2016年4月より、フジテレビ・ノイタミナ枠で放送している
『
甲鉄城のカバネリ 』
私にとって色々な意味で特別な作品として放送前から注目してきました。
という訳で、今回も濃い内容ですw
WIT STUDIO制作、荒木哲郎監督作品という事で、どうしても『進撃の巨人』の影がチラついてしまいます。しかも劇伴担当は澤野弘之氏です。劇伴は作品の雰囲気を大きく味付けしますからね。
壁に囲まれた街、謎の敵カバネとの戦いなど、「和風進撃の巨人」なんて評価している方もいらっしゃるでしょうが、そういう見方をしてしまうと作品の本質が見えなくなり、「ノイタミナ」である意味も無くなってしまいます。
ノイタミナの荒木作品と言えば『
ギルティクラウン 』ですね。
言わずと知れた「EGOIST」の原点ですが、この作品も劇伴担当は澤野弘之氏です。当時『機動戦士ガンダムUC』の劇伴が凄く好きで、『ギルティクラウン』のサントラが発売された時に大騒ぎしたのを覚えております。。
シリーズ構成・脚本が『マクロスF』と同じ吉野弘幸氏だったのも夢中になった原因かも知れません。
最近BD-BOXが発売されましたが、改めて良い作品だと思います。
『甲鉄城のカバネリ』のシリーズ構成・脚本は大河内一楼氏ですが、実は『ギルティクラウン』の副シリーズ構成・脚本を担当しておりました。大河内一楼氏と言えば何と言っても『コードギアス 反逆のルルーシュ』のストーリー原案・シリーズ構成・脚本ですね。
総作画監督の江原康之氏も『進撃の巨人』で活躍されましたが、『ギルティクラウン』にも参加されています。
そもそも「WIT STUDIO」とは『ギルティクラウン』を製作した「プロダクションI.G 6課」がI.Gのグループ会社として独立したもの。劇場版作品『屍者の帝国』の流れもありますが「EGOIST」を起用するのは当然の事なのです。
Aimerさんも大好きなアーティストです。澤野氏との関係性から起用されたと思いますが、そもそも「ノイタミナ」作品『No.6』ED曲『六等星の夜』でメジャーデビューしています。
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当時からAimerさんが好きと言っていたのですが、あまり周囲から相手にされなかったよなぁ。。。
『No.6』と『ギルティクラウン』はほぼ同時期であり、Aimer、EGOISTのメジャーデビューもほぼ同時という事になります。
EGOISTのヴォーカルchellyちゃんはAimerさんの大ファンであり、Twitterで呟いた事がキッカケで本人から連絡があり、次第に距離を縮め、今回のデュエットという事になったそうです。
こうしてAimer with chelly (EGOIST)『ninelie』が生まれました。
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元々声質が似ている二人ですが、どちらも声を寄せて歌っている事により、どちらが歌っているか判らないほど素晴らしいハーモニーを奏でております。
ここまで書いただけでも「私にとって特別な作品」と言ってしまう理由はご理解いただけたかと思いますが、これを上回る本命の理由はコレです!
キャラクター原案:美樹本晴彦
ま、私世代の方には言わずもがなですが、大好きなイラストレーターさんです。
私がこんなブログばかり書くようになってしまった全ての「原因」はコレです!
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「超時空要塞マクロス」はもちろん大好きな作品ですが、TVシリーズはもちろん、この劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」は子供心にとんでもない衝撃を受けました。その辺は書き出したら大変なコトになるのでアレですが・・・
アニソンの定義が根本から覆ったのはもちろんですが、美樹本晴彦氏の原画がそのまま動いているかのようなクウォリティー!
ここから私の中でリン・ミンメイは永遠のアイドルになりました♪
(実際に好きなのは未沙ですがw)
美樹本晴彦氏のキャラクターが再び観られるという期待。現代の技術でどのように描かれるのか?
もはやこの作品、「期待」しかしません!
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無名ちゃんマジ天使! 可愛すぎてツライ! (12歳だけどw)
真礼たその存在すら完全に食われちゃってます。。。
劇場で3話まで先行上映され、当然観に行きました。こんな劇場クウォリティーの作品が本当にTV作品なのか!?最後まで持つのか!?
そんな心配は無用なのでしょうが、本当に凄すぎますし、この作品を受け止める主題歌はEGOISTにしか務められんだろうと再認識。
しかし、やはり凄いのはキャラクターでした。
美樹本晴彦氏の原画がそのまま動き出したような感覚。。
これはスタッフの願望なんですよね。ある程度イメージボードが出来上がってから美樹本晴彦氏に描いて欲しいと頼んだそうですが、その想いがよく伝わってきます。
実はこの技術、美樹本絵を再現する為に1枚1枚の絵にメイクアップを施しているとか・・・・・まさに執念!
他にも様々な拘りが見られる『甲鉄城のカバネリ』です。(六根清浄は本当に100秒キッチリで描かれているとか)
これからまだ見ぬ4話が放送されますが、楽しみであります。
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さて、そんな『甲鉄城のカバネリ』ですが、タワーレコード渋谷店“SpaceHACHIKAI”にて『甲鉄城のカバネリ展 meets TOWER RECORDS SHIBUYA』が開催されております。
5月4日の渋谷、ニュースでご存じと思いますが渋谷の街は「スター・ウォーズの日」で様々なイベントが開催されておりました。
これは「
May the
force be with you!」(フォースと共にあらんことを!)から来ているそうですが、タワレコにはストーム・トルーパーに囲まれてフィン役のジョン・ボイエガが来ており大変な賑わいでした。
それを横目に・・・8Fへw
ツラヌキ筒が展示されている他、美樹本晴彦氏によるエンディング・イラスト他複製原画、第1話の絵コンテなどを展示。限定グッズやコラボドリンクの販売も行っております。
この日は生駒役の畠中祐さん、無名役の千本木彩花さん出演によるトークイベントを午前中に行っておりましたが、その時間は大事な別件につき通常営業に切り替わった15時に行きました。原画集が欲しかったのですがさすがに売り切れ。。
入場時、どう見ても声優さんオーラの方とすれ違いましたが、あれは誰だったのだろう?
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さて、ここからが本題です。
2016年5月4日(水・祝)
EGOIST Greeting Tour 2016 : side-A
「UNVEIL of KABANERI」 @Zepp Tokyo
『甲鉄城のカバネリ』主題歌『KABANERI OF THE IRON FORTRESS』発売を記念したライブツアー初日です。発売日を境にside-A/side-Bと分かれており、全ての公演でセットリストが違うと公表されております。
「UNVEIL」とはベールを脱ぐという意味。「Greeting Tour」と名付けられているだけあり、通常の歌ばかりのライブとは若干違い「ふれあい」を大切にする内容になりそうです。
これは人かっ!?カバネかっ!?と、*famの方にはもの凄く違和感のある光景・・・Tシャツはいつも黒系が多いので、赤ってのが何とも目新しい(^^;
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という訳で、ここからは内容に触れます。
触れなければならない内容だったのです。
だから前置きを書いたのです。
楽しみにされている方はここまでと言うコトで。。。。。
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「ギルティクラウン」の劇中アーティストであるEGOIST、作品で使用された曲は意外と少ないのですが、アルバムに込められた曲たちは「いのり」の気持ちを歌ったもの。それが今やEGOISTの活動は作品を越えてどんどん広がり成長しております。
EGOISTのライブは3.5Dの世界で独特なものですが、1度見たらその映像美とchellyちゃんの人間性、可愛らしさ、そして歌唱力で「いのり」を見ているはずなのに全く生身の人間と変わらない感覚になるから不思議。
ファン層は比較的若いのにマナーが良く、女性が多いのも特徴。
チケット申し込み時は有料会員のFCが優遇され、物販も先行して列を形成、時間も早く購入できます。当然と言えば当然ですね。
いつも東京公演はこの地なのですが、ここは「ギルティクラウン」の舞台でもある「24区」です。ある意味聖地でもあるのです。
今回は入場順が良く、前から約5列目、ど真ん中を確保。しかしこれが大誤算。。皆スクリーンを見上げるので徐々に後退し、後ろのバーと挟まれて一時身動きできない状況に。。これはEGOIST独特の現象ですねw
少しでもchellyちゃんを感じたいと思ったのですが、EGOISTのライブに位置は関係ないと改めて実感。。
「グリーティング」という事で、チケットの入場番号を利用したサインパネルの抽選会他、CD購入者には物販時にテーブルクロスとして使っている巨大な版権画クロスにサインを入れた物が貰えるという企画。当然ライブ・プロデューサーのなかむーさんが登場!
とは言え、ライブもしっかりやりましたので曲数が少ないという事は感じませんでした。しかも激しく、皆で歌う曲はもはやchellyちゃんよりも*famの皆さんの勢いが増している感じ。
『KABANERI OF THE IRON FORTRESS』は特別編集の映像と共に、いのりの新衣装、そして実際に衣装を着込んだchellyちゃんのパフォーマンスはもの凄くカッコ良かった!!
CDの特典映像は色々な意味で必見ですよ♪
そして・・・・・
「もしかしたら」と期待しつつ、「まぁ、ある訳ないよなぁ」と思っていた事が!!
スペシャル・シークレット・ゲスト Aimerさんです!!!
もう、皆さん大絶叫!もちろん自分もwww
「キミ、そりゃキセキ」ですよっ!!
シルクスクリーンの裏に表れたAimerさん、足元に置いてあるVolvicが実際に見えて更に興奮w
そうそう、今回のいのりちゃん、Volvicが追加されたんですよ♪
実はなかむーさん、Aimerさんと縁があるどころかデビュー曲『六等星の夜』のMVを製作されたそうです。そんなこんなでダメ元で頼んでみたら快諾されたとか。しかもこの後、名阪も同行とか凄い!
生『ninelie』はもの凄い迫力と言うか感動!確かに声質が似ていますが実際に見るとどちらが歌っているか分かりますし、その上でお互いの技術、才能に改めて感服しました。
この日はツアー初日であり、東京ですからエライ方々に見守られていた上にこのコラボ。実はchellyちゃん、終始緊張しっぱなしだったとか。。そりゃそうですよね。確かに何かテンションがオカシかった。。
Aimerさんのカバーアルバムが好きで・・・という話から全てが始まりました。AimerさんもEGOISTが好きで・・・なんて話をしていたらまさかの!
デビュー曲『Departures ~あなたにおくるアイの歌~』コラボ!!
もう凄いとかの話じゃないっすよ。Aimerさんが歌い出した瞬間、一気に空気が変わりました。胸の奥から突き上げてくる感動のようなものを皆さんも感じていたようです。
chellyちゃんよりも低くて深い声。まだ初々しさもあるchellyちゃんも将来、歌い続けていたらこんな歌い手さんになるのかな?と思った瞬間でした。
更に!!!
アンコール時に再び呼び込まれたAimerさん。
今度はAimerさんのメジャーデビュー曲『六等星の夜』のデュエット!!!
あぁ、なんて耳が幸せなんだろう・・・・・
「ここだけ」という事を言っていたようですので、名阪でも歌うかは分かりません。
勢いでAimerさんの秋から始まるツアー発表!以前はどうしてもチケットが取れなかったので、今度こそは行きたいですね。
やはりライブは良いですね。side-Bは仕事で行かれませんが、最後に一言。
EGOISTはいいぞ!
EGOIST Greeting Tour 2016 : side-A 「UNVEIL of KABANERI」@ Zepp Tokyo
<セットリスト>
01_リローデッド
02_The Everlasting Guilty Crown
03_KABANERI OF THE IRON FORTRESS
04_ninelie(Aimer with chelly)
05_Depertures ~あなたにおくるアイのうた~(EGOIST with Aimer)
06_この世界で見つけたもの
07_Ghost of a smile
08_原罪の灯
09_Door
10_Fallen
11_名前のない怪物
12_キミソラキセキ
[アンコール]
13_Lovely Icecream Princess Sweetie
14_手遅れ
15_elbadaernU
16_1.4.2
17_六等星の夜(Aimer with chelly)
18_Extra terrestrial Biological Entities
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【2016年5月8日追記】
このブログを書いた直後、『甲鉄城のカバネリ』#4を観ました。まるで最終回かのような素晴らしい内容で、ED曲はいつもと違う構成。気分が益々高まっていた所で迎えた5月7日(土)、「EGOIST Greeting Tour 2016 : side-A」名古屋公演に行って来ました。
本来仕事になる可能性が高く、翌日は他のライブですし、来週も名古屋に行きますのでチケットを取っていませんでした。
当日券が出るのは知っていましたが、行ってしまって買えなくてもアレなので全く行くつもりは無かったのです。少なくとも当日の10時頃までは・・・
ところが公式発表情報からするとそれなりに入れそうな感じ。念のために問い合わせてみると「詳しい数に関しては申し上げられませんが、お越しいただければ幸いです。お待ちしております!」という返答。数を答えられないのは当然ですがこれは行くしかないでしょう!
そもそも翌日は大阪なので、この順番が逆だったら行かれませんでしたし、私が行きたいアーティストさんもこの数日東名阪を回っています。この組み合わせが違っていても行かれませんでした。
「キミ、そりゃキセキ」再びw こういう「運」は大切にしなきゃですね。
という訳で、午後から新幹線で現地に向かいました。現地でいつもご一緒する*famでもある岡山の友人、そして我々の「影響」で初参戦する石川の友人と合流。
会場は「Zepp Nagoya」もちろん行くのは初めてです。
相変わらず女の子率が高いですね。確かにいのりは女の子から見ても可愛いと思うし、chellyちゃんも同様ですが何がキッカケなのでしょうね?新幹線でひとり参戦しに行く女の子も見ました。
ともあれ百聞は一見に如かず。こうして全国からわざわざ脚を運ぶ理由は十分にあります。私の場合、後悔先に立たずの意味もありますが。。
内容は若干変えてましたね。やはり全通したくなってしまいます。
東京と違ったのはchellyちゃんの緊張感がほぐれていた事。シークレットもバラしてますし、大人たちのプレッシャーもありません。2度目と言うこともあり全力が出せたのではないでしょうか。これはAimerさんも同様と感じました。
これはchellyちゃん本人、そしてなかむーさんもおっしゃってましたが、ライブを重ねる度に歌の質が目に見えてどんどん向上しております。ですから歌の難易度も上がって行くのでしょう。それがまた楽しみでもあります。
名古屋のお客様は半分近くが初参戦だったようですが、やはり東京のような盛り上がりは他のアーティストさんも言うように特殊なのですねw
自分はそれに慣れてしまっているので大人しく感じましたが、こういう時って慣れない方々に楽しみ方を教えてあげようという気持ちが働いて積極的にサインライトを振り、声を出してしまうのものですね(^^;
しかし、EGOISTファンは何処に行ってもマナーが良く暖かいのは同じでしたね。
突然の思い付きのように行ってしまいましたが、本当に良かった。
(実際、ウチからですと新幹線を使えばお台場に行くよりも早くて楽だったりw)
改めて・・・・・
EGOISTはいいぞ!