Kalafina 12thシングル
「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語」主題歌
『ひかりふる』
10月24日に発売されました。
10月13日公開ながらもその当日まで厳重に封印されてきた『ひかりふる』ですが、劇場で聴いてみて納得。この作品にとって、本当に特別な存在の曲になっておりました。
カップリング曲『未来』『Magia[quattro]』は[前編]で使用されましたが、これまた特別な曲であります。
それぞれの曲、そして梶浦由記さんによる劇伴は「魔法少女まどか☆マギカ」という作品の生命線というべき存在であり、私にとっても特別な存在であります。
その想いを語るにはこのスペースは狭すぎます。
それでも私の暴走ブログを支持して下さる方がいらっしゃるようなので、長くなりますがしっかり書きたいと思います。
今回だけで書ききれませんが、よろしければお付き合い下さい。
----------
今回も4種類のパッケージングで発売されました。
(通常盤)
[Single,Maxi]
(収録曲)
1. ひかりふる
2. 未来
3. Magia[quattro]
4. ひかりふる ~instrumental~
(初回生産限定盤A)(DVD付)
[Single, CD+DVD, Limited Edition, Maxi]
「ひかりふる MV」DVD付き2枚組
「魔法少女まどか☆マギカ」イラストのワイドキャップステッカー
TYPE A仕様
(収録曲)
通常盤と同じ
(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)
[Single, CD+BD, Limited Edition, Maxi]
「ひかりふる MV」BD付き2枚組
「魔法少女まどか☆マギカ」イラストのワイドキャップステッカー
TYPE B仕様
(収録曲)
通常盤と同じ
(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)
[Single, CD+DVD, Limited Edition, Maxi]
「ひかりふる (Music Video Anime Movie Ver.)」 DVD付き2枚組
「魔法少女まどか☆マギカ」描きおろしイラストデジパック仕様
初回仕様:プレシャスメモリーズKalafina「ひかりふる」PRカード
(収録曲)
1. ひかりふる 4. ひかりふる ~instrumental~
2. 未来 5. 未来 ~instrumental~
3. Magia[quattro] 6. Magia[quattro] ~instrumental~
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
製品紹介です。私はいつも通り「初回生産限定盤B」と「期間生産限定アニメ盤」を購入しました。
○「初回生産限定盤B」

暗闇に降り注ぐ一筋の光・・・
衣装はアルティメットまどかのイメージですね。
毎度の事ですが、3人ともデザインが違います。





歌詞カード、CD、BDです。
『ひかりふる』Short ver.(公式)です。
特典BDはもちろんフルで収録されております。この映像は1発撮りとの事です。
詳細は後程。これだけでは魅力の一部しか分かりませんので。。
----------
○「期間生産限定アニメ盤」


こちらは前編主題歌、ClariS『ルミナス』です。
前半を象徴するようにまどかは明るく笑い、ほむらは謎を秘めた無表情です。


後編主題歌『ひかりふる』です。
『ルミナス』とは対称になっております。
ラストシーンを想像すれば当然このような姿になります。
2人共運命を受け入れ、未来を見据えての笑顔に変わっていますね。



「ひかりふる (Music Video Anime Movie Ver.)」 DVD付き2枚組です。
ディスクの色がそれぞれ2人を表しています。
映像はこの曲が関わる重要な場面を編集したものですが、泣きの1枚です。

歌詞カードも表裏に2人が描かれております。
4パターン中、この「期間生産限定盤」のみ3曲のインストが収録されております。



左:プレシャスメモリーズKalafina「ひかりふる」PRカードです。
中:Kalafina 3rdアルバム『After Eden』(右)の予約特典と同じ絵柄ですね。

こちらは予約特典のポストカードです。
2枚の絵柄がセットになっています。
SMEさん恒例、購入店舗によって特典は違います。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
「魔法少女まどか☆マギカ」の何処が好きですか?と聞かれたら、私は迷わず「梶浦サウンド」と答えます。
しかし誤解なさらないで下さい。
一般的に言われるキャラや映像、ストーリー等々は当然大好きです。
その上で、更にループして音楽が好きなのです。。
Kalafinaはご存知、梶浦由記さんがプロデュースするユニットです。
そもそも、梶浦さんがこの作品に劇伴担当として招かれたから生まれたKalafinaの『Magia』です。
その衝撃的な恐怖感ある曲調、歌詞はとても魔法少女モノとは思えない曲でしたが、今となっては『Magia』無くしてこの作品は語れないという程の存在になっております。
私が明確に梶浦サウンド、そしてKalafinaが好きだと認識した曲でもあります。
梶浦さんの独特な音楽性や人間性、含めて私の波長に合うというのが単純な理由ですかね?
作品の世界観を表現し、印象を決定付けてしまう劇伴ですが、独特な映像や演出、虚淵氏の重い脚本など、梶浦さん以外にこの作品を背負うに相応しい方ってなかなかいらっしゃらないと思うのです。
その音楽は単なる楽器のみによるBGMだけではなく、造語(梶浦語)による歌曲、コーラス曲など様々です。それらが映像に合わせて作曲されており、その場面の雰囲気、リズム感を表現しています。ですから同じ音楽は他の場面では基本的に使用できません。
たった12話の作品に40曲弱のサントラがあり、劇場版の為に新たに約40曲追加されました。
それだけ「音楽」が受け持つ情報が重要であるというコトになります。
梶浦さんの音楽性については「絶望感」という言葉をよく聞きます。
しかしそれは如何なものでしょう?
私が梶浦サウンドを好きになったキッカケである「ガンダムSEED」の頃から思うのですが、どうしようもない「絶望」の中にも必ず小さな「希望」が潜んでおります。
先日、FictionJunctionについて書かせて頂きましたが『暁の車』にしても『Distance』にしても、どんな絶望的な状況においても「小さくとも強い火は消えぬ」の精神が必ず明るい未来を夢見させてくれ、勇気を与えてくれ、そして実現へと向かいます。
同じく虚淵氏と組んだ「Fate/Zero」しかり、「魔法少女まどか☆マギカ」でも同じではないでしょうか?
「希望」と「絶望」、「願い」と「呪い」、「魔法少女」と「魔女」等、相反するものが表裏一体となり、いつどちらに転ぶか分からない緊張感の中で人はどういう選択をするのか?
それぞれの葛藤を描いたとも感じるこの作品
映像的にも「光」と「影」のコントラストや「色」による表現を多用していますよね。
梶浦サウンドも実は「絶望的」な音楽に聴こえて実は力強く「希望」を信じて奏でられたりしています。
逆に、「希望」を全面に押し出した曲であっても実は「絶望」という犠牲の上に成り立っている場合もあるのです。
そういった表情を感じつつ、私は梶浦由記さんの音楽を楽しませていただいておるのです。
そしてその世界観がこの作品に実にハマったからこそ、皆さんも自然とのめりこめたのだと思うのです。
さて、そんな中発売された『ひかりふる』ですが、カップリング含めて本当に特別な曲に仕上がっています。
それぞれに感じた想いをお伝えしたく、こういった私のスタンスを知っていただいた上で改めてご紹介したいと思い、あえて前段を書かせていただきました。
一度仕切りなおし、次回詳しく書かせて頂きます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
----------
各曲のレビューはコチラ
1.
ひかりふる
2.
未来
3.
Magia[quattro]