
2017年7月15日(土) 丸の内ピカデリー2
『エスカクロン』
OVA完成披露記念上映会に行って来ました。
この作品、今年のGWに徳島で開催されたマチアソビ「エイベックス・ピクチャーズ スペシャル上映会」で約90名、直後にフィンランドに持ち込まれた映像を観た現地人約120名、そして今回の約400名を加えても全世界でこの映像を観たのはスタッフ含めて1,000名にも満たないほど。
しかも現在のところ今後観られる予定はありません。
実はこのプロジェクトが動き出したのは2011年。ボーカロイド的な音楽で匿名の楽曲PVをイベントで上映したり、いくつか上げて行ったのが始まり。
水島精二監督が中心となりプロジェクトが進んで行くのですが、当時『UN-GO』に出演していた安済知佳さんと安野希世乃さんが劇中で歌っているのを見てこの2人で行こうと思ったとか。
「月」のように静かで理性的な女の子「エスカ」
「太陽」のように元気で好奇心旺盛な女の子「クロン」
ほぼ新人であった当時の安済さん、安野さんからすると安済さんが「クロン」、安野さんが「エスカ」に配役されるのが順当だったそうですが、水島監督はそれでは面白くない、この子達なら絶対にやれると、あえて逆に配役。その判断があったからこそ、現在の彼女達の活躍があると言っても過言ではないでしょう。
私が声優として現在最も好きな2人です。水島監督が居なければ当時スフィアに興味を持つことも無かったかも知れませんし、ホント感謝しなきゃですね。
2人の歌ありきで細々と活動してきたプロジェクトですが、大人の事情で色々あった時に「avex」の田中宏幸さんがこの作品の存在を知り、動いてくれた事で存続され、昨年のイベント「D-World」で朗読劇をやり、アニメ化をしましょうとの流れになりました。あれから1年、ようやくアニメーションとして世に出ることになりました。
東京では初披露となる上映会。水島精二総監督、安済知佳さん、そして安野希世乃さんが登壇しての舞台挨拶とあっては行かない理由などありません。
当日は絶対に外せない仕事でお鶴さんのツアーファイナルにも行かれなかったのですが、上映開始が21時30分との事で行く事が出来ました。
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仕事後、少し時間があるのでアキバのオレンジ色のお店で物色。ヤヴァ過ぎて退散w
同建物下にある上等カレーで「メンチカツカレー」を食べなきゃと使命感を持って行くと目の前でオーダーストップ。。。
仕方なく他店で済ませて有楽町へ・・・
ロビーでまったりしていたらふと隣に水島カントクがw
同様にアキバから来たようですね。音楽好きのカントク、ポタフェスへ行かれていたようです。自分は時間的に諦めていましたケド。。(AZLA聴きたかったw)
座席はかなり前方通路側♪
・・・隣の方・・・全身鶴装備だわ。。。あぁ、ヨカッタね。。。
先ずは上映。OVA全2話ですが単発なのでこれで完結という内容ではありません。
当然こんな大スクリーンで上映する事なんて前提で作っていませんが、全然大丈夫でしたよ。とにかく2人が可愛すぎて・・・他に適役居ないでしょう。素晴らしすぎます。
内容には触れませんが、とにかく温かくステキで大好きな作品です。
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上映終了後、avexの田中Pが登壇、進行。何故か受注開始したばかりの安済さんの某ラジオ番組オリジナルTシャツを着ているw
「本日の登壇者」を呼び込む。
安済さん、安野さん、水島総監督の順に大きな拍手に迎えられて登壇。
順に自己紹介をして行くが・・・・・
ここで大事件発生!!
真っ赤なワンピでクロンのようなサイドポニテが素敵過ぎる安野さんから水島総監督にバトンタッチする際、何故か「山口監督」と言ってしまう。
だって、舞台袖で一緒に居たから・・・・・
・・・・・って、安野さん?
山口監督はサプライズゲストなんですけど??
その場に崩れ込む安野さん、
さすがですっ♪
もうね、その天然はズルイよ(^^;
山口監督は多忙につき間に合うか分からなかったので名前を公表していなかたのだそうです。結果的に間に合ったのですが・・・
結局、田中Pが呼び込みの際に1人ずつ名前を呼ばずザックリと流したのが悪いというコトにw
で、改めてサプライズゲストとして呼び込まれた山口ひかる監督。若いですね。
その手にはキービジュアルが描かれたケーキが!
バースデーソングを歌い始めると、会場内が状況を察知して大合唱!
そうです。先週7月9日が安野さんの誕生日でした。
このケーキは山口監督からのサプライズだったそうですが・・・
もう全て台無しwww
まぁ、これがチーム・エスカクロンという事で♪
マチアソビで初上映される2日前に完成した本作品。そのまま水島総監督が
BDを持ち出してフィンランドのイベントで上映。
当然日本語版のまま字幕も無し!
それでも彼らは日本語を理解しており、反応して喜んでくれたそうです。アニメ文化って凄いですね。
面白かったのは日本人が絶対に反応しない場所で大きな反応があった事。
音楽好きな水島総監督らしく、作中にDAPが出てくるんですよね、しかも「AK120」「AK70」とかw
CDを購入する場面があり、その後DAPで聴いている彼女達が何とも可笑しかったそうで、先方ではCDはCDプレーヤーで聴くのが常識。文化の違いですね。
東京上映に向け、実は直前に変更が加えられました。徳島でも観た方が10名以上いらっしゃいましたが、さすが解っていました。
エンドカードが追加されたのです。
だからと言ってTV放映する訳では無いのですが、折角キャラ設定したのに「かやたん」の出番が無いぞ?と気付いたのが理由だとかw
舞台挨拶と言うにはかなり長時間のトークショーとなりましたが、エスカクロンの歴史が全て語られ、本当に大切にされてきた作品なのだと実感。
但し、今後については何も決まっていないとの事。
とりあえずCD出そうよとか、フェスやろうよとか、新作は?とか、それって生で歌わなきゃいけないんだよ?とか言いたい事言いましたが、スケジュール的な問題、何より予算的な問題があり、クラウドファンディング案も出ましたが結局何も進まず。。
てか、それほど積極的に売る気が無いのかも知れません。
また忘れた頃に突然何かやるかも?
ただひとつだけ確実な事。
安野さんの1stミニアルバム「涙。」
そのボーナストラックが『戸惑いトレイン』である事が判明!!
あら、レーベル越えちゃったよ♪
『エスカクロン』という作品。作品名とカントクからしてロボットアニメかと思いましたが全く違います。私のような感覚でアニメーションと接している方には是非観て欲しい作品です。
という訳で、別件で大作ブログを書いている途中なのに寄り道してしまいました。
それくらい素晴らしい作品という事で・・・・・
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Posted at
2017/07/16 10:52:53