
2015年4月26日(日)
新宿文化センター 大ホール
「天体のメソッド」プレミアムイベント
2014年10月期に放送された作品ですが、先日書いた「四月は君の嘘」とはまた別の意味で、自分にとって特別なものになりました。
そのひとつのケジメとして昼の部に参加してきました。
この作品は初めてキービジュアルを見た時から何だか感じるものがありました。色調やデザインが自分好みだというのもありますが、「円盤」の存在がどう絡んでくるのか全く想像出来ず、気になって仕方ありませんでした。
そんな時に「
深窓音楽演奏会」で聴いたED曲、fhánaの新曲『星屑のインターリュード』が自分の中に強烈に飛び込んできた事で視聴決定。
その後は皆さまご存じの通り、すっかりfhánaの魅力に取り込まれてソロライブやリリイベに参加し、アルバムは驚異の再生回数をたたき出しておりますw
今回のプレミアムイベントはもちろんアーティストも参加します。OP担当のLSPも聴きたかったですし、何よりこの作品にfhánaは多くの楽曲を提供しております。ここでしか聴けない曲もあるだろうと楽しみにしておりました。
----------
今回もまたいつもの友人とご一緒させていただきました。やはりこの作品に対しては共通の想いをお持ちであり、しかも北海道やI'veそして久弥さんに思い入れがある方ですので私自身も刺激を受けております。
それぞれ所用を済ませ、新宿で待ち合わせしたのですが、自分のわがままで昼食には拘らせていただきました。

「グリル満天星」の「オムレツライス デミグラス」 \1,730(税込)
本店は麻布十番なんですけどね。一度食べてみたかったのです。新宿でオムライスならここが良いかなと。
店名も含めて「今日はここしかない!」と♪
ちなみにコーヒーにミルクはドボドボ入れません(ってか入れません)w

会場はいわゆる一般的なホールです。物販は公式で特別なものが用意された訳ではありませんが、メイト等で販売されているグッズの業者がブースを出展し、それぞれが販売し更に会場限定を出すというスタイル。
入場者プレゼントはクリアファイルと原画。
キッチリ乃々香を引き当てましたよ♪
・・・と言っても乃々香推しではありませんがw
イロイロとお出迎えしてくれました。








昼夜2部制のイベントはそれぞれ2時間、前半がトーク中心で名場面を振り返ったりゲームを行い、後半はライブ。
進行は乃々香役の夏川椎菜さんとノエル役の水瀬いのりさん。
初めての進行という事もあって固いかなぁ?と心配していましたが、さすがミューレの夏川さん。先輩の前で堂々としていましたね。「TrySail」としては天ちゃんに大きくリードを許してしまった感もありますが、今後に期待できる感じがしました。
一方、水瀬さんと言えば・・・・・作品放送時にはまだまだ新人感満載でしたが、今やすっかり世界的に有名になっちゃいましたねww
ライブパートではfhánaが4曲。
1_ソライロピクチャー
2_星屑のインターリュード
3_ホシノカケラ
4_天体のメソッド~Quote from Stardust Interlude~
fhánaの音楽はこの作品とはかなり深い関係がありますよね。イメージアルバムを発売したり、キャラソンも提供しているくらいです。
4曲は予想通りとは言え、天体のメソッドはライブ初披露ですから聴けて良かった。それこそ、ここでしか歌わないでしょうからね。
実はこの時ダイジェスト映像が流れていたのですが、出演者用のモニターにも映像が出ておりました。「見ると泣いちゃうから・・・」と言いながらも、せっかくだから流してもらったそうです。
イベントならではなのか、今まで聴いた中でも一番気持ちが乗っていて貫禄すら感じました。
ライブではあまり使わないのですが、一応キンブレは持って行って正解。場内「青」に染まりました。もちろん「ホシノカケラ」は「白」にチェンジ。ごく一部の方しか振ってませんでしたが(^^;
つーこって、全曲完璧に合わせてあげましたよ♪
しかしtowanaちゃん、出演者の誰よりも小さくていのりちゃんよりもノエルっぽかった♪
Laval Stage Planningは2曲。
1_North method
2_Stargazer
いかにもI'veらしい曲でかなり難しいんですよね。現在は一人での活動ですが、ステージ慣れしていないのでしょうね。それがまた初々しくも感じました。
どちらのアーティストも作品世界をよく表した素晴らしい楽曲を披露してくれました。
----------
「天体のメソッド」という作品は評価が分かれると思います。
考え方によっては展開が地味であり、キャラの個性が強すぎて何がしたいのか解らない。そもそも円盤って何よ?みたいな・・・・・
キャラ画や中の人ありきの方ならばそう言うかも知れませんね。確かにイベント参加者はそういう感じの方が多かった気がします。ライブパートで寝ていた方も。。。
かく言うワタシも当時は普通に良い作品と思って観ていましたが、最終話Cパートに全てをぶち壊された感があって一旦熱が冷めていました。
せっかく素晴らしい最終話だったのに。
せっかくキレイに終わったのに。。
気合の入った作画で確かに良いと思うのですが・・・・・・・・・・必要でした??
こういう作品は不透明なまま終わったほうがステキだと思うんですよねぇ。。。
「夏まち」みたいに・・・ってそれじゃ同じになっちゃうのかw
と、そんな評価で終わってしまうところでした。
しかし、リピートと言うよりループですかね?もう一度最初から観直した途端にそんな評価も完全にひっくり返りました!
もう、どの場面を観ていても涙が溢れ出てきます。。。
こんなにも真っ直ぐに、純粋に生きている子達を見事に描き切っています。
色々な伏線を見るとすごく頑張っていて、我慢していて、それは中学生には過酷なのかも知れませんが、子供から大人になりつつある多感な中学生だからこその葛藤や真っ直ぐさなのだと思います。
大人になると自然と身に付いてしまうズルさや言い訳、駆け引きの無い、純粋な心のぶつかり合い。そこにあるのは「信じる心」のみ。
そうなると北海道という舞台設定もうなずけます。
そしてあくまでも「概念」での話ですが、誰も円盤を気にしなくなるなんて普通なら有り得ませんが、もしかしたら大人になると見えなくなるというか、気にならなくなるのかも知れません。むしろ子供の心にしか存在しないのかも知れません。パパがノエルを認識できるのは純粋だから。。(実際は皆に見えてますからあくまでも「概念」です)
『星屑のインターリュード』の歌詞は大人になり行く繊細な時期の葛藤を現しており、読んでいるだけでも泣けてきます。
「綺麗な時を閉じ込めて 湖に沈めたの」
こんな歌詞をサビに持ってくるってとういう事?
ずっと不思議でしたが、答えは単純でしたね。
母の死による悲しさを忘れようとし、母と過ごした霧弥湖町の思い出を約束ごと記憶の奥に封印してしまった乃々香。正に「Initialize(初期化)」ですね。
この母役の愛衣ちゃんがまたイイんですよ。ホント素晴らしい声優さんです。
登場人物皆それぞれ魅力的で、それぞれの葛藤をしているのですが、私が一番好きなのは汐音ですね。
乃々香の帰りを誰よりも待ち望んでいたのに素直になれずすれ違い、それでも絶望せずに信じ続けた結果、乃々香の幸せだけを願い自己犠牲の道を選んでしまうんですよね。この役はみかこししか出来ないんじゃないかとも思ってしまいます。
一体ヘッドフォンで何を聴いているのか?もしかしたら乃々香との思い出を大切にし、余計な雑音を聞かないように一人の世界に入っているのかも知れません。
録音してあった乃々香の声をずっと聴き続けている疑惑もありますがww
最終的にはみんなニッコリ出来た訳ですが、その過程が本当に切なく、こういうのが久弥さんなんだろうなぁと思ってみたり。
どうやらBD最終巻に新作短編アニメが収録されるようですが、後日談ではないようですね。観たいけどどうしようかなぁ。
洞爺湖かぁ。。
ブログ一覧 |
ライブ・イベント | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2015/04/29 21:51:37