
「フェイト」な一日♪なのは編(前編) に続いての後編です。ゴメンナサイ。かなりの長文ですw
7月16日(月)
Kalafina LIVE 2012 “to the biginning” NHKホールにて。
物販が始まったころに移動開始、渋谷へ向かいました。
NHKホールへは原宿からも行かれますが、私の場合はKalafinaといえば縁のある渋谷から向かいたかったのです。途中タワレコにも寄りたかったしね。
ニュースでご存じかと思いますが当日は会場周辺で大規模なデモが行われていました。
炎天下でしたがデモを避けるようにと思ってちょっと遠回りの道を選択してしまいました。。
ようやくNHKホールに到着。物販列はそれほど長くもなく、時間内に購入する事が出来ました。

実は本来、この日は午前中に仕事をしてから向かうつもりでしたので、物販はムリだろうと思い
「Kalafina BOX」なるものを事前購入していました。

購入店舗によって違うチャームが付いてくるのですが、私は迷わず「ローソン」で購入しました。
え?何故って?だってローソンですよ?
「Fate/Zero」といえば劇中にも出てくるくらいローソンとは縁があるのです。
(誰です?違うコト考えたのは?)

物販ではTOP画像にあるタオル、リストバンド、パンフを購入。
このパンフがたった1日の為に作られたのに充実した内容でした。
ここで「おーでぃーえい」さんと合流しました。
その後、時間まで駅方面に向かい適当な場所でお茶しながらダベリ。
再び会場に向かう頃にはデモも終わっていました。
いつも思うのですが、Kalafinaのファンって一件フツーの方々なんですよね。年齢層も幅広く、女性も多いです。
部長の時は・・・「さぁ飛ぶぞっ!」という出で立ちの方が多く、待っている時からやたらとアツいんですよね^^;
いよいよ会場入りしました。

コレちょっと気になったのですが、あやひー単独のスタンドフラワー。
Kalafinaとの関係性って何でしたっけ?
あやひーのソロライブにもKalafina行ってるんですよね。
別に何か問題という訳じゃないのですがね^^;
そして何と、ここに「みんなのうた」で使用されたパペットアニメーションのセットと人形が展示されていました!間近で見ると『moonfesta』の世界に入り込んでしまいそうでした♪
座席は1F中央左付近。以前に来た時は3F席から盛り上がっている1F席(FC枠)を遠目で見下ろしていました。今回はその只中!
時間まで3人でイロイロ話をしていると、驚愕の事実が!
このNHKホールって、ご存知の方もいらっしゃると思いますがx102さんにとっての「聖地」なんですよね。我々もここで行われる年末の「あの番組」では、ある時間帯だけくぎ付けになりませんか?そういうコトです。
ところが彼、ここがそういう場所であるって完全に忘れてました。。。
だから「フェイトな1日」だって言ってるじゃないかっ!


皆さん、今回の2部作ブログタイトルの意味、そろそろお気付きですよね^^;
全て関連性があったのですよ♪
だからx102さんと過ごすこの1日には意味があったのです。。
ま、本人は全力全開で反省してましたので・・・w
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前置きが長くなりましたが、いよいよ開演です。
今回のタイトルは「to the biginning」つまり「Fate/Zero」2ndシーズンOP曲がメインになります。
その名の通り「始まりへ」という事で、今までと違う内容で来るのではないかと予想していました。
前回「After Eden」は3rdアルバム「After Eden」の全曲披露が目的でしたが、その後に追加された曲といえば・・・
『to the biginning』c/w『満天』
そして7月18日発売の『moonfesta~ムーンフェスタ~』c/w『屋根の向こうに』
この4曲です。後は制約が無いので過去曲全てが対象になります。
セトリ予想は難しく、結局何も考えずに自分を信じようという事で直前の聴き込みもしませんでした。
まぁ、夏なので『夏の林檎』有り、『snow falling』無し程度の消去法はしていましたケド。。
あと、今回「月」をテーマにした曲があまりにも多いので『Red Moon』は無いだろうとか?
開演まではBGMに「Fate/Zero」サントラが流れており、セットに青いライティングがされていました。
普通に考えれば『to the biginning』から始まるのですが、自分は何か違う気がしており、ならば『満天』かも?と1曲目を予想。
『moonfesta~ムーンフェスタ~』は完全に異色なのでアンコールだろうと。
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それではライブの状況を私なりの感想を踏まえて伝えさせていただきます。
いよいよ始まります。準備万端、いつ出てくるか?
しかし・・・何だろう?この「間」は??
ほんの少しの時間ですが、何かを待っているように時間が止まっています。
まぁ、こういう時ってVIPが着席するのを待っていたりするんだよねぇ・・・と、VIP席(ななめ後方)を振り返ると・・・
梶浦さんが愛想振りまきながら着席するトコロでした♪
あはは、やはりそういうコトか。。。しかし楽しそうだなぁ^^;
てな訳で、今度こそ開演ですw
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幻想的なBGMの中、FBM(フロント・バンド・メンバーズ)登場。そのままオーバーチュアへと引き継ぎ・・・会場が真っ暗になり星空が現れ・・・
音楽がだんだんと大きくなり、1曲目のイントロへとつながるその瞬間・・・
『満天』だっ!
思わず叫んでしまいました・・・まだイントロも始まっていないのに・・・
違ったらメッチャ恥ずかしかったのですが、その通りでした^^;
これですよ。こういうドキドキ感がたまらなく好きなのです。
3人が登場。この儚くも力強い曲を見事に歌い上げて・・・
あれ?何だか珍しく緊張してませんか?
声の出方からそんな気がしました。いつもなら最初から全開なのに?
ここ1年以上はライブを多くこなしそのたびに成長して来ましたが、やはり今日は1夜限りのスペシャル・ライブとして新たな出発をする訳ですからそういう事もあるのですね。
これぞ「ライブ感」ですよね。ただ歌を聴くだけならCD聴いてれば良いのです。
ここに居る全ての人がここにしか無い空気を共有できるからライブは楽しいのです。

ちなみにこの時の衣装はいつものライブ用の赤い衣装ではなく、『to he biginning』MVで着ていたほうでした。
ライブ用のほうが動きやすいだろうに、これもスペシャルの現れなのかな?
そしてこの時点で『to he biginning』がラストになる事が自分の中で確定しました。
続いての曲・・・
やはり「超ウルトラ、イントロ、ドン!」並みに反応したのですが、あまりの予想外な曲にビックリ!
『magia』
この瞬間に今回のライブはとんでもねーコトになると覚悟しました。。
何言ってるか分からないでしょ^^;
『magia』といえばKalafinaを一気に有名にした、世界的に有名な曲です。
私も例に漏れずここから入りました。
当然今までは盛り上がる大事な部分で歌ってきましたので、新たなKalafinaという意味で今回は「歌わない」ってのもあって良いのでは?と思っていました。
そんな大事な曲を2曲目に持って来れるって、それだけKalafinaの曲に幅が出来たって事ですからそういう意味では嬉しいですよね。
この2曲で一気に昇天したトコロでMC・・・
MCはKalafinaライブの楽しみのひとつです。
基本的に3人ともしっかり自分を持っていて想いが伝わってくるのですが、実は全員ボケの部分があってとにかく何が起こるかわからない楽しさがあります。
3人とも全く違う個性で、歌を聴いていると本当に全く違う声質、音域でそれぞれが全開で歌っているのに、お互いを信頼して声を預けているというか、寄り添っているというか、そういった理屈では説明できないような関係性があるからこそ、絶妙なハーモニーを生むのではないかと感じ取れます。
とにかく3人がとても仲良しであるというのは間違いないですね。
しかしこんな楽しいMCのほとんどが映像化の時にカットされてしまうんですよね。。。
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まぁ、こんな感じで進行していくのですが、キリがないのでセトリに沿ってポイントを絞りますw
<セットリスト>
01. 満天
02. Magia
- MC -
03. 夏の林檎
04. serenato
05. lirica
06. 闇の唄
- MC -
07. 屋根の向こうに
08. Eden
09. storia
10. intermezzo
11. Lacrimosa
12. magnolia
- MC -
13. 胸の行方
14. in your eyes
15. destination unknown
16. Kyrie
17. nowhere
18. 音楽
- MC -
19. to the beginning
-アンコール-
E01. adore
- MC -
E02. moonfesta~ムーンフェスタ~
E03. symphonia
Hikaruも言ってましたが、Kalafinaの曲はずいぶんと爽やかな曲が増えました。
MC後は夏らしいというか、爽やか路線(?)で聴かせる曲が多かったかな?
『lirica』は初ではないでしょうか?『storia』のc/wですが、出だしのKeikoが怖いと評判の曲ですw
MC2で新曲の紹介がありました。『屋根の向こうに』です。
『moonfesta~ムーンフェスタ』c/wです。
夏にふさわしい爽やかな曲。ちょっと泣けてきますよ。
個人的に『Lacrimosa』は「これぞKalafina」という特徴が詰まった曲で大好きなんです。ここで聴けたのは嬉しかったですね。
MC3の後、Kalafinaが一番等身大に近いと言っている『胸の行方』です。
これはレコーディングの時から「今までにない新しいKalafina」と言ってましたよね。
幻想的な曲が多かったKalafinaですが、「After Eden」で現実世界にチャレンジした中で最も等身大な曲ですよね。
さて、Kalafinaファンは既にお気付きのようですが、ここから一気にヒートアップです!
これまで着席で思い思いに音楽を楽しんでいた1F席の皆さん、総立ちになって盛り上がりましたよ♪
はい、以前からKalafinaって実は激しいんですよ!と言ってもあまり信じてもらえませんでしたが、お初の方も納得のようです^^
ご存じの方も多いと思いますが、梶浦ファミリーのライブはサイリウム禁止、他人の迷惑になる派手なパフォーマンス禁止です。純粋に、好きなように音楽を楽しむ為です。ですから基本着席です。
音楽プロデューサーとしては自分の作品を堪能していただきたいと思うのは当然と思います。
私の職業も同じですからね。「職人気質」というものです。
ですが勘違いしてはならないのは、例えば自分が作った料理をお客様に「こうやって食べなさい」と言って調味料や食べる順序、食べ方を強要するものではありません。
それが作り手の思うベストな方法だとしても、お客様は本当に美味しいと思うでしょうか?それは「勧められた通りに食べたのだから美味しいに決まっている」という錯覚ではないでしょうか?
それよりも、「どうぞお好きなように召し上がってください」と言って出されたものを自分の好きな調味料で、好きなように食べたほうが当人は美味しいと感じるのではないでしょうか?
それは人によって味覚が違いますし、地域や家庭の味がありますから人の数だけ食べ方があるのです。
音楽も全く同じだと思います。梶浦さんの方針はそういう事です。
好みや感覚は皆違いますので、好きなように聴けば良いのです。
サイリウムを振って、飛びまくって、会場の一体感を楽しむのも嫌いではありませんしそういうライブにも好んで行きます。でもあまり音楽には集中できませんね。。
皆が思い思いに動くのは禁止されている訳ではありません。乗るべきところでは良いのです。
決まり事が無いので見ていると皆それぞれで面白いですよ^^
そこで自分の動きが皆と違うことに気づきました。
全てではなく、しかも1曲の中で変わるのですが・・・
皆さん基本的にサイリウム(ここでは腕を突き上げる動作)を振る場合でも1拍目、もしくは1,3拍目で振りませんか?
私の場合、「1,3」で溜めて「2,4」で振ります。スネアに合わせてるのかな?
いわゆるバックビートってやつですね。
特に16ビートで早いテンポだとそうなります。理由はわかりません。
『destination unknown』が分かりやすいですね。
ほら、Kalafinaって激しいでしょ?基本的に4つ打ちでリズムを刻みますが、突然裏に入りますよね?
部員的に言うと『射手座』の間奏でひたすら飛ぶ部分は皆さんそうしてますよ。あの曲は途中で止まるように聴こえるので変化に気付かないのかも?
今回はバンドメンバーがしっかり見えたので、特にドラムが気になりました。
バスドラの振動を見ていると、今まで不自然に思えたリズムが理解出来たり、いろいろと勉強になりました。ずっと同じテンポに思えて実は途中から2倍叩いていたり。。
こういうのもライブの醍醐味ですね。
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このパートではとんでもないサプライズがありましたよ!
FictionJunction YUUKA『nowhere』を歌ったのです!
まさかKalafinaのライブで「ヤンマーニ」が聴けるとは誰も予想しなかったでしょう?
これも音楽の幅が広がったという事なのでしょうね。
実は「ANIMAX MUSIX 2011」で一度カバーという形で歌っていました。
これはカバーというのか?などと突っ込んだものです。。
気付きましたか?サビと間奏の時バックビートでサイリウム振ってるでしょ?
他の部分は1、3拍目で振ってる。もしくはバラバラ・・・
この切り替えをどの曲でも自分は自然とやっていたと気付いたのですよ。
そしてやはり最後は『to the biginning』でした。
もはや説明する必要もありませんね。何度も何度も聴いた曲です。
この為に来たと言ってもいいでしょう。
初生でしたが、本当に感動させていただきました。
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ここからアンコールなのですが、登場前の真っ暗な会場に流れたBGM、どうも聞き覚え無いのですが、雰囲気が「まど☆マギ」の魔女が登場しそうな曲だったのです。
過去、このタイミングで新曲を発表した事があるのですが、まさか・・・
やはり違いましたケド・・・そりゃ、2日後に新曲が発売されるのですから、それを飛ばして次の曲は無いでしょう^^;
予想通り『moonfesta~ムーンフェスタ~』の衣装でした。
しかしこの曲、異国情緒あふれる、本当にポップで楽しい曲ですね。「みんなのうた」でしか聴いたコト無い方、是非フルで聴いてみてください。
梶浦サウンドの特徴ですが、サビ以降Cメロで別の曲みたいに変化します。これがまたイイんです♪
最後はやはり『symphonia』ですねぇ・・・これは反則ですよ。絶対に泣きます・・・
これが最後と分かっていても終わらないで欲しい。そんな気持ちが込みあげてきます。
それでも清々しく終われる素晴らしい曲です。
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やはりKalafinaは好きですね。あらためてそう思いました。
詳しくは言えませんが、自分の心にすっと入り込んでくる心地よい音楽です。
少しでも魅力をお伝えしたく、もしくは興味を持っていただきたく、こういうブログをつい書いてしまいます。もし「聴いてみようかな?」と思っていただけたのなら幸いです。
ライブ後はセンター街に繰り出して美味しい酒など(^O^☆♪楽しかったですね♪
x102さんは宿泊なので夜の新宿へ・・・
我々は当日中には帰宅できました。
本当に充実した「フェイト」な1日でした♪( ´▽`)