FictionJunction『Distance/eternal blue』
8月29日に発売されました。
「機動戦士ガンダムSEED HDリマスター」ED曲『Distance』
PSPのドラマチック・殲滅アクションゲーム
「戦律のストラタス」の主題歌『eternal blue』(イターナル・ブルー)
両A面シングルです。
2ヶ月前に書いたブログ、実は未だに検索サイトで梶浦さんの次に並んでいて驚きましたが確かに最近PVが殺到していますね。。有りがたいコトです。
あの時に詳細は書きましたので、本日は感想などを・・・


ブルー基調のジャケット、CDは『eternal blue』のイメージなのでしょうか?
よく見ると夜空の月明かりに照らされた寄り添う2本の樹。キラとアスランでしょうか?
そこに向かって続く足跡・・・これはうっすらと積もった雪景色ですね。
いかにもFJらしい絵柄ではありますが、これの意味するものとは・・・
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『Distance』
「ガンダムSEED」HDリマスター 後期ED曲とでも言いましょうか。HDリマスター用の新曲です。
事前情報がほとんど無いまま放送されて驚きましたが、10年の時を経て現在の解釈で作るとこうなるのですね。梶浦さんが劇伴担当という訳では無いのですが、それなりの関わり方をされていたので作品を熟知されているからこそ出来た新たな名曲ですね。
そういえば当初『distance』と小文字で表記されていたのですが、いつの間にか大文字になってますね?調べてみました。
小文字の「distance」は
遠近;間;懸隔;遠慮;疎外;凌駕;道、路;里程;程;路程;道程;里数;隔り;凌ぐ
という意味。
大文字の「Distance」は
旅程;路程;距離
という意味。
確かに大文字のほうがイメージなのかも知れませんね?
「PHASE-29」のこの場面から流すのを前提に作られた気がしますが、「何とどう戦うのか?」歌詞はキラ、アスラン、カガリ、ラクス、全く違う立場から同じ目的に向けてここから動き出す後期の心境を歌っているように聴こえます。
曲は6/8拍子のマイナー調でオリエンタルテイスト。「これぞ梶浦サウンド!」という典型です。
その特徴のひとつである今野氏のヴァイオリンは「ストリングス」(弦楽器)という形で厚みを増していますね。
幾重にも重なったコーラスは様々な人の想いが集約されていくようにも感じます。
聴くほどに味わいの増す素晴らしい曲です。
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『eternal blue』
PSP「戦律のストラタス」主題歌です。
このゲームはプレイしたコトありませんが、本格的なアニメパートはさすが「サテライト」さんらしい作品ですね。そしてキャスト陣がまた豪華なこと!
しかし「戦慄」でも「旋律」でもなく「戦律」とはどういう意味なのでしょうね?
これはイロイロな意味で気になります。映像作品化しないかな?
この曲は『to the biginning』を彷彿とさせる曲調ですね。テンポもほぼ一緒です。
あちらはKalafina3人の声質を上手に使い分けて「希望」と「絶望」が表裏一体で襲いかかってくるような感覚を覚えます。
『eternal blue』ももちろん絶望的戦いなのですが、「未来に向かって何かを信じて羽ばたく」という前向きな感じの戦いに思えます。
作中音楽担当者がどこを調べても出てきません。恐らく梶浦さんではないと思うのですが、全体的に一体感があって良いですね。
ちなみに・・・
昨日「何シテル?」でつぶやいたSAO後期OP曲の件、こういう曲が合うと思ったのですよ。
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既に発表になっておりますが、FictionJunctin YUUKA『暁の車~ReTracks』 が9月19日に発売されます。カプリングはラクス・クライン(田中理恵)『水の証~ReTracks』です。
どちらも神曲と言われるほどに素晴らしく、大好きな曲です。
『暁の車』に関しては私が梶浦サウンドに目覚めた原点のような曲です。
とにかく待ち遠しい・・・・・
これで「ガンダムSEED」の梶浦曲は全て発売になりますね。
行く行くは「Destiny」もHDリマスター化されるとは思うのですが、梶浦さんが関わった曲・・・
『Life Goes On』有坂美香
『君は僕に似ている』See-Saw
『Fields of hope 』ラクス・クライン(田中理恵)
『Quiet Night C.E.73』ミーア・キャンベル(田中理恵)
『深海の孤独』桑島法子
『焔の扉』FictionJunction YUUKA
こんなに名曲があるのですよ♪
これらも「ReTracks」として発売されるのだろうか?
あくまでも妄想の域ですが、梶浦さんなら原曲のイメージを壊すこと無く進化させて下さることでしょう。楽しみです♪
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さて、そんな素晴らしい梶浦さんの曲ですが、9月9日に生で体感してきます。
この2曲は必ず歌うでしょうね。
多分、口開けて茫然と聴きながら涙するのでしょう・・・