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2018年11月11日 イイね!

安野希世乃『笑顔。』

安野希世乃『笑顔。』 安野希世乃 2ndミニアルバム『笑顔。』

 2018年11月7日にリリースされました。

 フルアルバムではなくミニアルバムを続けるというのはチーム安野の戦略との事。聴き疲れしない、ちょうど良い長さの中にもしっかりとストーリー性があり、幅広い楽曲はミニアルバムである事を忘れてしまうくらいの満足感。


 きよさんの声は清らかで温かく、包み込まれるような優しさを感じます。それでいてハスキー成分が含まれている為に響きのレンジが広く、低音が芯となり立体的で大変心地良いという、独特な魅力があります。(決してフォールド波ではないw)

 自分は元々「この声すごく好き!誰だろう?」というところから始まって今に至るのですが、彼女の声は音楽業界でも「いろいろな楽曲を作りたくなってしまう魅力がある」と言われております。


 元々FlyingDogは自分にとって好きなアーティストが多いこともありますが、音質が良くCDとハイレゾ両方購入することも多いレーベルです。
 私のポタオデ環境とは相性が良く、いやむしろ追い詰めた結果そうなったのかもしれませんが、本当に生々しく細かい部分まで聴かせてくれます。
 特にこのリケーブルによる激変は衝撃的でした。「オメェ・・・まだ上があんのか・・・」(by悟空)というくらいw


 CDにはCDの良さもありますが、ハイレゾとの違いについてはきよさん自らコチラの記事で「とっても分かりやすく」語っておりますのでw
 

 前作『涙。』は各方面でも評価が高く彼女の魅力を存分に味わえるものでした。特にボーナストラックのエスカクロン挿入歌『戸惑いトレイン』は大人の事情で配信されていませんが、安野希世乃さんが歌って来た中で今でも一番好きな楽曲です。

 あれから1年3ヶ月、シングルも発売し、その他様々なアーティスト活動を経て更に成長したきよさんですから期待しかしていませんでした。


【 収録曲 】

01_ぼくのヴィーナス
  作詞:安野希世乃/作曲・編曲:コモリタミノル

 リード曲。SMAP初期の曲を代表とする名曲を数々手掛けて来たコモリタミノルさん、ワルキューレでは「ルンピカ」「いけボ」「破滅」、そしてJUNNAちゃんの「Vai! Ya! Vai!」などノリの良い楽しい曲でお馴染み。
 きよさんのソロ曲では初ですが、福田Pの願いにより安野さんに歌って欲しいメロディを提供、そこから「夏」をイメージした安野さんが作詞をしました。



 どこか懐かしさを感じる曲。クセになるフレーズが耳に残ります。


02_ふわふわとしてる
  作詞・作曲:EPO/編曲:山本隆二

 もうね、誰が聴いてもEPOさんですよ♪きよさんのイメージで作ったって・・・やっぱこうなるんですよねw
 歌い方は恵に近いかな。キャラソンと言っても良いくらい。とにかく可愛らしい、ふわふわとした曲です。途中の笑い声が・・・♪


03_笑顔。
  作詞:鈴木桃子/作曲・編曲:松本良喜

 作詞は元COSA NOSTRAの鈴木桃子さん。作曲は「AXIA ~ダイスキでダイキライ~」「さよならソレイユ」の松本良喜さん。これまでのイメージとは違う、とても心地よいスウィート・ソウル・ミュージックに仕上げてくれました。6分半の大作。


04_Wonder Shot
  作詞・作曲:堂島孝平/編曲:北川勝利

 「悲劇なんて大キライ」に続いて堂島孝平さんらしいメチャクチャカッコ良くライブ映えする曲です。更に「涙目」同様、北川勝利さんによる編曲、きよさんのカッコイイ部分を存分に引き出してくれました。こういう歌い方、「Rockin'Emotion」ともまた違う引き出しがあるのが凄い。。


05_かすかなかなしみ
  作詞・作曲:鈴木祥子/編曲:鈴木祥子・菅原弘明

 真綾さんとも縁深い鈴木祥子さん。「さいごの果実」「SAVED.」のような優しい曲。真綾さん好きとしてもこういう曲をきよさんが歌うって嬉しいですね。前曲からの流れも素晴らしい。


06_嘆きの空
  作詞・作曲:成本智美/編曲:河野伸

 これまた6分半の大作。成本智美さんによる穏やかで美しい楽曲。きよさんの声が乗ると聴いていて涙が出てきます。
 「嘆きの空」という意味深いタイトル。切ない内容なのに曲の終盤、空から一筋の光が射し、温かく包まれるような感覚になるとってもステキな楽曲です。
 河野伸さんによる編曲が自分にとって馴染みやすい曲にしてくれたのかも知れません。


07_ロケットビート
  作詞:岩里祐穂/作曲・編曲:北川勝利/ストリングス編曲:宮川 弾

 「嘆きの空」で心地よく終わった後、少しの静寂を入れたのは意図的でしょう。この流れでシングル曲の「ロケットビート」は本来異色ですが、間が開く事によりこの曲のまた新たな魅力を知ることが出来ました。


 全曲、レコーディングは北川勝利さんゆかりの豪華メンバーが演奏しています。これが全体的な安定感を生んでいると思います。

 特にコーラスはきよさんが幾重にも重ねており、ヴォーカルに更なる厚みが出ています。ワルキューレで鍛えられた効果が出ていますね。ハイレゾで聴くとほんと良く分かります。

 ライブツアーも当選しています。その前にリリイベもありますが、今から楽しみでなりません。


 映像特典も全部乗せ贅沢仕様です。

<初回限定盤Blu-ray収録内容>

・ ちいさなひとつぶ Music Video
・ ロケットビート Music Video
・ ぼくのヴィーナス Music Video+メイキング映像


 水着が・・・w



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 さて、発売日前日、平日休みだったので現在「ドラマカフェ池袋店」にて開催されているコラボカフェに行って来ました。

 『安野希世乃×声優グランプリ コラボカフェ』

 開催期間:2018年11月2日(金)~11月25日(日)





 きよさんが「おかえり♪」と迎えてくれました(^^*

 店内は発売前の『笑顔。』が流れており、至る所にきよさんがw

 直筆の落書きメッセージ多数♪






 ちょっと早目のおひるごはん♪



 限定販売のマグカップも無事購入。これでカフェラテ飲もう♪




 平日なので空いていましたが、明らかにこの後同じ場所へ向かうであろう出で立ちの方が数名w

 心地よいひとときを過ごせました。

 うん、また最終日に来るつもり。


 という訳で、この後の行動についてはまた後日。

 
 『笑顔。』

 またお気に入りの1枚が増えました。



 今日も平和です。



Posted at 2018/11/11 22:56:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年08月09日 イイね!

ボブぼう♪

ボブぼう♪ 声優、歌手の東山奈央ちゃん。

 トレードマークだった黒髪ロングストレートをバッサリ切って「ボブぼう」となった「なおぼう」、のぞセンパイの舞台挨拶でボニテを揺らしながら颯爽と廊下を歩いていたのが最後だったかな。マクとまでいきなりボブになっていて「なんちゃって」かと思ったら本当に切っていたと。。。



 そんな「ボブぼう」に会ってきましたよ♪

 テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り
   SUMMER STATION

 コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE

 2018年8月5日(日) 『 東山 奈央 』


 毎年盛り上がるお台場の某ライブ、今年は規模縮小で諦めていたのですが、お陰様で?こちらが面白いコトに。スポンサーはどちらもコカ・コーラさんなんですよね。
 優先エリアに入るには「音楽LIVE優先入場整理券付サマパス」が必要です。




 この直前のタイミングでFC限定夏グッズの通販が行われました。当然申込。

 自分は普通に購入出来たのですが、どうやらあっちゅ間に完売したそうで・・・

 そして会場限定販売の貯金箱。この日、ここでしか購入できないのですが、マシュマロの図柄が気になりますw





 グッズの開発、製造時期を考えるとかなり以前からボブ計画はあったのでしょうね。やはり「のぞセンパイ」が落ち着いてから夏に向けて実行したのかな・・・・・


 コレ、実際届いたのは本日8月9日。ライブには間に合いませんでしたが何れまた。。


 仕方ないので武道館装備+コレを持って♪


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 実は当日、本来は休みだったのですが緊急出勤。。こういう時、今までは仕方なしと諦めていたのですが、今回は理不尽な部分もあったので初めての早退を無理やり申請。

 着替えを職場に持ち込む訳に行かずコインロッカーに預け、夕方取り出して六本木へ。久々の六本木ヒルズです。

 実はなおぼう自身も練習していて後悔するくらいアツ過ぎるセトリだとか。そして大変な宿題が出ていますwww

 という訳でガッツリ戦闘形態に着替えてから荷物をコインロッカーに入れて僕らの戦場へ・・・実はココ、意外とコインロッカー多いんですよ。高級店が多いので大人しく。。。



 会場の六本木ヒルズアリーナは屋外だけど大きな屋根付きなのでライティングや音響設備も充実。お台場よりもかなり見やすいレイアウトで2000番台なのにかなり近くに入れました♪



 いよいよ開演。司会はアナウンサーではなく代々木アニメーション学院声優タレント科の「kyouya」君。今後「sideM」とかに入って行きそうな感じw


 なおぼう登場!

 FC限定夏Tシャツのサマーピンクを思い切りアレンジ。なおぼうと言えば「青」なので自分はマリンブルーにしましたが、サマーピンク凄く良い色。そしてショートパンツ。

 ボブに青いバンダナとかメチャクチャかわええ!このスタイル、通常のライブならアンコールだよw


 いきなり1曲目!


1. True Destiny


 イントロが流れた瞬間、ブチ上がります!!!

 こういうオープンな場所。やはり興味本位の方も多く集まっておりヲタ芸まがいの盛り上がり。。。

 こういうノリ方しか知らない若者を育ててしまったのはある意味アニメ業界、音楽業界そのもの。。彼らは犠牲者だと思えば気にならない。。。。。いや気にしないように。

 まぁ、それも真面目なファンの熱気に呑まれて徐々に静かに、後方へ・・・・・


 サビで思い切り叫びます。

 「な~お~!!」


 曲毎のMC、なおぼうメッチャ楽しそう!

 ここで会場の皆と約束事。

 MC毎に必ず水分補給してください!


 と、ここから毎回「お水おいしい?」ごっこが始まるのでした♪

 なおぼうから皆に「お水おいしい?」と聞かれるのはなかなか珍しいw



 次の曲。「夏休みの宿題、やってきてくれたかな?」


 もうキタ!!!


2. ネバギバ音頭

 夏休みの宿題とは先日ブログで出された「「ネバギバ音頭」のコール&レスポンスを覚えていただく」というもの。

 まぁ、言われなくてもリリイベの時からやってましたが、なおぼうの場合ファン発信で公式になる場合が多く、今回もまとめてくれました。

 リリイベよりも表現豊かに、もはやCD音源とは全く別物。こうしてファンと共に楽曲が成長して行く様を共に体験出来るからライブって面白い。


 「はいはいっ!ふっふーー! さんはいっ!」


 そう言えば最近イヤホンを変えたのですが、ここに出て来るコールって今まで聴こえなかっただけで最初から入っていたものが多いですね。
 うーん、やはり沼は深い。。。


 次の曲。いきなりイントロで場内大騒ぎ!!


3. オトメイロ


 この流れヤヴァイでしょwww

 歌うほうは大変だろうなぁ。でも楽し過ぎる!!

 「アイヤ、アイヤ、アイヤ、イヤサーサー♪」


 地球の温度が2度くらい上がっちゃいました♪


 はい、この辺でヲタ芸まがい者たちは付いてこられなくなる・・・

 最期までずっと喋っていてウザかったケド。。。



 次の曲。「皆さんと一緒に踊って・・・・・」

 と言っただけで全員理解の大絶叫!!!

 半年ぶりなので一応練習しましょうと何となく始めると全員出来てしまうwww


4. 君の笑顔に恋してる

 ヤッパ良い曲だなぁ。本当は恋の曲なんですけどね。ファンを想って武道館で最後に歌った曲。その想いを知っているし、なおぼう驚いていたけどそりゃ全員踊れますよ♪

 

 次の曲。「次の曲は皆さんにタイトルコールをお願いしたい」

 うおぉぉぉ!!!キタ~!!!!


 「イマドコ~?」と聞いたら「六本木~!!」とか言わないように♪

 これももはや鉄板ネタw

 「イマココ~!!!」


5. イマココ

 この流れ、こんなに盛り上がった「イマココ」は他に無いんじゃ...(^^;

 「行け~行け~行け~行け~!!」


 次の曲。いきなりイントロが流れ瞬時に場内真っ赤に染まる!


6. 灯火のまにまに

 なおぼう、よく息が続くなぁ。。ここでこの曲って難しいよね。まぁ、某Wに比べれば大したことないかw(^^;


 「はぁ~あぁぁあ~!」

 自分も体力ヤヴァイけど抑揚に合わせて思い切り盛り上がると本当に楽しい曲。



 次が最後の曲。この曲を皆さんと最後に歌えたら絶対に幸せだろうなと思っていたけど、思った時よりも遥かに幸せな気持ちでいます。

 「サビ前のジャンプで・・・・・」

 うをぉぉぉ~~!!!


7. 君と僕のシンフォニー

 ヲタ君たち復活で大絶叫・・・もう勘弁して。。。。。

 それはともかく、武道館の時とはまた違う感動。楽しい時間を共に過ごした感動。この曲の持つパワーを改めて実感。


 「ありがと~~~!!!!!」

 この言葉に込められた想いが染み渡ります。。。


 なおぼうの人柄だよねぇ。


 それにしてもファンの皆さん、曲名を言わなくてもキーワードが出た途端に即対応。その能力たるやwww(自分含む)


 最後に少し時間をもらって物販の話。

 8月5日、「箱の日」にちなんで「貯金箱」だったとか。最初8月4日だと勘違いして「箸」作ろうと言っていたらしいw



 マシュマロの図柄は購入した方以外この時もシークレット。実際コレは言えない罠w

 そして今日着ているTシャツの話になると場内が不穏な空気に・・・・・


 瞬殺であった為に買えなかったファンがここにもたくさん・・・

 謝るなおぼう・・・

 元々追加販売をしない前提でした。あまりの食いつきぶりにどうしようかと考えているとの事ですが、何か出来ることがあれば後日お伝えしますと。。。


 全7曲。本当に楽しくアツいライブでした♪





 周囲の屋台で熱を冷ましつつ帰路へ。

 次に会えるのはクリスマスライブの前は・・・・・豊洲というコトで!



 
Posted at 2018/08/09 15:56:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2017年07月17日 イイね!

as the moon,so beautiful.

as the moon,so beautiful. 2017年4月期作品
  『月がきれい』

 埼玉県川越市を舞台としたこの作品は思春期を迎えた中学生の日常にスポットを当て徹底的にリアルに拘ったものであり、自らの心の奥に忘れ去られた感情をくすぐられ、様々な感動を与えてくれました。



 この作品については皆様それぞれに想い入れがあるでしょうし、既に様々な意見や感想が世の中に溢れかえっております。

 私にとっても数少ない本当に大切な作品となった訳ですが、終わってみると実は最初からそうなる運命だった気がしてなりません。
 

 久しぶりに徹底的に紐解いてみたいと思える作品に出会ってしまいました。


 自分が感じ、思った事。それは「妄想」かも知れません。事実とは全く違うのかも知れません。それでも、「あぁ、そういう考え方もあるんだ?」程度にお付き合いいただき、何かのキッカケになればと思いあえて書かせていただきます。


 かなりの長文です。お時間のある時にでも是非お付き合いいただけたら・・・


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 気になったら考えるより先ず行動。


 そんな訳で、GWには既に川越に行っていました。

 川越は小江戸と呼ばれるくらい、歴史が色濃く残っている町です。それでいて東京から近く、駅周辺や16号線沿いは近代的な建物も同居しています。

 川越市はさいたま市、所沢市といった大都市と隣接しており、実は所沢市よりも人口が多いのですね。大宮を経由すると東京方面へも新宿、池袋方面へも簡単に出られ交通の便も良く、ギリギリ都内への通勤、通学圏になるのかな。

 近くに西武園ゆうえんちがあるのに後楽園まで行ったのは実際には遠くないという事実と、東京への憧れという心の部分があったのだと思います。


 実際、SSAから近いのでついでに行ってしまったくらいw


 更に先日、最終回を迎えた後、色々と確認したい事があり仕事帰りに車で行って来ました。どうしても夜に訪れたかったので。。2ヶ月で3回目。。。w
 
 またいくつか貼っておきます。(拡大してご覧ください)










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 実際に舞台を訪れてみると制作側の意図、世界観など様々な情報を目の当たりにします。単なる「聖地巡礼」などと言って浮かれている訳ではありません。まぁ、私をご存じの方はご理解いただけると思いますがこれは職業病みたいなもので。。。

 古き良き町で暮らし続ける人々。都会への憧れを持つ人々が同居している町。中学生の行動範囲として十分に成り立つスケール感。だからこそ完全オリジナル作品としてのシリーズ構成、脚本が確立し、舞台に選ばれたのだと思います。
 シリーズ構成、柿原優子さんの最近作ではオリジナルではありませんが『orange』なんかある意味雰囲気近いかな。そう言えばあの作品舞台は松本市だっけ。

 余談ですが、作中に何度も印象的に出て来た「安土城」「松本城」のプラモデル。絶対に何か因果関係があると調べたのですが・・・・・


 松本城は松本藩の藩城であり、安曇郡は松本領のひとつ。松本藩は水野家が治めていた時代があったが、失脚して川越藩に預けられた。

 それくらいしか・・・・・調査続行中ですがどなたかご存じでしょうか?


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 さて、そんな感じでこの作品を紐解くとポイントになるのは舞台の他にもいくつかあるのですが、自分的には「スタッフ陣」のクレジットを見た瞬間に実は確定していたのですよね。。(あくまでも好みのオハナシ)


 先程のシリーズ構成「柿原優子」さんは「シナリオ工房 月光」所属の脚本家。
「月光」とはこれまた・・・・・

 というのは余談。自分にとって大きいのはやはり「岸誠二」監督ですね。

 「Angel Beats!」からのファンではありますが、この作品は「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」同様、音楽制作が「FlyingDog」なので南健Pと好き放題拘って作られた感じがします。

 お2人には何度かお会いしており何となく人柄も知っていますが、「平凡な日常の中の非日常」的な作品が多い岸監督にしては徹底的に「平凡な日常の中の現実」にこだわった作品でしたね。これはアニメーションという表現方法に拘らない岸監督らしさでもあります。いつか実写映画を撮りたいとも何処かでおっしゃってました。(この作品をという意味ではありません)


 岸監督らしい展開、テンポで安心して観ていられましたが、しいて言えばラストシーンで監督の悪いところが出たかなと。。


 あれは「2人が幸せになれて本当に良かった」という意見が圧倒的に多く自分も確かにそう思います。

 しかし、そう思わせる事こそ意図的な演出であり、冷静になると絶対に続編は無いと無理やり情報を詰め込まれ、「この後どうなったのだろう?」と妄想させてくれる楽しみを奪われ、現実を突き付けられてしまったという側面もあると言えます。

 いや、制作的にはそれで良いのですが、「またやってくれたか」とトラウマが。。。



キャラクター原案は「loundraw」さん。



 この方の世界観が好きで、「三月のパンタシア」を好きになったキッカケでもあります。

 この世界観をキャラクターデザインの森田和明さんが仕上げている訳ですが、岸監督率いるチーム・ティルドーンに所属し数々のキャラデザ、作監をこなしています。「神様ドォルズ」「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」等々、岸監督のかなりの作品が森田氏の仕事ですね。

 そう言えば、月繋がりですが・・・「Carnival Phantasm」も岸×上江洲×森田作品だったりしますw

 あぁ、今だからこそ再開しないかなぁ?



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 音楽の面ではさすが「FlyingDog」といったところでしょうか。


 天才ピアニストの名高い「伊賀拓郎」さんが劇伴をはじめ全面的に楽曲をプロデュースされています。

 最近では「魔法少女育成計画」「風夏」といったFlyingDog作品で活躍されましたが、そういう意味ではOP曲、ED曲を担当されたビクターミュージックアーツ所属の音楽プロデューサー「WEST GROUND」も同様ですね。

 「WEST GROUND」はアルペジオのナノからこれまでFlyingDogで様々な楽曲を提供してきました。「まほいく」生き残りのぬーさん、奈央ぼうもアルペジオの流れからの「まほいく」そしてソロデビューになるのかw


 つまり、自分にとっては大変聴き慣れた楽曲達ということになります。


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 それでは、ここからが本題です。



 『月がきれい』という作品最大の特徴。それは・・・


 「プレスコ作品」であること。



 つまり、一般的なアフレコと呼ばれる「映像に声や音楽を充てていく方法」ではなく、「声や音楽に映像を充てていく方法」です。


 製作発表の時だったか、「既に声入れは終わっている」と言っていました。現代のアニメ業界、制作スケジュール的にそんな余裕があるはずありません。

 つまりこれは「あえて」そうする必要があったからに他なりません。

 梶浦由紀さんはよく「充て作曲」をされますが、既に出来上がった映像に合わせて作曲をして行く為に説得力が生まれます。それ故時間的には余裕がありません。従来の声入れは完全でなくても画の動きを見ながらタイミングを合わせて声を入れて行きます。つまり「アフター・レコーディング」略して「アフレコ」です。


 対して「プレスコ」は「プレ・スコアリング」と言って声、音楽などを先に収録し、画を合わせて行く方法です。これにより、演者の間合い、演技をそのまま活かす事が出来、リアルを追及するには最適な方法なのです。


 この作品ではリアルな中学生の行動、仕草、思考など徹底的に取材し、出来るだけ再現しています。アフレコでは演技を画に合わせなければならず、リアル感が損なわれてしまうのです。

 義務教育最後の時期である中学3年生という設定は両親から精神的に自立して行く繊細な時期であり、金銭的にも行動範囲的にも制約ある中でもがいて成長して行くリアルさは実写でも再現できない部分でもあります。
 オーバーエイジの役者が演じる高校生作品は滑稽であり、知恵や行動力の付いた年代は生々しくなってしまいがちですからね。


 リアルに拘った「プレスコ」という方法により、脚本は早い段階で全て出来上がり、「結末を知った上での演技」や構成が可能になるのです。



 そのひとつがエンディングの「LINE」です。


 毎回エンディングのLINEが話題になりましたが、最終回のエンディングで全て回収されるように時系列をバラけさせて振られていました。まぁ、岸監督ですからある程度読めましたが。。

 「彼氏くん」「よめ」「彼女さん」「夫」「ダーリン」「カレリン」「ハニー」など名前は変化していましたが、言葉遣いやスタンプの使い方、そして何よりプロフィール画像のセンスがどう見ても2人のものでした。


 そもそも、ハッピーエンド・フラグ、不自然で意味深に立ってましたよね。




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 そして当然、音楽も同様に「音楽ありき」という事になります。

 「はじめに歌ありき」という名言もありますがアレは別の意味w


 実は私が今回一番言いたい部分であります。


 何故そう思ったか?キッカケはサントラに収録された挿入歌でした。



 OP曲、ED曲担当の東山奈央ちゃんが歌う挿入歌。これがTVサイズで収録されたのですが、どうしてもリアル感を大切にしたく、ハイレゾ版を購入しました。同時にOP/ED曲もハイレゾ版で買い直しました。
 元々音質の良いFlyingDogですが、CDでは音圧が高く塊感が強く感じてしまいます。あくまでもハイレゾ版との比較ですが、同じこのシステムで聴いても解像度の高さ、分離感も相まって繊細な演奏や息遣いまで感じるような気がします。

 歌だけのプレイリストを作ったのですが・・・・・

 自然とこういう曲順にしていました。

 こうであるべきだとの直感でした。

 理由は後ほど。この理由こそが今回ブログの「正解」。

 それを立証する為に更にこんなコトも・・・・・


 選曲は監督はじめスタッフの好みでしょうが、私にとっても青春時代の思い出が詰まった曲たちです。
 さすがにこちらはハイレゾにしませんでしたが、そもそもハイレゾ録音されていない曲ですから逆にリアルかも知れません。

 そしてこの選曲こそ、「プレスコ」最大の理由でもあります。



 このプレイリストを通して聴いた時・・・・・

 骨が全て繋がったのです!

 (作品違うけど最適な表現w)


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 では、順に紐解いて行きましょう。

 歌は全て東山奈央ちゃんです。これも「何故?」なんですよね。本作品は他の作品色が付いていない新人を多く起用しています。それもまたリアルに拘る証。
 そんな生徒たちを見守り、導いて行く担任役が奈央ちゃんです。そんな目線で歌っているのかも知れません。


1_オープニングテーマ『イマココ』
  作詞 - 川嶋あい / 作曲・編曲 - WEST GROUND




 川嶋あいさんは思春期の恋心を表現するのが上手ですね。かつてよく泣かされたものです。。最近では『風夏』の氷無小雪(早見沙織)が歌う『MEMORIES』『雪花火』の作詞・作曲を担当されました。相変わらず健在ですね。

 OP主題歌は作品世界を紹介するものです。

 タイトルの『イマココ』とは?

 歌詞からすると「大好きな人が今ここにいるいるんだよ」と、「存在」の事を言っていますが、あえてこんなタイトルにしたのですから、この言葉を通常の使われ方から考えると「長い人生の道のりの中で今このかけがえのない瞬間に居る」という意味で「←イマココ」となりますかね。

 この曲のリリイベは地元横浜のプラネタリウムで行われました。応募券が付いていたのでCDを2枚購入したのは当時あまり公表されていなかったのでナイショの話でした。まぁ、落選したのでアレですが絶対に行きたかったなぁ。。


 歌詞は正に不器用でぎこちなく初々しい恋愛。自分も中学生の頃は同じだったなぁ。。。

 曲ですが、実はこの曲のみ伊賀拓郎さんが関わっておりません。WEST GROUNDらしい世界観で若々しさを表現しているようです。ハイレゾ版をバランスで聴くとピアノ以外にもキラキラした音がかなり気持ちよく降り注いできます。


 映像は桜吹雪がかなり印象的でAパートで街並み、Bパートで学校、どれもボヤけているのですがサビから鮮明になり実写の川越祭り、そして各内容のカットが挿入されています。

 これが6.5話を境に変わりましたよね。

 ボヤけていたものが鮮明な日常に変わり、小太郎がN.bookに向かい一心不乱に何かを打っています。鮮明になったのは恋愛が成就し、見えている世界が明るくなったから?

 イントロの映像はかなり意味深で書棚には各話のタイトル元となった書籍が並び、机の上には「13.70」という原稿が。

 Aパートは日常が描かれ、Bパート終わり、小太郎のタイプする手が早くなり、茜はスタート体勢に。小太郎の稽古も本番直前。テンションが上がって行きサビで川越祭りにリンクして行く。
 前半の実写と同じ動きをアニメで再現し、これが小太郎である事を再認識すると共に作品のリアル感をも再認識させている。
 全力で舞う小太郎と全力で走る茜。

 そして氷川神社のふうりん。よく見ると不自然にハッキリした文字がいくつか・・・

 「仲良くいられますように」
 「結婚ができますように」
 「家族が末永く健康で暮らせますように」
 「子供が元気に育ちますように」

 氷川神社はそういう場所ですが、これが2人の行く末を書いたものという見方も出来ます。

 小太郎が何を打ち込んでいるのか、これも「彼女と出会ったのは」ハッキリ読めますね。ノートに書いたプロットからしても、これが自分達の物語であることは確実。

 そして小太郎が何かを振り切ったようにエンターキーを押し・・・原稿の全容が見えると「安曇 治」の名。

 べにっぽが2体に増えていますが、よーく見ると手前のべにっぽが若干小さく描かれており、右手を繋いでいます。ED曲で「つないだ右手も」とありますが、この作品中で手を繋ぐ場面、茜から繋ぐ場合は必ず右手です。小太郎からの場合も右手で繋ぎたがるので結果的に茜は左手になりますが、右利きの場合利き手でしっかり繋ぎたくありません?

 最後に意味深な「つづく」というのは2人の物語(人生)は続いて行くということ。

 既にこのOP映像で結末が語られておりました。



2_『初恋』(第3話)

  作詞・作曲 - 村下孝蔵 / 編曲 - 伊賀拓郎




 村下孝蔵さんの名曲です。「イマココ」のアニメ盤にフルver.が収録されていましたが、こちらは良い部分だけ切り取ったアコースティックver.なのでかなり印象が違います。
 他の曲も同様、伊賀拓郎さんが編曲したアコースティックver.です。

 好きだよと言えずに初恋は
 ふりこ細工の心
 放課後の校庭を走る君がいた
 遠くで僕はいつでも君を探してた


 これ、どう考えてもこの曲ありきで内容が考えられたとしか思えません。他の曲も同様です。是非原曲を聴いてみてください。選曲の意味がよく解ります。



3_『やさしい気持ち』(第5話)
  作詞・作曲 - Chara / 編曲 - 伊賀拓郎




 個性的な原曲をよくここまでアレンジしたと感心。CMで印象的に流れているのを聴いていて絶対にハイレゾで揃えると思った曲。涙が出てきますよ。。

 これまたイイトコ取りでAパートから2番のサビに飛びます。


4_『3月9日』(第6話)
  作詞・作曲 - 藤巻亮太 / 編曲 - 伊賀拓郎




 レミオロメンの名曲ですね。ホント、この曲にどれだけ泣かされてきたことか。。

 実はこの曲、サントラに収録されていません。他の曲はラストにかかるのですがこの曲だけは途中で使用されました。この扱いの意味が収録されなかった理由かな?

 このPVを改めて観ると驚きますね。撮影場所が氷川神社、氷川会館です。小指にはめた赤い糸が・・・

 卒業式で歌われる事が多い曲ですが、本来この楽曲は『結婚』を祝う歌であって、『卒業』を祝う楽曲ではないのです。このPVが卒業式後に結婚式に向かっているので。。


4_『旅立ちの日に』(第7話)
  作詞 - 小嶋登 / 作曲 - 坂本浩美 / 編曲 - 伊賀拓郎 / 歌 - 川越市立第三中学3年1組


 これはオマケです。本編後のショートフィルムで合唱していた曲です。

 埼玉県秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲で、今では全国的に卒業ソングとして定着しています。西武秩父駅の発車メロディにもなっています。なので動画はありません。
 川嶋あいさんも「旅立ちの日に・・・」という曲を歌われていますが別物ですね。


5_『夏祭り』(第8話)
  作詞・作曲 - 破矢ジンタ / 編曲 - 伊賀拓郎




 我々「いか天」世代にはお馴染みJITTERIN'JINNの名曲です。(あえてWhiteberryとは言わない。)

 これまたよくぞこんなアレンジをしてくれたものだと感心。。今回夜の川越に行ったのはこれを聴いたから。
 実際に花火を見たのはTDCですけどね。


6_『fragile』(第10話)
  作詞 - 持田香織 / 作曲 - 菊池一仁 / 編曲 - 伊賀拓郎




 ELTの名曲、あいのり主題歌ですね。これが流れたらもう泣くしかないじゃないですか。。。
 「fragile」とはフランス語で壊れやすい、はかない等の意味があります。
 傷付きやすく、壊れやすい恋心。

 もうね、10話は何度小太郎をぶん殴ってやりたいと思ったことか。。(ラスト数分まではね)

 歌詞の「傷付けやすい日もあるけど、「いっしょにいたい」とそう思えることが、まだ知らない明日へとつながってゆくよ。」というのがこの作品の根幹であり、これを聴いた瞬間、ハッピーエンドを確信しました。


7_『未来へ』(第11話)
  作詞・作曲 - 玉城千春 / 編曲 - 伊賀拓郎




 Kiroroの名曲。 11話はこの曲そのもの。

 私はこの曲こそ、この11話こそが物語の核心ではないかと思っています。


 母は何があっても、いつでも子の味方。いつでも優しく見守ってくれている。

 母は優しく、母は強い。だからこそ厳しく、ぶつかる時もある。

 母から子へ、子から孫へ、その想いは受け継がれ、どんな困難があっても未来へ向かい、足元を見てゆっくり歩いて行けば良いんだよ。そんな想いが伝わってきます。

 1話から事あるごとにお互いの家族、親の愛情が描かれてきました。これも高校が舞台だとあまり出来ないオハナシ。

 11話では小説を閉じる手、おにぎりを結ぶ手。お茶を出す手。その薬指に結婚指輪がチラついているのが意識しなくても目に留まります。

 『月がきれい』という作品は中学生はもちろん、中学生くらいの子を持つ親世代がかなり共感していると聞きます。この作品はどちらの目線でも成り立つような気がしますが、単なる中学生の恋を描くだけではなく、家族愛そのものを両方の目線で描き切っているような気がしてなりません。

 例のラストカットはその証かと。


 母役は永遠の17歳ですが、この作品ばかりはさすがに貫禄を見せつけてくれましたね。対する「ちわわ」も良いサポートしてくれました。よくこの2人をキャスティングしてくれました。

 岸監督、やってくれましたね。絶対に11話は確信犯です。。。


 12話はこの延長線でしかありません。。。


8_エンディングテーマ『月がきれい』
  作詞 - 川嶋あい / 作曲 - WEST GROUND / 編曲 - 伊賀拓郎




 EDは殺風景な氷川神社から始まり、一周して戻る間に季節が移り変わり、桜が満開になった時には2人が手を繋いでいます。「♪つないだ右手も」の部分でちょうど繋いでいますね。と同時に右上の月が徐々に満月になっていく。

 何故この曲を最後にしたのか。

 このプレイリストを続けて聴いているとある事に気付きます。

 (イマココ以外)全ての曲が同じテンポ、同じ色付けのアレンジなのです。

 特に『未来へ』から『月がきれい』へのつながりは同じ曲かと思うほど。


 何故作品名を冠した表題曲なのか。

 何故PVがこんなにシンプルなのか。

 この曲が物語の全てであり、大団円だからです。


 わたしにとってそれは…まるで月あかり

 as the moon,so beautiful.

 月のように美しい恋の物語。


 各話のエンディングから最終話のエンディングに集約し、ラストカットと合わせて曲のアウトロが優しく終わって行きます。この終わり方こそ大団円つまりハッピーエンドの証。雑念なく心安らかに、この後何も聴きたくないという感覚。

 今改めて・・・これは名曲。いや、名作だからこそ、音楽が完全にリンクしているからこその名曲。

  川嶋あいさんに対しては作品内容に関するかなり細かいディレクションがあったのでしょう。知らなければ書けない歌詞です。


 この曲ありき。だからこその「プレスコ」作品。


 これが私の「正解」。


 もう、全て満足。納得しちゃいました。

 あれ?オレ、消えるのか??




----------------


 という訳で、久しぶりに長編ブログとなりました。これが私本来のスタイル(^^;

 最後までお付き合いいただけた方、有難うございました。

 あくまでも個人的な想いを書き綴っただけです。

 この素晴らしい作品に少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。



 



関連情報URL : https://tsukigakirei.jp/
Posted at 2017/07/17 22:38:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2015年08月10日 イイね!

今ここに、辿り着いたこの「音」

今ここに、辿り着いたこの「音」 幾千回ものショップ通いを繰り返し今ここに・・・


 ようやく音の沼から脱出しました。

 まぁ、結果的にはループしただけでしたケドw

 という訳で、お世話になった方へのご報告になります。


 ここまでの経緯は既に詳しく書いてきましたので割愛しますが、次のステージに進もうと思うとどうしてもDAPが気になってしまいます。

 本来の趣旨からしても、予算的に考えても自分の選択肢ってNW-A16しかないのですが・・・




 まぁ、コラボモデルってのは実際二の次でして、(とは言え、「ここさけ」×「あの花」にする気はない)メリット、デメリットをそれぞれ考えたのです。

<メリット>
 ・ハイレゾ対応
 ・iTunesから取り込めて今まで溜め込んだ曲も確実に高音質で聴ける。
 ・メモリーはmicroSDXCメモリーカードで増設すれば良い
 ・専用機で聴いているという満足感w
 ・何よりコラボモデルということ ←

<デメリット>
 ・2台持ちになる
 ・操作感はiPhoneに敵わない。
 ・iTunes Storeで購入した曲が取り込めない
 ・iTunesのプレイリストが反映されない


 どちらが良いとも言えませんが、肝心なのは「音質」です。

 安価なりの音で満足できるであろうか?

 店頭のデモ機はハイレゾばかり聴かせてくれるので参考にならないと思っていたのですが、ある日話の解るヲタ店員さんに出会い、聴き比べの為にCDから落とした音源、ハイレゾ音源それぞれを入れている機体を試させてくれました。


 確かに良い音です。


 ・・・・・でも・・・・・何か違う?


 好みの問題でしょうけど、キレは良いのですが私には「固くて細い」音に聴こえてしまいました。いわゆるSONYらしい音なのでしょうが、自分の好みではない??

 上位機種も方向性は同じでしょうし、AKも似たようなもの?他は手が出ないというか、そもそも沼にハマった理由から逸脱してしまいます。

 あくまでもiPhoneをどこまで有効活用できるかが重要。



 ここでひとつ、「自分は暖かみのある音」が好きらしいとの結論が出ました。



 さてそうなると残された道は「ポアタン」になります。


 同店員さん、捕まえたついでにとことん付き合ってもらいました。


 最初に挫折したポアタン。単にハイレゾが聴けるように小型ポータブルなもので変換するのはダメという結論は既に出ています。

 では、大きさの制限を解除したら?

 WALKMANを持とうなんて考えたのなら有りかも知れません。


 ここで引っかかったのが「ハイレゾ」というキーワード。


 ハイレゾ対応機種って意外と少ない。そもそも「ハイレゾである必要性は無い」という結論は出ています。現状でそこそこ気に入った音質の方向性にはなっています。


 そうなると、デジタル接続である必要性はなく、「アナログ」で良いのです。



 さて、これで全てのポアタンがターゲットになりました。

 でもやはり小型のものが良い。

 予算的には当初の予定通り「NW-A16」程度。

 ですが、やはり小型のものは一長一短。イコライジングによるクセもあるのでどうも決めきれない。。

 結局、小型でも大型でも今までと違ってジャマになるのだったら小型にこだわる必要も無いだろうということに。。


 で、頭の片隅にずっと残っていたものに辿り着きました。


 ORB JADE next fhána model


 TOP画像のものですが、「ORB JADE next」と「fhána」のコラボモデルです。

 特別色サファイアパープルのボディが美しい300台限定の機体です。

 「ORB JADE next」はデモ機がなかなか見つからず試せていなかったのですが、この店員さん、わざわざひっぱり出してきて電池を調達、試させてくれました。



 その音を聴いた瞬間、まさにこの通りの感想だったのに驚き!


 *ちなみに特典のイラストカードですが1/3の確率のサインは入っていませんでしたorz

 悪く言えば特徴が無いのかも知れませんが、現状の音質の悪い所を抑え、良い所を伸ばし、大変聴きやすい音に変貌しました。その奥行や広がりは臨場感すら覚えます。

 試させていてだいたのはもちろん通常モデルですが、ここにfhánaモデルが置いてあるのは知っていました。若干高くても選択しない手はありません。

 併せて今まで見合わせていたエネループも購入。単4は「なにかと」使いますからね(てかfhánaは使わんけど)w


 実は・・・・・「ORB JADE next fhána model」って3月1日「fhána 1stアルバム発売記念ライブ」の物販で超先行発売していたんですよね。
 当時はさすがに興味は示したものの、高価だし絶対自分には必要ないと思っていたんですよねぇ・・・・(^^;

 まさかそこへループするなんて!


 しかも、これを購入した日の夜、ツイキャスでプロデューサーが突然発表してしまった「10月4日(日) Billboard Live 大阪にて、テクノボーイズとのツーマンライブ!」

 これが「ORB主催」なんですよ!!
 
 きっと音にこだわるんでしょうねぇ・・・・・ え?絶対行くだろうって? 

 ここまで運命的な流れですけど、さすがに「ふぁなみりー」でもねぇ。。。。。


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/





 「iPhone」×「Kaiser Tone」×「Savant」×「ORB JADE next」


 この組み合わせで沼から抜け出しました。


 上を見たらキリが無いでしょうが、自分の使用環境からしたらこれがベストです!


 もうね、ニヤケが止まりませんよ。


 またfhánaに救われてしまったなぁ。あはは。。






Posted at 2015/08/10 18:38:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2015年08月05日 イイね!

ノリノリな海苔?

ノリノリな海苔?*昨日の続きになります。

 本日発売されたfhána『ワンダーステラ』、7月17日にiTunesで先行配信されてからライブ対策兼ねて既に幾千回もループしております♪

 昨日CDをフラゲして聴いているまでは書きましたが、本日ハイレゾ版が配信されたのでチェックしてみたところ、気になる事が書いてあったので落としてみました。


 前シングルの経験から昨日書いた通り、別に落とす気は無かったのです。




 あくまでも私の再生環境による意見ですが・・・

 昨日書いたようにポアタン無しなので本当の意味でのハイレゾ環境ではありませんが、ヘタなポアタンでバランスを崩されるよりはSavantの持ち味を堪能できる環境という事です。

 CDから落としたシングル版はL社特有の音圧が高く聴き辛いものでしたが、アルバム収録時に調整され、アプリでアップサンプリングし、Savantで聴いても良い感じになりました。
 それに比べてハイレゾ版は同じ環境で再生するとよくよく聴かないと差が判らないものであり、確かにクリアでキレが増し、towanaちゃんのヴォーカルをしっかり感じられるmixになっているのでハッキリ言って好みの問題でした。



 実際、L社のうたい文句はこういうものです。

 48kHz/24bitのスペックを持つオリジナル音源を、96kHz/32bit float環境にてリマスタリング作業を行う「HD RENEWAL MASTER」を採用。96kHz/24bitデータとして配信されている。マスタリングエンジニアは、L社のハイレゾ音源ではお馴染みのH氏が担当している。

 あえてH氏としましたが、長年の実績と評価はあってもここ最近のお仕事はあまり良い話を聴きませんね。
 みんカラでもファンがたくさんいらっしゃるのでアーティスト名は伏せますが、L社でバカ売れしているユニットの音楽を平気でこんなコトしちゃうんですから。。。




 もはや波形の影も形も無く、単なる「海苔」ですよね。「海苔波形」にもなっていない。。。

 ま、これが「売れる理由」の裏付けなのですからオカシな世の中です。。。てかやり過ぎでしょう??
 もちろん自分も恩恵(?)を受けた一人ですが、今の環境で聴くと聴けたもんじゃないという・・・むしろこんな自分を疑ってしまうw


 さて、それを解っていてなぜ今回落としたかと言うと、今まで無かったこんな表記を見つけたからなのです。


 マスタリングスタジオ:Magic Garden Mastering


 え?本当ですか??

 遂に目覚めたのか??

 てか、今まで何だったの??

 ま、表面上の評価しか知りませんが、それが本当ならば「環境だけは」改善されたことになります。しかしH氏の名前は消えていない・・・


 で、試してみたのです。





 おぉ、確かに違いますよ!


 違うのですが、味付けは今までと変わりませんね??やはりH氏か・・・


 結果、余計に聴き辛くなった!!! *あくまでも個人の環境によるものです

 とりあえずWAVでもちゃんと聴ける環境なのでハイレゾは暫く封印だなぁ。。。


 もうさ、アーティストが可愛そうですよ。曲作りからレコーディングまでどれだけ拘って素晴らしいものが出来ていても、アーティストが愛情を注げるのはそこまで。何の罪も無いとは言い切れないのかも知れませんが・・・
 最後の段階でブチ壊されたら全てが水の泡。。。。。

 ライブで何度も聴き、アーティストの想いを直接受け取っているだけに悲しくなりました。



 ・・・・・あ、だからライブが好きなのか・・・・・・(^^;




 益々コレが気になってしまう今日この頃・・・さてw








 くれぐれも、アーティストに責任はありませんよぉ!



Posted at 2015/08/05 11:57:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ

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