
カードキャプターさくら クリアカード編 2nd OP曲
安野希世乃 1st シングル 『ロケットビート』
2018年4月25日にリリースされました。
2017年7月26日、
1st ミニアルバム『涙。』をリリース。ソロデビューを果たして後、待望の1stシングルリリースとなります。
『涙。』の評価が良かっただけに、これだけ時間が空いてしまったのはタイミングの問題でしょう。それこそ満を持してという事になります。
リリースの発表は
ワルキューレ 3rd LIVE 『ワルキューレは裏切らない』 直後、みのりんごと同時でした。
これはあくまでも私感ですが、2人がそれぞれ選出されたのはこのタイミングにこそ意味があると考えています。
----------------
「カードキャプターさくら」という作品、最初にTVアニメ化されたのは1998年4月。魔法少女モノ(?)というのは昔から「ミンキーモモ」とか普通に観ていましたので別に抵抗感は無いのですが、当時アニメは若干気になった作品を観ていた程度。特にこの作品については放送局とCLAMP画に抵抗感を感じて全く視野に入っていませんでした。
(そう言えば、いつから魔法少女はむごたらしく殺し合うものになったのだろう?)
今でこそCLAMP画、作品の良さを理解できるようになりましたが、正直「さくら」は未見のままです。
この度の「クリアカード編」は無知のまま観ていますが、画のクウォリティーが高く過去を知らなくても純粋に楽しめる作品ですね。「今」続編を製作する意味は十分にあると思います。
さて、何故今になって「さくら」を観たいと思ったのか?
間違いなく、坂本真綾さんです!
1st OP曲 『CLEAR』
作詞 - 坂本真綾 / 作曲 - 水野良樹 / 編曲 - 河野伸
作曲は「いきものがかり」の水野良樹さん、そして真綾さんを熟知している河野伸さんの編曲により真綾さんの歌詞、透明感のある歌声とOP映像をたいへん寄り添ったものに仕上げてくれています。
この曲の世界観を知りたいというのがキッカケではありますが、元々その布石は既に過去作の中にありました。
第3期OP曲 『プラチナ』
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子
数ある真綾さんの楽曲の中でも大好きな、不朽の名曲と言われる1999年10月リリース 5th シングル 『プラチナ』です。
当時CLAMP作品とは何かと縁があった真綾さん。菅野よう子さんプロデュース時代ですが、菅野さんの
変態的天才的なコード進行は(と言うほど音楽的に詳しくありませんが)明るく前向きな曲を強烈に心に響かせてくれます。
この曲はライブの定番として大切に歌い続けられています。当然真綾さんの中でも、ファンの中でも曲に対する想いは当時と状況が変わってきています。
一番良い曲は最新曲。過去を振り返るのではなく「今」歌う『プラチナ』が最高の『プラチナ』であるというのが真綾さんの信念です。20年間で積み重ねられた想いのアンサーソング的な存在が『CLEAR』です。
ちなみに『CLEAR』とは「明るい、澄み切った、透き通った」等という意味の他に、「達成する、難関を突破する」と言う意味が込められています。
この流れで当時より若干成長したさくらの心を描く「クリアカード編」OP曲『CLEAR』ですから、その後を引き継ぐアーティストのプレッシャーたるや・・・・・
放映当時さくらと同年代だった安野さん、作品が大好きでしたが「りぼん派」だった為に「なかよし」を買ってもらえず単行本で我慢したとか。
安野さんにとっても「さくら」に対する想い、真綾さんに対する想いは20年間積み重ねられています。そんなプレッシャーの中、この大役を見事に果たしたと思います。
『ロケットビート』
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 北川勝利 / ストリングスアレンジ - 宮川弾
続編と言っても時系列は若干進んだ程度。『プラチナ』と比べてみるとよく分かりますが、あえて曲調を似せて(BPMも同じか?)20年間のブランクを感じさせないようにしつつ、中学生に成長したさくらの気持ちを表現しているように思えます。
作詞が同じ岩里祐穂さんという事も大きいのですが、これを結び付けてくれたのは間違いなく「北川勝利」さんだと思います。
北川さんは真綾さんがセルフプロデュースになってから共に行動することが多く、CLAMP作品も手掛けています。
ワルキューレ、そして安野さんのミニアルバムにも楽曲提供しており、しかも特徴的で難易度の高い曲ばかりで安野希世乃というアーティストの魅力を引き上げてくれています。
しかもレコーディング・バンドメンバーほとんどが真綾さんのサポートバンド。
声質の透明感は真綾さんに劣らず魅力的です。安野さんの声は高くて透明度があるようでいて、実は低域も同時に出ている為に厚みを感じます。
自分はこの声質に惹かれてずっと応援していますが、CDだとレコーディング後にカットされてしまう周波数帯があるそうで、これがハイレゾだと聴こえるのです。なので自分はワルキューレや安野さんの曲はCD買いつつハイレゾで聴いています。
そして何より安野さんの人柄ですね。さくら同様前向きで頑張り屋。周囲に気配りが出来、何より純粋で「ほえぇぇぇ!」な天然ちゃんです♪
MVは少女の頃の何にでも前向きに挑戦し、キラキラしていた気持ちを大人になっても忘れず、大切な人、大切なことの為に挑戦し続けようという曲に込められた想いが表現されているように感じますが、これは今の安野さんの心境そのものでしょう。
視聴環境が良いとキラキラした音が聴こえますね。この中で実際に当時大切にしていた私物を使っていたり、写真を元に雰囲気の似ている子役が出演していたりしています。
自ら演じる役になりきって歌う事が声優アーティストの良さですが、いちアーティストとして歌う場合は「自分らしさ」を表現しなければなりません。
安野さんも例外ではなく、カナメとしての歌い方、恵としての歌い方、その他役柄に応じて歌声、歌い方は全く違います。
デビューミニアルバム「涙。」の時は確かに「自分らしく」歌っていたと思いますし、その声はハイレゾで聴きたくなるほど繊細で素晴らしいものでした。
しかし今回のようなタイアップ曲、しかも作品に寄り添った曲を歌う時、自分の個性をどこまで出して良いのか分からず「もっと自分を出すように」とかなりのディレクションを受け、何度も歌い直して「CLEAR」したそうです。
ソロアーティスト「安野希世乃」として自分の色を見付けて表現し、これからも挑戦を続けて行く、そんな彼女に向けての『ロケットビート』なのかも知れません。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
さて、そんな訳でハイレゾよりも是非生で聴きたいというもの!
5月6日(日) 東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ
安野希世乃 1st シングル 『ロケットビート』 リリース記念イベント
~ 誰も見たことない瞬間 ~

夢の杖を封印解除(レリーズ)し、行ってきましたよ♪
ちなみにこの曲のイメージカラーは「赤」です。安野さんの好きな色は「青」、ジャケットの衣装も「青」なのですが、この曲はOP映像やMVでも分かるように「赤」が印象的に使われています。ライブでは暖色を振って欲しいとの事。
直前のつぶやきで「暑いので、汗を拭いたり色々と便利なハンカチを持ってきてください」のように言っていましたので当然コレを持参。
言われなくても持って行くつもりでしたが、これはある曲のフラグですね♪

午前10時、2階のスタバ前で整理券配布。
スタバ前ってのがまた・・・(^^;
開始15分で500枚はけてしまったとか。自分はその時間に間に合いませんでしたが、500番台に入れました。最終的に優先エリアだけでも800くらいかな?
さすがに連休最後の日曜日。ドームでは安室ちゃんのファイナルということもあり、かなりの人が集まりました。
リハーサルで3曲。いきなりハンカチを使いましたが、意外と持っている方多いじゃないの!しかも自分含め希少ライブTも多かった。ワルキューレなんて着て行きませんのよw
意外と女の子も多かったかな。あのハンカチを加工してクマのぬいぐるみに着せてバッグに下げていた子が居たけど、あれは良かったなぁ。
----------------
14時、定刻に開始。他の会場ではおしゃべりし過ぎてメチャクチャ押してしまったとの事。てかデフォですけど。
これだけの人数のお渡し会が控えていますのでとにかく巻きで行きましょうと、カンペ出まくりですがそう上手く行くものか・・・w
ジャケットの青い衣装。かなり綺麗な色でした。いつも通りのご機嫌な天然トーク炸裂。あぁ、これですよ。安野さんの人柄に触れると心が自然と温かくなる。
ファンも皆さん温かく、とても優しい。命名
「安野家」です♪
とてもアットホームで居心地の良い場所。母性溢れる安野さんはさしずめ「母」ですね♪(←これ、直接伝えてしまいました。「お母さん」と呼ばせて欲しいとw)
トークを交えつつ4曲歌いました。ちょうど始まる時、北川さんも到着されたようで。
01_ロケットビート
02_ちいさなひとつぶ
03_悲劇なんて大キライ
04_逢いたくて
屋外に広がる歌声。本当に素晴らしいものでした。
----------------
終了後の特典お渡し会。
隣の方から「この整理券を持っていれば特典貰えるのですか?」という質問。
どうやらリリイベは初めてとの事。「そうですよ。でも参加券があれば順番は後になりますが貰えます。」とか答えていると、周囲の方も次々と会話に参加。
参加券を大量に持っていると何周もするけど、今日はまとめて貰えそうとか、フライングドッグはほとんど話せずスタッフに引き剥がされるとか・・・
すると隣の方、「え?お話って?誰とするのですか??」
ワタシ「本人ですよ?」
隣の方「えっ!?そうなんですか??スタッフが配っているだけかと思ってました。だからこんなに並ぶのですね!?」
そこから興奮と緊張と、様々なプレッシャーを感じつつ近付くにつれ「あそこに居るの、本当にホンモノですか?」とか訳わからん状態に(^^;
もう周囲の皆さんと「ステージに上がったら頭真っ白で気付いたら終わってますよ。」「カバンだけ忘れないでね?」とか大盛り上がり!
「ところで来週は大崎ですか?」「幕張は?」「それって2日間だったり?」「いや、隣の会場ですw」「豊洲は絶対無理でしょ?つぎ込むのも無駄かと思う」等々・・・
さすがに長時間になり、「自分は次の会場があるので16時半には出たいなぁ。。」とボヤいたら「え?どちらへ?」「新宿BLAZEです。」「深窓ですか?自分も行きます。」「マジすか!」なんてww
いやぁ、色々な会場に行っていますが、ここまで見知らぬ方がどんどん参加してきてアットホームにお話出来るって、これが「安野家」なんですよね。
だからこのノリで本人に「お母さん」とか言っちゃったのよねw
でも、この場でたくさんの家族が出来た事に凄く喜んでくれて。
スタッフさんも剥しに来なかったので長時間お話しちゃいました♪
という訳で、無事にカードは我の力となりました。固着(セキュア)♪
ひとりひとり、しっかり向き合ってくれる安野さん。自分は無事に次の現場へ向かいましたが、お渡し会が終了したのは18時半だったとか。。。
さて、この話・・・次週のリリイベに続きますよw(~~*