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2016年03月28日

そこにはいつも“音楽”があった・・・

そこにはいつも“音楽”があった・・・  「SWORD ART ONLINE MUSIC COLLECTION」

 梶浦由記さんによる全131曲に及ぶ劇伴音楽集。

 「劇伴」「サウンドトラック」「BGM」等、色々な呼ばれ方はありますが、背景でただ流れている音楽ではなく、「音」「歌」によって場面を演出し、場合によってはその音楽を聴くだけで場面を思い起こすことが出来るもの。

 原作のある作品に於いては「文章」「絵」から得た情報を脳内で妄想し、補完して作品世界に浸る訳ですが、映像作品には「動画」としての演出はもちろんですが、声、効果音そして歌や音楽を含む「音」が加わります。
 これの良し悪しで作品の質を更に数段押し上げたり落としたりしてしまう重要な要素となります。


 梶浦由記さんによる劇伴と言えば「希望」と「絶望」が表裏一体となった作品が多く、しかも「あて作曲」つまり出来上がった映像に合わせて作曲するという通常のタイムスケジュールからは考えられない手法をよく使われる為、感情移入しやすく同じ曲は二度と出てこないなんてこともよくある訳です。

 「ソードアート・オンライン」のようなVRMMO-RPG「仮想空間にフルダイブして行われる大規模多人数同時参加型オンラインRPG」という現実世界と非現実世界の両面を同時に表現し、ファンタジックで壮大かつ多岐にわたる世界観を繫げていく作業は梶浦由記さんの真骨頂とも言えるのではないかと、ファンの一人として感じて来ました。


 みんカラでも見かけますが、ネット世界に依存しなければ自分を自分として表現出来なくなってしまった現代。ある意味そんな方々に現実世界を教えて行くことを生業としている自分にとって、正にそんな「リアル」を感じられるからこそ、「SAO」という作品は私にとって大切な作品となり、劇伴や主題歌がとても大切なものとして今まで何度か書いて来たのです。
 

 このPVを観ただけで、色々な感情が身体中を突き抜け、自然と涙ぐんでしまいます。。




 そう言えば、かつて「交響曲ドラゴンクエスト」に衝撃を受け、N響のコンサートに行きたくて行かれなかった事があります。あの頃からBGMも自分の中では主役になり得る存在でした。

 ある意味ゲームのBGMでもあるSAOの劇伴はとにかく分かりやすく、原作者の川原礫さんも第1話で始まりの街の場面で流れる「the first town」そしてメインテーマでもある「swordland」を聴いた瞬間に「このアニメはきっと素晴らしいものになると確信した」とおっしゃっています。

 全ての根幹にあるのは「キリト君、カッコイイ!」だそうです。

 確かに行き着く所はそこであり、だからこそ他の登場人物も愛する事が出来るのだと思います。「swordland」が流れたら、絶対に勝てそうですものね。そして、その主旋律が様々な変化をし、各場面で使用されているという訳です。


 そんな曲たちが詰まった「SWORD ART ONLINE MUSIC COLLECTION」。アニプレさんは円盤特典として劇伴CDを付けるのが通常ですが、よくぞ発売してくれました。CD4枚組に加えライブ映像BD、そしてabecさん描き下ろし豪華デジパックは必見。SAOファンとしても買わないなんて手は無いでしょう。。


----------


 さて、そんな梶浦由記さんのライフワークとも言える「Yuki Kajiura LIVE」ですが、「vol.#13」となる今回は「SAO」単作品縛りという初の試み。

 これまでも歌モノ一切無しの「soundtrack only」という試みがありましたが、それでも聴きに来てくれるファンが多く、今回に至ったとの事。

 そりゃそうですよ。思うに、梶浦ファンというのは「梶浦由記」という「人」が好きで、「梶浦由記」という人が創り出す「音楽」が好きで、「梶浦由記」という人が創り出す音楽を奏でる「奏者」や「歌い手」さんが好きで、そうして紡がれる作品が好きで、同じ想いを持った仲間たちと共に素晴らしい時間を過ごしたい。だからこそライブに通うのだと。。。


そんな訳で・・・


 2016年3月21日(月・祝)

「Yuki Kajiura LIVE vol.#13 ~featuring SWRD ART ONLINE~」

 東京国際フォーラム ホールA に行って来ました。


 

【出演者】

梶浦由記:Piano・Keyboard

Musician:Guitar:是永巧一、Drums:佐藤強一、Bass:高橋"Jr."知治
           今野 均Strings/Violin:今野均、Violin:藤堂昌彦、Viola:生野正樹、cello:西方正輝
      Flute:赤木りえ、Percussion:中島オバヲ、Horn:岡本彬・丹羽裕樹
Vocal:Remi・KAORI・WAKANA・YURIKO KAIDA
Manipulator:大平佳男


 ご存じFBMのスペシャル編成です。実際のレコーディングもこのメンバーで行われただけではなく、いつもの事ながら梶浦さんの音楽を共に創り続けて来た信頼ある各メンバーに大まかなディレクションのみで演奏は完全に任せております。

 残念ながらヴォーカルのKEIKOは軽い気管支炎を患い大事を取って休養しております。ちなみにゲスト・ヴォーカルのRemiさんは決してKEIKOの代役ではなく、昔から梶浦サウンドには欠かせない逸材で、SAOの多くの楽曲に参加しております。そもそも声質が違いすぎます。。


 いつも楽しみなライブグッズですが、基本的に梶浦さん自身が欲しいものが商品化されております。実際に使用する事が前提ですので質感が高く、今回はSAOコラボグッズも発売されましたので欲しいものばかり。。。


 ま、こんなトコロで我慢しました。。。



 え?何故オレンジを選択したかって?そんなコト聞きます??

 中でもイチオシはこれ。
 「ソード的な物」を作りたいという事で「FictionJunctionソード」いわゆる「ダンボールカッター」です。梶浦ファンならばこれの意味が解るでしょうww
 実際に4メーカーから一番使いやすいものを商品化されたそうです。
 これで「プライム的」なヤツとか、開封や解体がすごく楽になるばかりではなく、実はパッケージ開封にも使えるという・・・(実はメモリアルスタンプを押す為、すぐにパンフを開封したというw)


 こんなモノをライブグッズにするなんて、後にも先にも梶浦さんだけでしょう(^^;

 どうやらあっちゅ間に完売し、他会場では瞬殺だったとか・・・・・梶ファン恐るべしw


 座席は1階真ん中。機材席のすぐ後ろ、しかも端の席です。つまり「関係者席」のすぐ隣ってコト。案の定、HIKARUそして休養中のKEIKOが至近距離に座りました。梶浦ライブでのHIKARUとの遭遇率かなり高い(^^;



【セットリスト】

overture ~ welcome to this world
01_swordland
02_aerial fight
 -MC-
03_town in the morning
04_climbing up the world tree
05_last flight
 -MC-
06_the first town
07_march down
08_daily life, you and me
09_Tonky
10_fly away from here!
 -MC-
11_a tender feeling
12_another state of emergency
13_Death Gun
14_critical phase
15_shoot 'em up!
16_moon and shadow
 -MC-
17_smile for me
18_at nightfall
19_dance with me
20_aincrad
21_defeat him and get it!
22_you are not alone
 -MC-
23_peace, again
24_a new world of fairies
25_we have to defeat it
26_a narrow escape
27_swordbreaking land
28_she has to overcome her fear
 -Encore-
01_gunland
 -MC-
02_luminous sword



 いやいや、これは本当に素晴らしい。劇伴なので短い曲もありますが、どれもしっかりと存在感があり場面を思い起こします。

 物販に並んでいる時、会場に流れる曲を聴いた近くにいた女の子達から「この曲は○○の場面で流れて凄く感動したよねぇ。」「この後○○が登場して○○になって・・・」なんて会話が聞こえて来たほど。。。
 たかがBGMがそんなコミュニケーション・ツールにもなるのです。

 曲名は舞台左右上方に電光掲示板で表示されました。(ホールAに行かれた方ならばご存じの場所です)

 それにしても各プレイヤーさんの迫力はさすがに凄い!信頼感から生まれる独特な空気。ヴォーカルはもちろん造語。いつも言うように声で奏でる音のひとつですが、この作品にRemiさんを起用した理由がよく解りました。こればかりは言葉で説明出来ないと言うより、説明する意味が無い。やはり生で感じた者にしか伝わらないでしょう。。


 MCは作品に対する想いなど様々でしたが、やはり「Yuki Kajiura LIVE」です。

 ただでさえ通常より人数の多い編成。より多くの楽曲を演奏したいと、いつものメンバー紹介のように事前にお題を出して紹介するのは止め、「もしもメンバーがゲームキャラだったらどんなjob?」という題材で梶浦さんから紹介していくというもの。

 これが的確に的を捉え過ぎており、しかも話がどんどん盛り上がって収集つかずに長時間にわたってしまうという・・・
 近くに居た関係者の2人、身内話なので笑いを堪え切れずに大爆笑!!


 よくぞそんな雰囲気から次のしっとりした曲を演奏できるものかとwww


 最後の「luminous sword」はさすがにスタンディングになりましたね。大好きな曲です。大盛り上がりで終了!これは本当に行って良かった♪



 そして、2017年公開、完全新作オリジナルストーリーも決まりました。



 「仮想現実」「拡張現実」「AR端末」

 こんなモノが本気で開発されてしまう現代。開示されている情報からは内容が想像出来ませんが、とにかく梶浦さんの音楽がまた聴けます。まだ全く曲作りに入っていないとの事ですが、また新たなSAOの世界を示してくれることでしょう。


 今からリンクスタート出来る日が楽しみです。



ブログ一覧 | FictionJunction | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2016/03/28 16:57:39

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にゃるてさん

この記事へのコメント

2016年3月28日 20:35
SAOという縛りがあっても紛れもなくYuki Kajiura LIVEでしたね。
あの空間を味わってしまうと抜け出せないです。
劇伴メインだっただけに各演奏者の超絶演奏も楽しめましたが、強く印象に残ったのはRemiさんです。
今まで聴いたことがないような歌声としか言えないのですが(^^ゞ
劇場版でどんな音楽が聴けるのかますます楽しみになりました。
コメントへの返答
2016年3月28日 22:24
今回を機会に、改めて梶浦サウンドにかける想いを書き綴ってみました。
「暁の車」で書いたように、SEEDの頃からこの想いにブレは無いようです。

今更劇伴縛りと言われても??
そんな感じですね。いつもの通りです。

Remiさんは何度か見ましたが、SAOの世界感には欠かせないでしょう。
それよりもKEIKOのような大事なパートをKAORIがよくカバーしていたと感心しました。

次の世界は現代社会のような感じがします。リアルな世界をどう表現してくれるのか。「僕街」も素晴らしかったですが、方向性にもよりますね。
さて・・・
2016年4月3日 15:23
はじめまして!

私も今日、ツタヤでSAOのCDが偶然にもレンタルしてたので借りました!

SAOのサウンドトラックが好きなので、めちゃめちゃ楽しみです!
コメントへの返答
2016年4月4日 23:37
はじめまして。

コメント有難うございます。

レンタルされましたか。
好きな方にはたまらないですよね。

新作も楽しみです。

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「まるで、目の前にヴォーカルが浮かび上がるような音楽空間…(画像はイメージですw) http://cvw.jp/b/517051/48606550/
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