「Fate/Zero」2ndシーズンED曲
春奈るな『空は高く風は歌う』
5月2日に発売されました。
OP曲『to the biginning』と同じく、梶浦由記さんプロデュースによる楽曲です。
つまり、2ndシーズンの音楽は全面的に梶浦さんが担っております。
こちらの曲が女性的で「アイリ目線」かな?と思ったので、先日OP曲を「切嗣目線」と言いました。
同じ方がプロデュースすればそういう棲み分けができますからね。
曲のタイトル、歌詞についての想いは溢れるばかりにあるのですが、言葉にするのは難しいですね。感じるのは「儚さ」「切なさ」「無力感」のようなものですかね。。。
自分以外の誰も信じず、「外道」と言われても正しいと信じる道を進む切嗣に対し、信じて支え、見届けるアイリの姿なのかな?(結果を知らないのでどちらが先に死ぬのかは知りませんが)
ポスターやジャケットに描かれている、暮れ行く空に呆然と立ち尽くすセイバー。イントロからして暗く重い雰囲気漂う曲に、春奈るなさんのしっかりとした声質がとても合っていると思います。
私は「勇猛果敢」なセイバーも好きですが、こういう「打ちひしがれた」表情のほうがセイバー「らしく」好きですね。
ちなみにこれは店頭予約特典のリバーシブルポスターです。
VIDEO
前回のブログ「to the biginning」 を読んでいただければ、この曲が2ndシーズンED曲として相応しい曲であることが分かっていただけるのではないでしょうか?
決して難しい曲ではないのですが、こういう単調さがかえって雰囲気を出しています。同じメロディーを繰り返すのは「輪廻」「運命」のようなものを表現しているのでしょうかね。
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こちらも4種類のジャケットが発売されております。
(通常盤)
[Single,Maxi]
(収録曲)
1. 空は高く風は歌う
2. LOVE TEARS
3. I WANNA 電磁的 DO
4. 空は高く風は歌う (Instrumental)
(初回生産限定盤A)(DVD付)
[Single, CD+DVD, Limited Edition]
空は高く風は歌う (Music Video)DVD付き2枚組
(収録曲)
通常盤と同じ
(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)
[Single, CD+BD, Limited Edition]
空は高く風は歌う (Music Video)BD付き2枚組
(収録曲)
通常盤と同じ
(アニメ盤)(DVD付)
[Single, CD+DVD, Limited Edition]
空は高く風は歌う (「Fate/Zero」mix ver.) (Music Video)
DVD付き2枚組
(収録曲)
1. 空は高く風は歌う
2. LOVE TEARS
3. I WANNA 電磁的 DO
4. 空は高く風は歌う (TVサイズ ver.)
初回生産限定盤A、Bには「Fate/Zero」ワイドキャップステッカーが付属します。
ちなみに梶浦さんプロデュース曲は『空は高く風は歌う』のみです。
2. LOVE TEARSはアップテンポで力強いロック。
3. I WANNA 電磁的 DOはpafume的?無表情なテクノサウンド。
どちらも雰囲気が違うステキな曲です。
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今回、私は「アニメ盤」のみ購入しました。
「Fate/Zero」デジパック仕様ジャケットです。
空は高く風は歌う (「Fate/Zero」mix ver.) (Music Video)は『to the biginning』と同じように通常のMVに劇中映像が差し込まれております。
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「春奈るな」さんについて。
子供の頃から歌やアニメが大好きで、中学3年時に応募したオーディションにてWEBラジオ「レンタルマギカ」のメインテーマの担当に抜擢されました。
その後、ファッション雑誌「KERA!」の読者モデルとしての活動の傍ら、第4回全日本アニソングランプリ東京予選優勝。ファイナリストとなり注目を集め今回デビューとなりました。
ちなみにこの時のグランプリが「河野マリナ」さんです。
↓当時の映像をご覧下さい。
VIDEO
ガンダムSEEDが大好きで、元々梶浦さんの大ファンだったそうです。
オーディションで歌った梶浦さんの曲は違和感無いですね。相性が良いのでしょう。
それを聴いたかどうかは知りませんが、梶浦さんは彼女の声が気に入り今回抜擢しました。
あ、決して梶浦ファミリーに入ったという意味ではありませんよ。単なるプロデュース(詞曲提供)です。
ところで「春奈るな」さん、2012年1月25日発売「リスアニ!Vol.8」付属CDでプレデビューしております。
「微熱の月」(歌:春奈るな 作曲&編曲:津波幸平 歌詞:大塚利恵)
VIDEO
オーディション時と比べれば短期間に上達しているのが分かりますね。
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あの「マクロス歌姫オーディション」にも参加し、最終まで残ったというのは意外でした。もしかしたら彼女がランカだったかも知れないとは・・・仮にそうだとしたら、今の自分は無いでしょうね。
でもそれは有り得ませんね。May'nさんと対極でいながら合わせられる子を探していたのですから。
今だから言えるのかも知れませんが、「ランカ・リー=中島愛」ってのは正解だと思います。
オーディションやコンテストというのは「実力」だけではどうにもならない「運」というものが大きく影響します。これは私の職業にも関連することなので書かせていただきます。
分かりやすく「ランカ」を題材にしますが、春奈さんは確かに素質はあります。当時は荒削りだったでしょう。しかしそれはこれから成長過程を描くので問題ありません。
ランカは「超時空シンデレラ」という「アイドル」に成長して行きます。既に「銀河の妖精」シェリルは「本格派シンガー」として活躍していますが、シェリルに憧れ、追いかけ、後にデュエットという形で協力しつつ、恋も仕事もライバルになって行くのです。
May'nという既に歌手として活躍している若手をシェリルに起用するのが前提ですから「相性」というものが大切になります。春奈さんの声質はしっかりしてやや低めですから、May'nさんとの差がそれほど感じられません。もちろん、高音域が段違いですけど・・・
しかも「若手急成長のアイドル」という趣旨からするとちょっと外れるのです。
たまたま一緒に参加した中島愛さんのほうがより理想に近かったというコトでしょう。これが「運」というものです。あくまでも「歌」のみの話ですが、「声優」としても同じことが言えるでしょう。
第4回全日本アニソングランプリにおいては他を圧倒する歌唱力だったと聞きます。河野マリナさんの映像も観ましたが、彼女は明るくダンスが得意で楽器も出来ます。最終的にどちらかと言われたら、即戦力と将来性で私なら河野さんを選びます。これも対戦相手がより素晴らしかったというだけの「運」です。
試験のように合格点を稼げば良いものではないのがコンテストの難しいところですね。
どんなに素質があり、どんなに練習したって、相手がそれを上回れば負けなのですから。。。
ですが、決して春奈さんが劣っているというコトではありません。
そもそも彼女が「Aチャンネル」を歌うか?と考えると、イメージ違いますよね?
そういう大人の事情もあったかの知れません。。
今回の曲『空は高く風は歌う』は彼女が歌うからこそ雰囲気ある素敵な曲に仕上がっていると思いますつまり、「適材適所」 ということですね。
それこそ、May'nさんだってオーディションでは独特の声質が仇となって優勝はできなかったものの、現在はワールドツアーができるほどに活躍しています。(そもそも年齢制限に引っかかったんですがね^^;)
努力と実力が認められる一瞬のチャンスをつかめるかどうかなのです。
春奈さんはデビューいきなりのビッグネーム。しかも憧れの梶浦さんとお仕事ができてしまいました。これからは「プレッシャー」との戦いになると思います。
是非、もっと経験を積んで素敵なアーティストになって頂きたいと思います。
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Posted at
2012/05/06 01:53:26