングでした。

劇場版は二人の話で…
違う成長を見せた感じでしたね。

語ると長くなりそうなので、短めで(^^;)

ん、純白のドレスがいい感じ(*^^*)ポッ
コメントへの返答
2011年6月1日 6:44
ご存知、ワタシがこの作品を観始めたのは「イツワリ」上映も既に終了していた頃。。

そこから独学で突っ走ってやっとここまで書けるようになりました。

途中でイロイロありましたが、やっと「平常心」で観れています。

やはりこの作品は深い!
もっと広い視野でイロイロな方向から接してみようと思います。

まだまだ終わらんよ♪

ツッコ部はいつでもお待ちしてますよ!

ん?純白?・・・鞍替え?
いや、自分も最初そう言っていたw


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