
2008年1月23日
デビューシングル『oblivious』発売
あれから5年経ちました。
Kalafina 5th Anniversary
「劇場版 空の境界(からのきょうかい)」の主題歌を歌う為、梶浦由記さんの楽曲を歌う為に集められた流動的なメンバーで始まったユニットです。
「空の境界」という作品については以前に書きました。
全話内容に沿って主題歌、劇伴が違います。
第一章 俯瞰風景 『oblivious』第二章 殺人考察(前) 『君が光に変えて行く』第三章 痛覚残留 『傷跡』第四章 伽藍の洞 『ARIA』第五章 矛盾螺旋 『sprinter』第六章 忘却録音 『fairytale』第七章 殺人考察(後) 『seventh heaven』
1stシングルは第1章~第3章までが収録されております。
Fictionjunctionとして梶浦さんと一緒に仕事をした経験のある「Wakana」「Keiko」がまず選ばれました。
「Wakana」がリード、「Keiko」が下ハモというのが基本スタイルですが、曲によって「Keiko」がリード、「Wakana」が上ハモになったり、コーラスだったり、それぞれの特徴を生かして入れ替わります。
2ndシングル『sprinter/ARIA』(第4章~第5章)で「Hikaru」「Maya」が加入し、4人になりました。
「Wakana」「Keiko」の中間的な音域を持ち、コーラスワーク等、楽曲に深みが出ました。
「流動的」というのは、このメンバーで固定ではなく楽曲によって再考されるという事です。
3rdシングル『fairytale』(第6章)で「Wakana」「Keiko」「Hikaru」の3人になり、その後は変わっていません。
この3rdシングルで初めて「空の境界」以外の曲『serenato』が収録されました。
そして1stアルバム『Seventh Heaven』の発売。
第7章の主題歌『Seventh Heaven』は「空の境界」主題曲に歌詞を入れたものであり、このアルバムに全7曲他「Kalafinaの為に書かれた曲」が収録されました。
Kalafinaの活動はそこで終わりませんでした。その後「黒執事」ED曲『Lacrimosa』へと続くのですが、「空の境界」の為に集められたユニットは経験、実績を積み、更なる飛躍を遂げた訳です。
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ところで「Kalafina」の名前の由来はファンなら当然知っている訳ですが、ご存知ですか?
プロデューサーである梶浦由記さんによれば・・・
実はあれ、ルーマニア古語の「Anifalak」の逆さ読みなんですよ。「神に背く者」という意味なんですって。
と、twitterで発表されていました・・・エイプリルフールに・・・(^^;
「え?そんなはずは?」と思いながらも「梶浦さんの発言=公式」ですから一瞬信じましたよw
じゃなくて、「空の境界」の主題歌を歌う為に組まれたユニットですから
「空」(から)と歌姫をなぞらえた「雛」(ひな)を組み合わせて「空雛」からとったもの・・・
「雛」とは一人前ではないという意味ですから、「空」である器がたくさんの音楽や愛でどんどん満たされて成長していくという願いを込めて・・・
・・・というのは私の妄想♪(だってそう思いません?)
・・・じゃなくて・・・失礼。。
「意味は無いが国籍感の無い響きが良い言葉」つまり「造語」です。
逆に「どんな意味でも持てるように」との事ですが、私の案もまんざら遠くはない・・・(まだ言うかw)
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さて、5周年にあたり
初のライブ盤CD『Kalafina 5th Anniversary LIVE SELECTION 2009-2012』発売
フォトブック『Kalafina History 5th』発売
『Kalafinaミュージアム』 開催
などある訳ですが、追々ご紹介するとして・・・
「Kalafina 5th Anniversary LIVE “oblivious”」
こちらが本題です。いいよ当日になりました。
1stアルバム『Seventh Heaven』
つまり、原点に立ち返った内容のライブになります。
そこで、「空の境界」を今だからこそ再視聴し、ライブ時に楽曲本来のあるべき姿を堪能したいという想いで皆さんのご協力のもと、まずは「TM作品」を掘り下げてきたのです。
そして、音楽集も聴き直しました。この作品は出来上がった映像に合わせて作曲されましたので、音楽が効果的に場面を色付けしています。
音楽はただ場を盛り上げるものではなく、そのものに「意味」があり、それは各主題歌を元に作られています。
ですから、主題歌に込められた意味や想いを感じる為には「空の境界」を理解する必要があるのです。
私は常にそういうスタイルで気になったものは突き詰めて行きます。
ページタイトルの「いつでも全力 Non stop road!」とはそういう信念を表したものです。
他の方からすれば単なる「暴走」であり、「自己満足」であり、「妄想」に過ぎないかも知れません。
それでも、得られた結果に賛同して下さる方が少なからずもいらっしゃるのを励みとし、進んでおります。
おかげ様で、当時難しかった「空の境界」もかなり理解できるようになりました。
「月姫」は絶対に必要でしたね。それぞれキーワードがちゃんと語られている・・・
そもそも「空の境界」というタイトルの意味も全く理解できていなかった。。
女性人格の「式」と男性人格の「織」が入っている「空の器」である『 』
その肉体的な第3の人格である『両儀 式』
それぞれの境界線は『黒桐 幹也』との関わりで変化して行く・・・
今はそのように捉えています。(違うかも知れませんが)
すると、各曲が何を言いたかったのかがスッと入って来たのです。
詳細はライブレポートの時にでも書きますが、今日はそれを確認して来ます。
もし「空の境界」が「奈須作品」独特の時系列逆転ではなく、順当に進む話だったら・・・
Kalafinaは全く違うユニットになっていたでしょう。
何故今、原点に立ち返る必要があるのか?
2ndアルバム「Red Moon」
3rdアルバム「After Eden」
それぞれのライブは映像化されております。
今回はそれ以前を補完する気持ちで観れます。
成長ぶりが見れますし、流動的だった時代の曲も現体制での完成形になっています。
もちろん新曲もあるでしょう。
果たして、ここまで準備する意味はあったのか?それは分かりません。
まともにレポートできるのかさえ分かりません。
時間をかけて、ゆっくりまとめたいと思います。
では!
魂の中にある一条の光を信じて
叫びたい言葉さえ無いけれどただ叫んでいる
それが僕の音楽
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Kalafina | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2013/01/23 11:49:48