2011年4月より放送された「P.A.WORKS」作品
花咲くいろは
この作品については過去何度か書いてきました。語り出すとキリがないので止めておきますが、私にとって、色々な意味で間違いなく大切な作品のひとつであります。
「花咲くいろは」を語るのに重要な要素のひとつ。
それが「nano.RIPE」です。
2004年にギターのササキジュンさん、ヴォーカル&ギターのきみコさんの2人で立ち上げ、メンバーを入れ替えながら自主制作やライブを中心に活動し、2010年9月「花咲くいろは」イメージソング『パトリシア』でメジャーデビュー、作中の数々の歌を手掛けてきました。
特にOP曲『ハナノイロ』は歌詞はもちろん映像と絶妙にマッチングしたテンポ良い曲が旅館や厨房の華やかさ、大変さ、そして働く人々の喜びや葛藤を見事に伝えてくれる素晴らしいものであり、こういう業界を知る自分にもの凄く突き刺さる衝撃を与えてくれました。今でもこの映像を観ただけで目頭が熱くなってしまいます。。
当時ベースのアベノブユキさんは居ましたが、ドラムは青山友樹さんではありませんでした。「花咲くいろは」の後、しばらく3人体制でしたが「劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME」主題歌『影踏み』あたりから現在の4人体制になったと思います。
nano.RIPEと言えばメジャーデビュー以来、ランティスを代表するアーティストとして数々のアニメ主題歌を手掛けて来ましたが、とにかく年中ライブツアーをしており全国のライブハウスを飛び回っているような「ライブバンド」と言えるでしょう。それくらい音楽が大好きで、ファンを大切にしているのです。ですからワンマンではZeppより大きな会場ではやっていないのではないでしょうか?
彼女たちのライブは光り物など必要なく、魂と魂のぶつかり合い。とにかくアツく激しく、一体になれる感覚はクセになります。
とは言え、自分が実際にライブで初めてnano.RIPEを堪能したのは2014年の「
深窓音楽演奏会」と遅かったんですけどね。。
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さて、そんなnano.RIPEですが、今更題材として書くからには理由があります。
2016年10月19日(水)
nano.RIPE 5th Album「スペースエコー」リリース
nano.RIPE TOUR 2016「ルミナナリー」開催
そして・・・・・
このツアー終了後・・・・・
ベース・アベノブユキさん、ドラム・青山友樹さんが年内の活動を持って脱退します。
「nano.RIPE」は解散せず、これからも オリジナルメンバーであるボーカル・きみコさんとギター・ササキジュンさんで続けて行きますが、新メンバーや活動情報などは出ていません。。
バンドとしてはよくある話な訳ですし、ファンとしては何となく解る話でもあります。音楽隊の2人はまだ若く、色々な可能性があります。これはあくまでも「前向き」な脱退。『ルミナナリー』もそう思って聴くと思うところがあります。
それでも今後、今までの「nano.RIPE」は見れなくなる訳であり、同じ曲を聴けるのか、全く違う事が始まるのか、自分の中ではある意味「解散」と同等に捉えられます。変わらず応援し続けられるのかも分かりません。。
2016年10月23日(日)渋谷WWW
このチケットはかなり早く取っていたのでまさかこんなコトになるとは思ってもいませんでしたが、ライブバンドとして、ライブハウスで、ライブを通じて、しっかり見届けて来たいと思います。
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渋谷WWWは近くまではよく来るものの、ライブは意外にも初めて。16時開演と早いのは思い切り打ち上げが出来る・・・じゃなくて遠方からの参戦でも無理せず帰れるようにとの心配り。
ここは坂の多い渋谷のど真ん中らしく、フロアが後方に行くほど段差で高くなっているので見やすいですね。入場順が早かった私は当然最前近くへ。
nano.RIPEの最前はデンジャラス・ゾーン。思い切りもみくちゃになるの覚悟です。そりゃ最後になるかも知れませんからね。近くで感じ、こちらも想いをぶつけて行きたいですから。。
しかしコレ、勘違いしないで欲しいのですが、年配の方も女の子も普通にこのゾーンに居ます。nano.RIPEのファンって、盛り上がる時は思い切り弾けますが無謀に暴れているように見えて実はしっかり節操を持って行動しています。
強引に割り込んで迷惑をかける人、皆無とは言いませんがちゃんと開いているスペースに入って盛り上がったらスッと元に戻るのです。気付いたら前に押し出されていたという事はありません。
ま、会場にもよるのでしょうが・・・
nano.RIPEにしては短いツアーですが、まだ始まったばかりなのでセトリは書きません。もちろんアルバム中心ですが今回のアルバム、今までと違う新しい試みが多く最初聴いた時に「あれ?何か変わった?」と思いましたが、聴いているうちに紛れもなくnano.RIPEであると理解しました。
きみコさんの歌詞も今までほど病んでなく、明るく前向きなものが多いですw
ツアーでは今までライブで出来なかった曲を取り入れています。今ならば出来るという意味です。相変わらず毎公演セトリを変えているようですが、とにかく良い意味で裏切り続けてくれます♪
とにかく激しく、とにかく楽しい。きみコさんの歌声は今まで聴いた中でも一番に張りがあって心に響きました。
特に最後のアノ曲は「あぁ、そういう曲なんだよねぇ。。」と、いつもと違った意味に聴こえ、今こそ相応しい曲だと納得をしてしまいました。
2人の脱退については特に挨拶も無く通常営業。MCで軽く弄る程度に振れる部分もありましたが、これで良いのでしょう。
そして本日解禁情報。
12月25日、ツアーファイナル決定!
とは言っても、今回のツアーのファイナルではなくこの1年の締めくくり、この4人でのnano.RIPEの締めくくりのライブであるとハッキリ明言されました。
「スーパーノヴァ」とは「超新星」という意味ですが、2つの星が爆発して木っ端みじんに砕け散るという・・・つまり心置きなくやりきってもらいましょうという、きみコさんらしい表現でした。
そりゃ、行くしかないでしょう!
この4人で大切に作って来たnano.RIPEの結末を見届けたいと思います。
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Posted at
2016/10/23 23:27:13