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2012年07月22日 イイね!

「フェイト」な1日♪Kalafina編(後編)

「フェイト」な1日♪Kalafina編(後編)

「フェイト」な一日♪なのは編(前編) に続いての後編です。ゴメンナサイ。かなりの長文ですw

7月16日(月)
 Kalafina LIVE 2012 “to the biginning” NHKホールにて。

物販が始まったころに移動開始、渋谷へ向かいました。
NHKホールへは原宿からも行かれますが、私の場合はKalafinaといえば縁のある渋谷から向かいたかったのです。途中タワレコにも寄りたかったしね。

ニュースでご存じかと思いますが当日は会場周辺で大規模なデモが行われていました。
炎天下でしたがデモを避けるようにと思ってちょっと遠回りの道を選択してしまいました。。
ようやくNHKホールに到着。物販列はそれほど長くもなく、時間内に購入する事が出来ました。

実は本来、この日は午前中に仕事をしてから向かうつもりでしたので、物販はムリだろうと思い「Kalafina BOX」なるものを事前購入していました。




購入店舗によって違うチャームが付いてくるのですが、私は迷わず「ローソン」で購入しました。
え?何故って?だってローソンですよ?

「Fate/Zero」といえば劇中にも出てくるくらいローソンとは縁があるのです。
(誰です?違うコト考えたのは?)

物販ではTOP画像にあるタオル、リストバンド、パンフを購入。
このパンフがたった1日の為に作られたのに充実した内容でした。

ここで「おーでぃーえい」さんと合流しました。
その後、時間まで駅方面に向かい適当な場所でお茶しながらダベリ。
再び会場に向かう頃にはデモも終わっていました。

いつも思うのですが、Kalafinaのファンって一件フツーの方々なんですよね。年齢層も幅広く、女性も多いです。
部長の時は・・・「さぁ飛ぶぞっ!」という出で立ちの方が多く、待っている時からやたらとアツいんですよね^^;

いよいよ会場入りしました。

コレちょっと気になったのですが、あやひー単独のスタンドフラワー。
Kalafinaとの関係性って何でしたっけ?
あやひーのソロライブにもKalafina行ってるんですよね。
別に何か問題という訳じゃないのですがね^^;

そして何と、ここに「みんなのうた」で使用されたパペットアニメーションのセットと人形が展示されていました!間近で見ると『moonfesta』の世界に入り込んでしまいそうでした♪


座席は1F中央左付近。以前に来た時は3F席から盛り上がっている1F席(FC枠)を遠目で見下ろしていました。今回はその只中!

時間まで3人でイロイロ話をしていると、驚愕の事実が!

このNHKホールって、ご存知の方もいらっしゃると思いますがx102さんにとっての「聖地」なんですよね。我々もここで行われる年末の「あの番組」では、ある時間帯だけくぎ付けになりませんか?そういうコトです。

ところが彼、ここがそういう場所であるって完全に忘れてました。。。

だから「フェイトな1日」だって言ってるじゃないかっ!


皆さん、今回の2部作ブログタイトルの意味、そろそろお気付きですよね^^;
全て関連性があったのですよ♪
だからx102さんと過ごすこの1日には意味があったのです。。

ま、本人は全力全開で反省してましたので・・・w

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

前置きが長くなりましたが、いよいよ開演です。

今回のタイトルは「to the biginning」つまり「Fate/Zero」2ndシーズンOP曲がメインになります。
その名の通り「始まりへ」という事で、今までと違う内容で来るのではないかと予想していました。

前回「After Eden」は3rdアルバム「After Eden」の全曲披露が目的でしたが、その後に追加された曲といえば・・・

『to the biginning』c/w『満天』

そして7月18日発売の『moonfesta~ムーンフェスタ~』c/w『屋根の向こうに』

この4曲です。後は制約が無いので過去曲全てが対象になります。
セトリ予想は難しく、結局何も考えずに自分を信じようという事で直前の聴き込みもしませんでした。

まぁ、夏なので『夏の林檎』有り、『snow falling』無し程度の消去法はしていましたケド。。

あと、今回「月」をテーマにした曲があまりにも多いので『Red Moon』は無いだろうとか?

開演まではBGMに「Fate/Zero」サントラが流れており、セットに青いライティングがされていました。
普通に考えれば『to the biginning』から始まるのですが、自分は何か違う気がしており、ならば『満天』かも?と1曲目を予想。

『moonfesta~ムーンフェスタ~』は完全に異色なのでアンコールだろうと。

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それではライブの状況を私なりの感想を踏まえて伝えさせていただきます。


いよいよ始まります。準備万端、いつ出てくるか?
しかし・・・何だろう?この「間」は??

ほんの少しの時間ですが、何かを待っているように時間が止まっています。

まぁ、こういう時ってVIPが着席するのを待っていたりするんだよねぇ・・・と、VIP席(ななめ後方)を振り返ると・・・


梶浦さんが愛想振りまきながら着席するトコロでした♪


あはは、やはりそういうコトか。。。しかし楽しそうだなぁ^^;


てな訳で、今度こそ開演ですw

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幻想的なBGMの中、FBM(フロント・バンド・メンバーズ)登場。そのままオーバーチュアへと引き継ぎ・・・会場が真っ暗になり星空が現れ・・・

音楽がだんだんと大きくなり、1曲目のイントロへとつながるその瞬間・・・

『満天』だっ!

思わず叫んでしまいました・・・まだイントロも始まっていないのに・・・

違ったらメッチャ恥ずかしかったのですが、その通りでした^^;
これですよ。こういうドキドキ感がたまらなく好きなのです。

3人が登場。この儚くも力強い曲を見事に歌い上げて・・・

あれ?何だか珍しく緊張してませんか?

声の出方からそんな気がしました。いつもなら最初から全開なのに?
ここ1年以上はライブを多くこなしそのたびに成長して来ましたが、やはり今日は1夜限りのスペシャル・ライブとして新たな出発をする訳ですからそういう事もあるのですね。

これぞ「ライブ感」ですよね。ただ歌を聴くだけならCD聴いてれば良いのです。
ここに居る全ての人がここにしか無い空気を共有できるからライブは楽しいのです。

ちなみにこの時の衣装はいつものライブ用の赤い衣装ではなく、『to he biginning』MVで着ていたほうでした。
ライブ用のほうが動きやすいだろうに、これもスペシャルの現れなのかな?

そしてこの時点で『to he biginning』がラストになる事が自分の中で確定しました。


続いての曲・・・

やはり「超ウルトラ、イントロ、ドン!」並みに反応したのですが、あまりの予想外な曲にビックリ!

『magia』

この瞬間に今回のライブはとんでもねーコトになると覚悟しました。。

何言ってるか分からないでしょ^^;

『magia』といえばKalafinaを一気に有名にした、世界的に有名な曲です。
私も例に漏れずここから入りました。

当然今までは盛り上がる大事な部分で歌ってきましたので、新たなKalafinaという意味で今回は「歌わない」ってのもあって良いのでは?と思っていました。

そんな大事な曲を2曲目に持って来れるって、それだけKalafinaの曲に幅が出来たって事ですからそういう意味では嬉しいですよね。

この2曲で一気に昇天したトコロでMC・・・


MCはKalafinaライブの楽しみのひとつです。

基本的に3人ともしっかり自分を持っていて想いが伝わってくるのですが、実は全員ボケの部分があってとにかく何が起こるかわからない楽しさがあります。

3人とも全く違う個性で、歌を聴いていると本当に全く違う声質、音域でそれぞれが全開で歌っているのに、お互いを信頼して声を預けているというか、寄り添っているというか、そういった理屈では説明できないような関係性があるからこそ、絶妙なハーモニーを生むのではないかと感じ取れます。

とにかく3人がとても仲良しであるというのは間違いないですね。
しかしこんな楽しいMCのほとんどが映像化の時にカットされてしまうんですよね。。。

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まぁ、こんな感じで進行していくのですが、キリがないのでセトリに沿ってポイントを絞りますw

<セットリスト>
01. 満天
02. Magia
- MC -
03. 夏の林檎
04. serenato
05. lirica
06. 闇の唄
- MC -
07. 屋根の向こうに
08. Eden
09. storia
10. intermezzo
11. Lacrimosa
12. magnolia
- MC -
13. 胸の行方
14. in your eyes
15. destination unknown
16. Kyrie
17. nowhere
18. 音楽
- MC -
19. to the beginning

-アンコール-
E01. adore
- MC -
E02. moonfesta~ムーンフェスタ~
E03. symphonia



Hikaruも言ってましたが、Kalafinaの曲はずいぶんと爽やかな曲が増えました。
MC後は夏らしいというか、爽やか路線(?)で聴かせる曲が多かったかな?

『lirica』は初ではないでしょうか?『storia』のc/wですが、出だしのKeikoが怖いと評判の曲ですw

MC2で新曲の紹介がありました。『屋根の向こうに』です。
『moonfesta~ムーンフェスタ』c/wです。

夏にふさわしい爽やかな曲。ちょっと泣けてきますよ。


個人的に『Lacrimosa』は「これぞKalafina」という特徴が詰まった曲で大好きなんです。ここで聴けたのは嬉しかったですね。

MC3の後、Kalafinaが一番等身大に近いと言っている『胸の行方』です。
これはレコーディングの時から「今までにない新しいKalafina」と言ってましたよね。
幻想的な曲が多かったKalafinaですが、「After Eden」で現実世界にチャレンジした中で最も等身大な曲ですよね。

さて、Kalafinaファンは既にお気付きのようですが、ここから一気にヒートアップです!

これまで着席で思い思いに音楽を楽しんでいた1F席の皆さん、総立ちになって盛り上がりましたよ♪
はい、以前からKalafinaって実は激しいんですよ!と言ってもあまり信じてもらえませんでしたが、お初の方も納得のようです^^

ご存じの方も多いと思いますが、梶浦ファミリーのライブはサイリウム禁止、他人の迷惑になる派手なパフォーマンス禁止です。純粋に、好きなように音楽を楽しむ為です。ですから基本着席です。

音楽プロデューサーとしては自分の作品を堪能していただきたいと思うのは当然と思います。
私の職業も同じですからね。「職人気質」というものです。

ですが勘違いしてはならないのは、例えば自分が作った料理をお客様に「こうやって食べなさい」と言って調味料や食べる順序、食べ方を強要するものではありません。
それが作り手の思うベストな方法だとしても、お客様は本当に美味しいと思うでしょうか?それは「勧められた通りに食べたのだから美味しいに決まっている」という錯覚ではないでしょうか?

それよりも、「どうぞお好きなように召し上がってください」と言って出されたものを自分の好きな調味料で、好きなように食べたほうが当人は美味しいと感じるのではないでしょうか?
それは人によって味覚が違いますし、地域や家庭の味がありますから人の数だけ食べ方があるのです。

音楽も全く同じだと思います。梶浦さんの方針はそういう事です。

好みや感覚は皆違いますので、好きなように聴けば良いのです。
サイリウムを振って、飛びまくって、会場の一体感を楽しむのも嫌いではありませんしそういうライブにも好んで行きます。でもあまり音楽には集中できませんね。。


皆が思い思いに動くのは禁止されている訳ではありません。乗るべきところでは良いのです。
決まり事が無いので見ていると皆それぞれで面白いですよ^^

そこで自分の動きが皆と違うことに気づきました。

全てではなく、しかも1曲の中で変わるのですが・・・
皆さん基本的にサイリウム(ここでは腕を突き上げる動作)を振る場合でも1拍目、もしくは1,3拍目で振りませんか?
私の場合、「1,3」で溜めて「2,4」で振ります。スネアに合わせてるのかな?
いわゆるバックビートってやつですね。
特に16ビートで早いテンポだとそうなります。理由はわかりません。
『destination unknown』が分かりやすいですね。



ほら、Kalafinaって激しいでしょ?基本的に4つ打ちでリズムを刻みますが、突然裏に入りますよね?
部員的に言うと『射手座』の間奏でひたすら飛ぶ部分は皆さんそうしてますよ。あの曲は途中で止まるように聴こえるので変化に気付かないのかも?

今回はバンドメンバーがしっかり見えたので、特にドラムが気になりました。
バスドラの振動を見ていると、今まで不自然に思えたリズムが理解出来たり、いろいろと勉強になりました。ずっと同じテンポに思えて実は途中から2倍叩いていたり。。

こういうのもライブの醍醐味ですね。

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このパートではとんでもないサプライズがありましたよ!

FictionJunction YUUKA『nowhere』を歌ったのです!


まさかKalafinaのライブで「ヤンマーニ」が聴けるとは誰も予想しなかったでしょう?
これも音楽の幅が広がったという事なのでしょうね。

実は「ANIMAX MUSIX 2011」で一度カバーという形で歌っていました。
これはカバーというのか?などと突っ込んだものです。。


気付きましたか?サビと間奏の時バックビートでサイリウム振ってるでしょ?
他の部分は1、3拍目で振ってる。もしくはバラバラ・・・
この切り替えをどの曲でも自分は自然とやっていたと気付いたのですよ。


そしてやはり最後は『to the biginning』でした。
もはや説明する必要もありませんね。何度も何度も聴いた曲です。
この為に来たと言ってもいいでしょう。
初生でしたが、本当に感動させていただきました。

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ここからアンコールなのですが、登場前の真っ暗な会場に流れたBGM、どうも聞き覚え無いのですが、雰囲気が「まど☆マギ」の魔女が登場しそうな曲だったのです。
過去、このタイミングで新曲を発表した事があるのですが、まさか・・・

やはり違いましたケド・・・そりゃ、2日後に新曲が発売されるのですから、それを飛ばして次の曲は無いでしょう^^;

予想通り『moonfesta~ムーンフェスタ~』の衣装でした。
しかしこの曲、異国情緒あふれる、本当にポップで楽しい曲ですね。「みんなのうた」でしか聴いたコト無い方、是非フルで聴いてみてください。
梶浦サウンドの特徴ですが、サビ以降Cメロで別の曲みたいに変化します。これがまたイイんです♪

最後はやはり『symphonia』ですねぇ・・・これは反則ですよ。絶対に泣きます・・・
これが最後と分かっていても終わらないで欲しい。そんな気持ちが込みあげてきます。
それでも清々しく終われる素晴らしい曲です。

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やはりKalafinaは好きですね。あらためてそう思いました。

詳しくは言えませんが、自分の心にすっと入り込んでくる心地よい音楽です。

少しでも魅力をお伝えしたく、もしくは興味を持っていただきたく、こういうブログをつい書いてしまいます。もし「聴いてみようかな?」と思っていただけたのなら幸いです。


ライブ後はセンター街に繰り出して美味しい酒など(^O^☆♪楽しかったですね♪

x102さんは宿泊なので夜の新宿へ・・・
我々は当日中には帰宅できました。
本当に充実した「フェイト」な1日でした♪( ´▽`)
Posted at 2012/07/22 02:34:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | Kalafina | 音楽/映画/テレビ
2012年07月07日 イイね!

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」主題歌は・・・新曲だよね?

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」主題歌は・・・新曲だよね?7月7日、本日より「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」限定特典付き劇場窓口販売前売券第1弾が発売開始になりました。
(全国の劇場は想像通りのカオスだったようで・・・)

劇場公開予定日

[前編]/始まりの物語」 2012年10月6日(土)
[後編]/永遠の物語」 2012年10月13日(土)


その後を描いた完全新作については未だ発表されておりません。



そして本日、劇場版前編、後編の主題歌を担当するアーティストが発表されました。

[前編]/始まりの物語」・・・ClariS
[後編]/ 永遠の物語」・・・・Kalafina


既に昨日情報が出回っておりましたが、公式では本日付けですね。
公式発表によると「 テレビ版の主題歌を飾った両アーティストが再びです!」と表記されております。
これは恐らく「新曲」ということで間違いないでしょうね。


しかし、どちらも間もなく新曲が発売されますので、時期的に近すぎないかと心配しております。

7月18日 Kalafina 『moonfesta~ムーンフェスタ~』
8月15日 ClariS 『Wake Up』

中3ヶ月でも短いほうですが、10月上旬公開と考えれば11月頃の発売なら有りなのかな?

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この先は私個人の希望的妄想になりますww


そもそも、「コネクト」はOP曲として魔法少女の華やかさ、日常の明るく楽しい雰囲気を出した曲です。10話以降、この歌詞に秘められた真実を知って驚きましたが・・・

「magia」はもう少し明るい曲なはずだったのに梶浦さんの解釈でこんなになってしまったという・・・
いや、決して間違ったのではなく、劇判担当者だからこその解釈なのですよ。そしてHikaruの存在がこの曲を生みました。


この「前編」「後編」についてはTV版の再編集ということもあって、新曲は無いかな?と思っていました。

この作品も例えば「けいおん!」「なのは」のようにOP、EDが別に存在しなければならないパターンだと思っていたのですが、それぞれ「主題歌」として1曲のみとなればエンドロールと共に流れるのが順当ですよね。

だとすれば、曲の内容を考えれば「前編」は魔法少女の全貌が明らかになるまで(TV版6話)と思われるので、そこで「magia」。
「後編」はこの世から魔女が居なくなり、ほむらが全てを抱えて歩んで行く訳ですから正しく「コネクト」になりますよね?

これが逆なのですから、はたしてどういう曲になるのだろうか?


絶対に続きなど作りようが無いと信じて疑わなかったこの作品です。
今後の展開によって「Kalafina」の曲が大きな意味を持つと思われます。
そういう意味でも楽しみでありますね。

完全新作については時間が空くでしょうから、OP、EDという形でまた新曲なのかな?
そうあって欲しいです♪



そして、劇判曲も「前編」「後編」はTV版とほぼ同様もしくはアレンジになるでしょうが、恐らく先日レコーディングしていた曲がこれではないか?と思うようになりました。

妄想する根拠はあります。
梶浦さん自ら「歌モノ」であるとおっしゃっていた事、貝田さんが参加していた事、これだけで可能性として十分でしょう。
ご存知、「まどか☆マギカ」の音楽は造語曲が多いですからね。

代表曲、貼っときます?(動画タイトルは曲名じゃありませんよ)


↓ちなみにコレ、造語を歌詞として印刷した貴重なパンフです。普通持ってないよ♪
 クリック拡大して曲と合わせてみてください。
  ξ(✿ ❛‿❛)ξ


未だ未発表の新作は完全新規作曲と思われます。

TV版、全12話でさえサントラ収録曲が36曲あります。
梶浦さんは「空の境界」「Fate/Zero」などセリフまで入ってほぼ完成した映像を観ながら「あて作曲」をしております。それだけ音楽が作品に及ぼす影響力を熟知された方ですから、新作にはそれに合った曲を作るはずです。


まぁ、いずれにしても自分なりの根拠による妄想ですから。。。

こういう楽しみもあるってコトで、お許しください(^^;
Posted at 2012/07/07 23:23:29 | コメント(4) | トラックバック(0) | Kalafina | 音楽/映画/テレビ
2012年06月05日 イイね!

みんなのうた

みんなのうたNHKの長寿番組「みんなのうた」

1961年の放送開始以降、1300曲近くもの国民的愛唱歌を時代とともに生み出してきた「みんなのうた」は2011年4月に生誕50年を迎えました。

おそらく誰もがご覧になった事があるのではないでしょうか?

番組の詳細はコチラをご覧下さい。

最後に観たのはいつでしょうか?全く覚えていません。。
私は幼少の頃は病弱気味でしたので、隣の医院によく行っていました。
そこで観たのが最後かもしれませんね?

待合室で観た「みんなのうた」「スプーンおばさん」が大好きでした。懐かしいですね。

「スプーンおばさん」のOP曲『夢色のスプーン』、ED曲『リンゴの森の子ねこたち』は本当に大好きで、今でも聴くと涙が出そうな感動を覚えます。





このED曲は「みんなのうた」にも使用されました。

ところで・・・

もうお気付き、もしくはご存知ですよね?

この曲を歌っているのは「飯島真理」さんです!

この声、歌い方、間違いようがありませんよね?
デビュー曲の位置付けではないのですが、最初に発売された曲なのです。


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さて、話はそれましたが「みんなのうた」を久しぶりに観ることになりました。


6月、7月の放送曲

『moonfesta~ムーンフェスタ~』

Kalafinaが歌っております。



プロデューサーの梶浦由記さん念願の「みんなのうた」です。

梶浦さんがプロとして音楽活動を始められた頃、いつか「みんなのうた」に曲を提供したいという夢を語られたそうです。
子供の頃から大好きだった「みんなのうた」。そこから音楽を学んだともおっしゃっております。

本当にアツい想い、ご自身のブログで語られております。
(実は梶浦さんがブログ更新するって本当に珍しいのですよ^^;)

NHKと言えば梶浦さんは「歴史秘話ヒストリア」他も担当されておりますし、NHKホールはよく利用されます。縁はあったと言え、嬉しい事です。

歌っているのはKalafinaですが、梶浦さんの「みんなのうた」に対する想いをKalafinaが歌ってくれていると思ったほうが良いかもしれません。
その場合は通常FictionJunctionが歌うのですが、それだと大人っぽくなってしまうかな?
今回に関してはKalafinaの為に書いたと言い切りたくない自分が居ます。。


さてそんな『moonfesta~ムーンフェスタ~』ですが、子供から大人まで親しんでもらえるような覚えやすい歌ですね。一度聴いたら頭から離れません^^;

この曲はKalafinaをご存じない方にこそ聴いていただきたいと思います。
そもそも、子供からすれば誰が歌っていようと関係ないのですから・・・

逆にKalafinaを知っている自分のような方は驚くかも知れませんね。
とにかく単純な曲です。
サビ以外は基本ソロなのですが、ちょっと誰が歌っているのか判別できないくらいに歌い方がいつもと違います。

May'nさんもそうですが、Kalafinaくらいの歌い手さんになると曲や場所、状況によって歌い方の表情を変えてきます。この曲の歌い方は聴いたことがありません。おそらくこれがナチュラルなのでしょう。


この話が決まった時、ある方が「今時の子供たちに音楽で世の中の不条理や厳しさを教えてやってください」なんて梶浦さんに言ってましたが、そういう冗談が通用するのが梶浦サウンドの魅力なんですよね。
しかしそんな曲やるはずもなく、「明るい曲だったでしょ?私だってやれば出来るのよ!」なんて返しがありました^^;

確かにKalafinaらしさのある、明るく楽しい曲です。

しかし本当にこういう童心に返って素直に聴ける歌ってたまには良いですね。


「みんなのうた」はNHK総合、Eテレ、ラジオ第2放送で毎日放送しております

こんなキッカケに是非ご覧になってみては如何でしょうか?

そしてモチロン、この曲は7月18日にCDが発売されます。

DVD付き、BD付き、通常盤の3パターンになります。

ライブでも披露されると思いますが、こういう曲をどんな風に歌うのか、今から楽しみです♪




しかしKalafinaって「夜」「月」がテーマになる曲が多いですよね。

なのに・・・・・大違いだっ!

この後、あの曲を聴くと・・・ホント・・・絶望する。。。





目指せ年末!
Posted at 2012/06/05 00:56:32 | コメント(5) | トラックバック(0) | Kalafina | 音楽/映画/テレビ
2012年05月01日 イイね!

to the biginning

to the biginningKalafina 10thシングル

「Fate/Zero」2ndシーズンOP曲
『to the biginning』

4月18日に発売されました。
前作『Magia』から実に1年2ヶ月ぶりの新曲です。


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 最近は「通常盤」に「PV」が付属した「初回生産限定盤」は各ジャンルで常識的になりました。
 アニメ作品の場合は「期間生産限定盤」(アニメ盤)として別パッケージのものがあり、作品によってはプレミアが付いたりしますね。
 そして「初回生産限定盤」が更に「BD」「DVD」に分かれて発売されるようになりました。特にSMEさんはこのパターンですね。というワケで・・・

今回は4種類のパッケージングです。

 (通常盤)
 [Single,Maxi]

 (収録曲)
 1. to the beginnig
 2. 満天
 3. to the beginning ~instrumental~


 (初回生産限定盤A)(DVD付)
 [Single, CD+DVD, Limited Edition, Maxi]
 「to the biginning PV」DVD付き2枚組

 (収録曲)
 通常盤と同じ


 (初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)
 [Single, CD+BD, Limited Edition, Maxi]
 「to the biginning PV」BD付き2枚組

 (収録曲)
 通常盤と同じ



 (アニメ盤)(DVD付)
 [Single, CD+DVD, Limited Edition, Maxi]
 「to the biginning (Fate/Zero Mix ver.)」DVD付き2枚組

 (収録曲)
 1. to the beginnig
 2. 満天
 3. to the beginning ~TV size~



「to the biginning PV」BD、DVDの内容は当然同じです。
「to the biginning (Fate/Zero Mix ver.)」DVDは、基本はKalafinaのPVですが、効果的に作品画像が組み込まれている特別版です。この編集はかなり秀逸で見応えあります。

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さて、さすがに4枚買いは厳しいです。。今回は2枚購入しました。

【初回生産限定盤B】

 ジャケットは全て違います。
 Disk1:CD
 Disk2:BD


【アニメ盤】(期間生産限定盤 : 2012年6月30日迄)

 ●描き下ろし オリジナルアニメイラスト デジパック仕様
 ジャケット
 CD,DVD
 デジパック内側

 ディスクの裏には「令呪」が記されております。

 そういえば「oath sign」もアニメ盤は青でしたがセイバーイメージなのでしょうか?

 歌詞カードは見開きで裏面はジャケットと同じ図柄になっています。
この3人が今後の物語りを引っ張って行くのでしょうね。

 
オリコンウィークリー初登場11位!

初動 2万3763枚ですから通常ならば十分にTOP10に入るのですが、この週は激戦に加えアイマス5人にやられましたね。。。
「Fate/Zero」というある意味特殊な作品のテーマ曲ですから、万人受けのイメージでは無いのかも知れませんね。

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それではこの曲『to the biginning』について書かせていただきます。




本題に入る前に再度お伝えしておきますが、私は「Fate」という作品はこの「Zero」が初めてであり、何の予備知識も入れないようにして臨んでおります。

既に長文になっておりますが、ここからが本番になります。「Fate/Zero」「Kalafina」が組むことで、今まで自分がこうした活動をして来た理由をハッキリお伝え出来るかも知れません。


 音楽を聴くにあたり、何が正解という事はありません。梶浦由記さんが何を想ってこの曲を作り、Kalafinaが何を想って歌っているのか?少しでも真意に近付きたくそれを追求するのがいつもの私のスタイルですが、そんなコトをしなくても十分に感動は出来ます。本来の意味など知らなくても、当人が感じたままで良いのです。
特に梶浦さんはそういう姿勢な方なので、サイリウムなどの「統一規格」的な鑑賞方を嫌うのですね。

これから書くことはあくまでも「私感」です。
ご興味のある方、しばらくお付き合いいただけたらと思います。


さて、この曲のタイトル『to the biginning』ですが、「始まりへ」という意味ですね。
これには2つの意味があると思うのです。


ひとつはもちろん「Fate/Zero」という作品そのもの。この作品は本編へ至る10年前のお話。
スピンオフとして過去が語られている訳ですが、何をカウントダウンしているのかも知らない私です。
その辺は楽しみにとっておきましょう。


実はもうひとつの意味に注目しております。
それは「Kalafina」自身についてです。


私はこの曲を初めて聴いた時、「今までと違う」と思いました。

Kalafinaといえば、低音担当のKeiko、中音担当のHikaru、高音担当のWakana、それぞれ全く違う個性の3人から成る見事な調和(ハーモニー)が特徴です。

しかしこの曲は3人それぞれの特徴を独立して活かした「メロディー重視」の構成になっております。
もちろん、ハーモニーは健在です。しかしそれも「主旋律」に寄り添うように歌っております。

通常は後半になるにつれて厚みを増し、変調し、終盤ビシッと締めるスタイルが多いように感じます。
この曲も後半は変調したり、追いかけて積み重なるようなハモがあったりしますが、Wakanaの高音パートが一貫して主旋律となっております。

Kalafinaは『Magia』以降、多数のライブ活動をこなしてきました。会場もどんどん大きくなり、他のアーティストとの競演や、海外での経験も積んできました。そして今までの殻を破る形で発売されたアルバム「After Eden」でKalafinaはひとつの完成を迎えたのです。
経験が自信となり、今回の曲はスキルだけではなくチームワークが格段に向上しているのが分かります。

私は彼女達の活躍に触れ、見てきたものの「今後はどうするのだろう?」と心配しておりました。


そんな中、発表された「Fate/Zero」2ndシーズンOP曲への抜擢!

実はかなり早い段階で予想はしておりました。

 「Fate/Zero」はTYPE-MOONの代表作「Fate」シリーズの中でもニトロプラスの虚淵玄氏が手がける異色な作品です。虚淵氏の世界観を表現する音楽担当には「魔法少女まどか☆マギカ」でも見事に世界観を演出した梶浦由記さんが抜擢されました。

 梶浦さんとTYPE-MOONと言えば「空の境界」ですよね?
 Kalafinaは「劇場版 空の境界」の主題歌を歌う為に組まれたユニットです。「空の境界」と「Fate」シリーズは同じ世界でのお話ですし、劇判担当の梶浦さんが想った通りの歌をご自分がプロデュースするKalafinaに歌わせて当然ですし、Kalafina以外にこの作品を象徴する歌は実力的にも歌えないでしょう。

『After Eden』以降、新たに始まるKalafina

そういった意味での『to the biginning』として、私は捉えております。


 今回の衣装は赤基調のようです。ライブではもっと赤の強い衣装でしたね。
3人の衣装が違うのも特徴です。何一つ同じモノを使用していないのですが、アクセサリーやコルセットなど共通アイテムがあったりします。(実際はビミョウに違っています)
 Wakanaの肩出しスタイルはじめ、毎回同じ特徴もあります。今回はスタイリング的に定番中の定番な気がします。『光の旋律』あたりの衣装に似ていますが、これも新たなスタートへの姿勢が現れたのかも知れません。

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 曲の内容についてですが、2ndシーズンは各陣営の苦悩、嘆き、絶望、裏切りなどが一気に押し寄せてきます。 このような展開を受け止め切れるだけの曲であり、歌い手である必要性があった訳ですが、劇判担当であり作品内容を知り尽くしている梶浦さんだからこそ込められたものがあるはずです。



この動画を観ても、「Fate/Zero」「梶浦サウンド」「Kalafina」が如何にマッチしているか分かりますね?


1stシーズンのOP曲はLiSAの『oath sign』でした。

1stシーズンは各陣営の紹介的な内容でしたが、LiSAの若さ溢れる疾走感と歌唱力で、駆け抜けるような勢いのある曲でした。私はセイバーをイメージした曲だと捉えておりました。

ED曲は藍井エイルの『MEMORIA』でした。

こちらは伸びのあるしっかりした声で、アイリの気持ちを歌った曲と捉えておりました。


『to the biginning』はOP映像を観て分かるように、衛宮切嗣をイメージしていると思われます。

 目的の為には手段を選ばない切嗣ですが、それは自己犠牲の元に真の平和を望むからこその行動であり、孤独との戦いでもあります。アイリを守る優しさもあるのですが、弱さを絶対に見せないように冷酷であり続けています。

Keikoのソロから始まる曲ですが、この世界観へ一気に引きずり込んでくれます。
主旋律を歌うWakanaは切嗣のように感情を込めない冷たい歌い方をしています。かなり高いキーですが、後半は命を燃やし尽くすように歌いきります。
Keiko、Hikaruのソロもありますが、別メロやハモでWakanaを支えています。
こういう歌い方は記憶にありません。やはり新しい試みであり、「今のKalafina」だからこそ出来たことだと思います。
あくまでも私感ですが、まるでセイバー陣営のような布陣にも聴こえますね。


 既に数十回聴いていますが、聴く度に新しい発見がありますし、作品が進むとまた別の見え方がしてきます。
#16「栄誉の果て」を観た後、この曲はあまりにも辛くて聴いていられませんでした。
こういう展開になるって分かっていたことなのに・・・・・
歌詞にもハッキリと記されていましたね。


サビの部分、「綺麗な月の光が始まりへと沈み行く」が未だに謎です。
「月」がポイントになるのは明らかなのですが・・・・・

「綺麗」が「綺礼」にかかっているなんてコトもあるのかな?


全てが終わった時、初めてこの曲の真意が理解できることでしょう。


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


次にこの曲をお聴き下さい。



 1stシーズン #8「魔術師殺し」の一場面に使用された曲です。
 アイリと言峰綺礼が戦う場面です。

 Shape ist Leben!!


この辺りから「Fate/Zero」やはり普通じゃないな?と思い始めたトコロです。

そして、既にお気付きの方もいらっしゃるでしょう。
この曲こそが『満天』の原曲『let the stars fall down』です。

『to the biginning』と合わせてこの1枚を「Fate/Zero」の世界観で作り上げたいという梶浦さんの想いにより、日本語の歌詞を付けてアレンジした「カバー曲」となっております。


この作品、梶浦さんは映像を観ながら作曲されてます。
この曲はこの場面の為に、映像に完全にシンクロした形で作曲された訳です。
アイリのテーマ曲にも聴こえますが、他にもアレンジされて綺礼が絡む場面で使われています。

『満天』は特に誰かを限定した曲ではなく作品の世界観を表したものだと思うのですが、私個人としてはこの曲を「綺礼目線」として聴いています。

これもつい先日まで気付かなかったのですが、#17「第八の契約」を観てから聴くと特に1番の歌詞はそのものである気がしてしまいます。

『ほら、時は満ちて実る黄金の果実 その手で摘み取るだけで世界は終わるから』
「時」は「時臣」、「黄金の果実」はもちろんギル様!

『綺麗な夢だけが貴方を切り裂いた』なんて部分は「おっ!?」と思ってしまいます。
この曲も「綺麗」と「綺礼」をかけているように聴こえしまうんですよねぇ。。。

梶浦さんが「ギル様推し」なのも関係あったり♪
ま、あくまでも妄想ですが、そういう角度でもう一度聴いてみてください。不思議とそのように聴こえてきますよ^^;

しかし、『to the biginning』が切嗣目線、c/w曲の『満天』が綺礼目線というのは有りかも知れない。。。


この曲は『to the biginning』と違ってKalafinaの王道、6/8拍子の暗く重厚なハーモニー曲ですね。
これもまたライブ映えする曲です。
Kalafinaの代表曲とも言える『Lacrimosa』に世界観や曲調が似ている気がします。

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そして5月2日にはED曲『空は高く風は歌う/春奈るな』が発売されます。
当然予約してありますので、また書かせていただきます。

益々盛り上がりつつ、絶望と終焉に向かう「Fate/Zero」
しかしそれはやっとスタート地点に辿り着いたにすぎないのでしょう。

これは始まり(ゼロ)に至る物語・・・

この作品を観終わった時、私は何処へ向かうのか・・・・・
関連情報URL : http://www.fate-zero.jp/
Posted at 2012/05/01 02:47:39 | コメント(6) | トラックバック(0) | Kalafina | 音楽/映画/テレビ
2012年04月07日 イイね!

Kalafina "After Eden" Special LIVE 2011 BD/DVD発売!

Kalafina "After Eden" Special LIVE 2011 BD/DVD発売!2011年11月25日
Kalafina
“After Eden”Special LIVE 2011
  at TOKYO DOME CITY HALL


この一夜限りのスペシャルコンサートが映像化されました!
3rdアルバム『After Eden』を引っさげて、新たなKalafinaの披露です。

私が参戦したあの特別な夜です。
↑詳細はリンク先をご覧下さい。今回は映像を観て改めて感じた事をはじめ、まとめ的な内容になります。長文になりますが、しばしお付き合いください。


 私はこのライブに特別な想いで臨みました。

 Kalafinaというユニットに出会い、その魅力に取り付かれてから1年になります。
 「まどか☆マギカ」で知り「magia」から入った私ですが、その独特な雰囲気と個性的な3人の圧倒的な歌唱力、そしてチームワークは私の音楽に対する認識を覆してくれました。
 プロデューサーである梶浦由記さんのライブにも運良く参戦できました。その世界観と梶浦さんの人柄、そしてFictionJunctionの生歌、更に「まど☆マギ」の音楽まで堪能し、すっかり梶浦サウンドにハマってしまったのです。


それまで「マクロスF」から始まり菅野よう子さんやMay'nさんの音楽ばかり聴いていた私にとって、梶浦サウンド、そしてKalafinaは全く別の魅力として甲乙付けられない存在となりました。
実は「ガンダムSEED」の頃から梶浦さんの音楽は知らずに好んで聴いていたのですよね。

気になると追求したくなる私です。

Kalafinaの原点である「劇場版 空の境界」を観るところまで遡り、主題歌や劇中音楽が作品を彩る重要な要素であることを認識することが出来ました。

Kalafinaは「magia」で世が認知し、一気に活躍の場が広がりました。
かつてMay'nさんが通った道をKalafinaが追っている気がします。
世界中のイベントに日本代表として呼ばれ、国内と同じようにアツく迎えられ、ライブでも同じように盛り上がりました。
LAのイベントでは全米デビューしても良いのでは?なんて評価もいただいたようです。
(ちなみにこのLAのイベント、次回はLiSAが呼ばれました。)

その他様々な経験を経て成長したKalafinaを見ていて、新たな世界を切り開くべく梶浦さんが仕掛けたアルバムが『After Eden』です。
「今のKalafina」が詰まった、今だからこそ成し得たアルバムです。
これは「梶浦由記単独プロデュース」の強みでしょう。

Kalafinaといえば「幻想的」な世界感を歌ったものが多いのですが、今回は「現実的」な内容になっています。曲調も違いますし、歌っている内容自体が現実世界なのです。
そして今までの打ち込みデジタルサウンド中心ではなく、生バンドで生きた音楽を収録しました。
これもライブ活動を経てバンドやお客様と歌の中で通じ合う経験を積んで成長してきた成果であると思います。


 『After Eden』はプロモーション活動も勢力的でした。
 このBDにも収録されておりますが、渋谷をジャックしての様々な活動や直前に発売したアーティストブック。
じつはその全てに関わった私。
Kalafinaに直接触れ、しかも直接会って言葉を交わし、等身大のKalafinaを知ることが出来ました。
ですからこのライブは特別であり、このBDもその思い出全てが詰まった特別なモノなのです。


オリコンデイリー「1位」ウィークリー「3位」を獲得した『After Eden』発売後初のライブ。
新たなKalafinaを披露したライブを収録したBD/DVDです。





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さて、実際に参戦したとは言うものの、映像でしか確認できない部分も多い訳です。
3人の表情はもちろん、FBM(フロント・バンド・メンバーズ)の真後ろにもカメラがありそれぞれの演奏する姿や表情、譜面周りまで見ることが出来ました。
会場での熱気、興奮、感動や一体感は現場でしか伝わりませんが、当時を思い出しながら感じた事を書いてみたいと思います。


既にご存知の方も多いと思いますが・・・
梶浦ファミリーのライブはサイリウム禁止です。「他人の迷惑になる行為」も禁止です。

対比して言うと、May'nさんはじめ様々なアーティストは色とりどりのサイリウムを振り、跳びはね、お約束の振り付けや合いの手があったりと、そういった方法で一体感を生んでいます。
私も嫌いではありませんし、むしろ無意識に跳んでしまうほうです。

しかし、画一的な応援方法は必ずしも全員がやりたい訳では無いはずです。
そういった事が苦手な方もいらっしゃいますし、静かに聴き入りたい方もいらっしゃいます。
May'nさんの場合も、「ダイアモンドクレバス」の時はサイリウムを消し、座って目を閉じて聴き入る方が多いです。それは決して強いられた訳ではなく、May'nさんがこの曲にどういう想いで望んでいるかを知っているからこその自然な行動なのです。

そもそも音楽の受け取り方は千差万別であり、自分なりの方法で受け止め、表現して良いはずなのです。
梶浦さんがこだわるのはそういった事ではないでしょうか?
私達が今お伝え出来る最高の音楽(パフォーマンス)を精一杯頑張りますので、皆さんどうぞ自由に楽しんで行って下さいと。

「私の歌を聴け~!」とは別の方のセリフですが、実際はそういう事かも知れませんね?

梶浦ファミリーのライブは広い会場を動き回ったり、派手なダンスや衣装、豪華なセット等はありません。もちろん乗り物は出てきませんし、空も飛びません!とにかく純粋に音楽を堪能出来、その中で生まれる一体感や乗りを楽しむ事が出来るのです。

このDVD/BDは各曲の始めに曲名が表示されます。
実はライブでも必ず曲紹介があります。これも梶浦さんのこだわりなのですが、ご本人のライブでは忘れるコトが多かったりしますw


まずはアルバムリード曲『Eden』から始まります。


「overture」(序曲)が流れ、FBMの皆さんが準備します。この時点で『Eden』を予感させる曲になっていますね。そのまま突入!これは予想通りというよりも、そうでなけれななりませんよね。

この曲を始めて聴いた時は驚きました。
今までのKalafinaには無かった明るく元気な曲。

「今まで」のKalafinaといえば「幻想的」「暗い」などのイメージがありましたが、全く違います。
そして、今までKalafinaの主流であった「6/8拍子」ではなく、「6/4拍子」なのです。
こんなの初めて聴きました。
最初は分からず「3/4拍子」なのかと思っていました。そりゃ新しいと。
でも明らかに「6拍」でひとくくりになっているのでやはり「6/8拍子」なのか??
まさか「6/4拍子」だったなんて考えもしませんでした。

余談ですが、この曲を聴きながら街を歩いていると凄く良い運動になりますよ♪
私は元々早足なのですが、この曲のテンポがピッタリ来るのです。
大変心地よく歩けるのですが、当然一定のテンポを保ち続ける訳ですのでだんだんキツくなってきます。曲が終わるまでという目安があるので最後まで歌いながら歩けてしまうのですが、終わった頃にはヘトヘトです。。

梶浦さんの曲って、自分の心の奥底にある古の記憶に訴えかけてくる曲が多いと感じています。
つまり、理屈抜きに自分と波長が合うから好んで聴くのです。
『Eden』はその典型でしょうね。

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さて、3人の歌い手さん達。
実際に会ってお話した時は本当に普通のおなのこでした。イヤ、確かに異様なオーラは放っていましたが、Hikaruなんてすぐ隣に居たのに気付かなかったくらい^^;

それがステージに上がると大きく見えるんですよねぇ・・・
「水を得た魚」という表現が相応しいのか、いやそれ以上に生き生きと光り輝いて見えました。
この子達は片手間に歌っているのではありませんので、魂のこもった歌がハッキリと伝わってきます。
その表情も心から楽しんでおり、楽しませようとしており、FBMやスタッフ含めて「TEAM Kalafina」全てと心をひとつにして客席の一人一人に想いを伝えようと全力を尽くしているように見えました。

そこには今までの感謝の意味もあるのでしょう。
新たなKalafinaに成長したのはファンあっての事ですし、お陰でたくさんの貴重な経験をしたのです。
これはその恩返し。成長した姿を見て下さいと。

結果的に素晴らしいここだけの音を作り出し、一夜限りのスペシャルコンサートになったのです。


「After Eden」から全曲、そして過去の選抜曲と本当に見応えある内容です。
残念なのはMCがカットされている事。
彼女達の人柄が本当に分かるトークが炸裂するのがMCの魅力なのですが、そういう人間味を知っていると歌への想いも更に深くなるものです。


ラストの曲は『Symphonia』


アルバムも最初と最後の曲は決まっており、中を埋めていきました。同じ構成で来てくれたのは嬉しかったですね。
下ハモのスペシャリストであるKeikoがリードをとる曲って少ないのですが、これは夢半ばで散っていった歴史上の人物への敬意を表した深くて壮大な曲です。正に適役かと思います。
3人の長所を最大限に生かした素晴らしい曲です。これを聴き終えると何とも言えない爽快感と脱力感に襲われます。最後に相応しい曲。


最後の挨拶後にバックに『Eden』が流れるのですが、『Symphonia』→『Eden』とアルバムをループして聴くとまた何とも言えない気持ちよさがあり、何度でも聴いてしまいます。

『Eden』の歌詞「今、始まるよ」というメッセージが「これからもよろしく」と聴こえます。


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Kalafina、この後全国ツアーを行いました。
ライブハウスver.とホールver.があり、初めて行くところも多かったのですが大盛況だったようです。

実は・・・FJC(ファンクラブ)会員はご存知なのですが・・・



 全公演セトリが違うのです!驚!



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どの曲も書きたいのですが、あえて1曲『magia』について。



ご存知「魔法少女まどか☆マギカ」ED曲としてKalafinaの名を知らしめた曲です。
「After Eden」の中にあっては異色な曲ですが、やはりこの曲の破壊力は凄まじいものがあります。
今だからこそ感じる想いです。


私が最近のようにアニメを観るようになったキッカケが「魔法少女まどか☆マギカ」と言って良いと思います。もちろん「マクロスF」から始まり、May'nさんの繋がりでKalafinaを知りましたが偶然とは言えない繋がりなのは以前に述べた通りです。

梶浦さんが作品の音楽を担当されていた事もありますが、この作品の内容からすれば梶浦サウンド以外の選択肢ってあったのでしょうか?
確定的絶望の中での小さな幸せや葛藤を書かせたら梶浦さんの右に出る方は居ないでしょう。

梶浦サウンドの特徴に「ヴァイオリン」「フルート」があります。
登場人物の「さやか」「恭介」を繋ぐモノがまさに「ヴァイオリン」であり、それぞれの関わるBGMはヴァイオリンが主になった曲で構成されています。
「フルート」は日常の幸福を表す場面で使われていますね。次回予告でも主として使われていますが、「せめて明るい明日を信じて・・・」という意味があるように聴こえます。

FBMの場合フルートはゲスト参加ですが、ヴァイオリンはレギュラーで居ります。
「ガンダムSEED」でもヴァイオリンが特徴の名曲が多くありました。
梶浦サウンドには欠かせません。

『magia』はもちろん作品そのものを表す内容を歌っているのですが、「魔法少女」らしからぬ暗く激しい曲なのは梶浦さんの案です。元々の発注は明るい曲だったのですが・・・
これがまたピッタリはまりましたよね。
この曲ももちろんヴァイオリンが特徴ある旋律を奏でておりますが、よく聴くと作中のBGMと似通った旋律であることに気付きます。
同じ方が作った曲ですから似ていてもおかしくありませんが、意図的だとしたら?
他の楽器も思い当たる節があります。
(ダテに初回限定盤BD持ってませんよ。←つまりサントラを持っているという意味。)

OP曲「コネクト」は梶浦さんの曲ではありませんが、あれでさえ10話を境に曲の本当の意味を思い知らされた訳ですから。。。

私が未だに「まどか☆マギカ」を引きずっているのは、こういうトータルで作品を表している手法を学んだからかも知れません。
新番組も3話までは何が起こるか分からないからガマンして観るとか・・・

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話は飛びますが『magia』と繋がる内容なので書いてしまいます。

「Fate/Zero」

私がこの作品を好むのには明確な理由があります。
「Fate」シリーズはあまりに膨大で今まで一切手を付けておりませんでした。
この「Zero」はスピンオフとして「まどか☆マギカ」と同じ虚淵玄氏が脚本を手がけております。
つまり、シリーズ本編に至るまでの話です。私はそこから始めることにしました。
スターウォーズで言えば、エピソード1から見ている状態です。

音楽は作品の色付けに大きな影響を与えると思っています。
虚淵玄氏の世界を表現する為に梶浦サウンドが選ばれました。
もうこれだけで作品がどういう方向へ向かって行くのか想像が付いてしまいます・・・

1stシーズンのOP曲『oath sign』を作ったのは『コネクト』と同じ渡辺翔氏です。
LiSAが選ばれたのはSME所属という事なのかも知れませんが、「Angel Beats!」でユイの歌パートとして実力の片鱗を見せておりましたし、ユイの声パートがさやかと同じキタエリだったり・・・
「AB!」も生と死の狭間でもがく内容でしたからね。

1stシーズンは登場人物紹介的な内容でしたから、LiSAが勢いよく歌ってくれたのが良かったのかも知れません。
2ndシーズンはいよいよ話の本筋に入りますし、一気に絶望へ向かって行くのでしょう。
私、実は最初から後期もしくは2ndシーズンはKalafinaだと言っておりました。
ここから先はKalafinaにしか歌えません。ちゃんとこういう裏付けがあって言っていたのです。

『to the bigininng』

始まりに至る物語である「Fate/Zero」に相応しいではありませんか。
先日の「RemixⅡ」で初めて映像と合わせた曲を聴きましたが、やはり世界観バッチリですね。

皆様、私は単なるミーハー気分ではなく、ここまで考えているのでお忘れなく・・・^^;



あぁ、鳥肌!
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更にKalafina・・・まだまだ続きます。

Kalafina新曲「moonfesta~ムーンフェスタ~」がNHK「みんなのうた」にラインナップ!

6月~7月放送の新曲です。

※サイトでの情報掲載は4月1日から、詳しい放送時間は、6月1日よりhttp://www.nhk.or.jp/minna/をご参照下さい。


実は梶浦さんが作曲家として本格的に始められた時に将来の夢として「みんなのうた」で流してもらえるような曲を作りたいとおっしゃっていたそうです。

NHKの仕事が意外と多い梶浦さん。NHKホールもよく使われます。

夢が叶いました。

発売日等の情報はまだ無いのですが、少し先になりそうですね。
それにしても今回ばかりはどのような曲になるのか想像もつきません。。。

を?年末も夢ではない?


そして次回、7月16日
Kalafina LIVE 2012 “to the beginning”

既にチケットは手元にあります。もちろんFJC枠なので良席です♪

今回は『After Eden』にとらわれない全曲からのセトリ。
加えて新曲達と、楽しみで仕方ありません!

念願の生『sprinter』が聴きたいっ!


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さて、長文になりましたが1週間以上熟成させてやっと完成しました。
想いがまとまらずに何度も書き直しました。おそらくこの倍は書いたでしょうね。

途中で行き詰った時に突破口を開いてくれた友人の一言に感謝です。
(結局は自己満足なんですけどね^^;)

これで約1年間のKalafina歴にひとつの答えと方向性が見付けられました。

改めてFJCに入会しましたし、今後も注目して行きたいと思います。
もちろん、梶浦さんあっての事ですし、梶浦ファミリー全体の応援はしていくつもりです。

そして、こういう内容を書けるようになった今、支えてくれる友人に感謝しつつ新たな広がりを求めて行くつもりです。引き続きタチの悪いカラミをすると思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

(てか、こんなにした責任とってよねっ!)
Posted at 2012/04/07 03:39:46 | コメント(4) | トラックバック(0) | Kalafina | 音楽/映画/テレビ

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