2015年1月10日(土)11日(日)
LiSA 日本武道館 2days
LiVE is Smile Always ~ PiNK & BLACK ~
概要は
前回 書かせていただきましたので今回はライブに参戦した感想などを書かせていただきます。溢れる想いがまとまらない上、年末の体調不良から続く疲労蓄積によりここまで引っ張ってしまいました。
ライブ終了から1週間。メディアはもちろん、当日参加された多くの関係者方々による絶賛の声を随所で拝見しましたが、やはり皆さんLiSAの活動を見てきたからこそ、この2daysに注目をされていたのですね。
そんな大切な2日間は雲一つない快晴。気温も上がり、1月とは思えないような陽気でした。
コニファーの時も降水確率100%近かったのにライブ中は降らなかったという奇跡的晴れ女のLiSAですが、まるで天までもこの特別な2日間を祝ってくれているようでした。
あの日から1年。
全国から様々な想いを持ったLiSAっ子達がその結末と進化を見届けようと、再び集結しているように見えました。
武道館2daysなんて明らかにお祭りなのに大騒ぎするでもなく、何だか皆さん落ち着いているような感じです。不安?緊張?いや、恐らく期待しかしていないでしょう。
1日目、自分は『best day, best way』装備で臨みました。最初は昨年同様で行こうと思っていたのですが、この2日間の意味を考えたらそれではダメだと。
なので、昨年武道館、コニファー共にラスト曲であり、この流れの始まりでもあった『best day, best way』を選択した訳です。
昨年の武道館公演は正しく「LiSAの集大成」とも言うべき素晴らしい内容でした。
残念ながら体調不良により本来のパフォーマンスは発揮出来ませんでしたが、それが逆にLiSAとLiSAっ子の絆を強め、LiSA自身の姿勢が大きく変わって行く結果になったのは間違いありません。
この2daysは決して過去の反省からやり直すのではなく、既に乗り越えて前を向いて力強く歩き出したことを報告、そして披露する場所だと思っています。
“ポップ”を中心としたピンクな1日目
「いちごドーナツ」
“ロック”を中心としたブラックな2日目
「ちょこドーナツ」
武道館を大きなライブハウスとして捉えた前回と違い、大きな場所だからこそ出来る魅せ方に拘り、しかもライブハウスの近さも感じられる演出。
「キミが精一杯生きている今日なら、ドーナッたって今日もいい日だっ♡」
この言葉を胸にいよいよ始まりました。
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LiSAの曲にはそれぞれ強い想いが込められておりますので、意外とセットリストは読みやすいのですが、今回は始まるまで本当に読めませんでした。
始まってしまえばMCやインターリュードから次のイントロが始まる前にカラーチェンジ出来る部分もありましたが、本当に驚かされつつもLiSAの強い想いのこもったセトリであると感じました。
今回のポイントは2曲。
VIDEO VIDEO
前回の武道館公演直後に書かれた『Rising Hope』、そしてコニファー後に書かれた『シルシ』です。
ここに込められたLiSAの想いは本当のLiSAっ子ならば、そしてワタシの記事をまともに読んでくださる方ならばご存じと思います。ワタシは今でもこの2曲を繰り返し聴いていますが、改めてこの激動の1年間が集約された2曲であると痛感します。
果たしてこれらをどの様な流れで、どう聴かせてくれるのか。
本番直前になってまでセトリやアレンジを変えたりと、LiSAの想いが詰め込まれた内容です。
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■LiSA -LiVE is Smile Always ~PiNK & BLACK~
2015年1月10日(1日目)「いちごドーナツ」セットリスト
01 逆光オーケストラ
02 crossing field
03 妄想コントローラー
04 ミライカゼ
05 say my name の片思い
06 LOVER"S"MiLE
07 僕の言葉で
08 träumerei
09 ROCK-mode
10 KiSS me PARADOX
11 アシアトコンパス
12 BRiGHT FLiGHT
13 best day,best way
14 コズミックジェットコースター
15 WiLD CANDY
16 Rising Hope
17 I'm a Rock star
18 シルシ
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En01 東京ラヴソング (替え歌『武道館ラヴソング』) - アコースティックver. -
En02 Little Braver - アコースティックver. -
En03 No More Time Machine
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当然場内はピンク1色!何が来ても迎えてやると言った気合いと期待でしたが・・・
いきなり1曲目で仰天!!
VIDEO 『逆光オーケストラ』なんてタオル曲から始まるなんて!
恐らく誰も予想しなかったのではないでしょうか?
イントロが始まった瞬間、「一体何が起こったんだ??」といった感覚でした。ワタシを含め、咄嗟にタオルを装備できたのは全体の1/5くらいだったでしょうか?場内は沸騰直前でしたからそんな余裕も無く曲に突入してしまったようです。
この曲でピンクのサイリュウムが振られている光景は逆に異様でした(^^;
今になって思えば、タオル曲ってクライマックス的なイメージがありますがLiSAがサプライズ的にそんな事をするはずがありませんよね。
『逆光オーケストラ』は確かに前回の本編最終曲でした。しかしその続きというよりも内容ですよね。改めて
歌詞 をよく読んでみたら涙が溢れてきました。。
作詞の古屋真さんはLiSAをずっと見続け、想いをよく理解され、多くの曲を書かれてきた方です。当時からLiSAの本質を見抜いていたからこそ、今この場に相応しい曲になったのですね。
正にここに居る全ての人々、そして全国の応援する人々がひとつの「オーケストラ」となってLiSAの振るタクトを信じて動き出した瞬間でした。
この曲から始まることにより、「あ、全てを乗り越えて走り始めたな」と実感できました。
最初は緊張感も見えましたが、とにかく終始笑顔だったのが印象的でした。
とにかくここで歌える事が嬉しくて仕方なかったのでしょう。
皆が見捨てずに付いてきてくれたのが嬉しかったのでしょう。
POPでキュートなLiSAが全開の1日目。だからと言って容赦してくれません。休む間もなく激しくたたみかけてきます。弾けるように軽快に駆け回るLiSA。全身喜びに満ち溢れているのが伝わってきます。LiSAっ子達は全力で受け止め、応戦します。 皆、この笑顔とパフォーマンスを信じて待っていたのですから。
どんどんヒートアップし『ROCK-mode』でタリラった後、ようやく一休み(^^;
スクリーンに映し出されるシンデレラ風「LiSA姫」のムービー。食べかけのいちごドーナツの歯型が「カチーン!」と合ってハッピーエンド?
そして現れたリアルLiSA姫♪ ダンサーのドーナ、ナッツを引き連れて・・・
なんと!LiSAがダンス!?
『KiSS me PARADOX』『アシアトコンパス』『BRiGHT FLiGHT』をダンスしながら歌ったのには驚きましたよww
正月から練習していたのはコレだったそうです。どんなダンスかと言うと・・・ワタシのライブラリー程度では「スフィアっぽい」としか表現出来ずにスミマセン。。
ま、想像できると思いますがメチャ可愛かった!!
もう二度とやらないと言ってますが・・・w
ここからはクライマックスに向けて更にたたみかけます。
そして・・・いよいよ『Rising Hope』です。
この曲を武道館で歌う事には本当に意味があります。ここまで一気に駆け抜けてきた今日ですが、やはり「あの日」を振り返り、皆に感謝を伝えたかったのだと思います。
「ここにいる誰かの希望になりたくて、私はまた武道館のステージに立つことにしました。付いて来て!」
力強く叫んでからの『 I'm a Rock star』は昨年のそれとは同じようでまた違った意味があります。この曲でようやく過去への責任を果たせたのでしょう。想いが溢れて途中で詰まらせてしまいましたが、やはりLiSAっ子達はすかさずフォローしました。彼女の懸命な姿を見ていれば自然とそうなります。
共に歌い上げた『 I'm a Rock star』は本当に温かく、これがLiSAの魅力なんだと再認識。
そして『シルシ』です。
この時面白い事が起こりました。会場内に3色が入り乱れたのです。
バラード曲は何も振らずに静かに聴き入る方も居ますから正確には4色ですね。
私は「シルシ」をLiSAの想いがこもった曲と認識していますし、ジャケット通り何ものにも染まっていない「白」を振りました。
ピンクを振り続ける方も居ました。
そして、バラード曲にありがちな「青」・・・と思いきや「ライトブルー」が振られました。
なるほど、すぐに理解。作中の「バーサクヒーラー」ですね♪
確かに『crossing field』で「オレンジ」を振るのはUOの意味もありますが「閃光」な方の色ですからね。作品ありきならばそうなるでしょうね。
とにかく、これまでの重荷が吹っ切れて歌い上げる『シルシ』は教会広場で聴いた時よりもはるかに素晴らしく、心がアツくなりました。もちろんLiSAの目には大粒の涙。。
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アンコールは花道(でべそ)に寄り集まってアコースティックコーナーです。
皆の近くで囲まれて、直前に歌詞を思いついたという『東京ラヴソング』の替え歌のおかげで帰りは半蔵門線が混んだことでしょうw
続いての曲・・・イントロが始まった瞬間に奇声を発してしまいましたw
ガルデモ曲が来ると読んでいましたが、まさかここで昨年の『Little Braver』を持って来るとは・・・大好きな曲ですけどね。
そしてステージに戻ってラスト『 No More Time Machine』は「もう過去は振り返らない」といった想いでしょうか。皆で楽しく冒険する感じと言っていた曲です。これも古屋さんの真骨頂ですよね。明るく明日に繋げて終了しました。
最後に一言・・・・・「ただいま。」 と告げて・・・
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■LiSA -LiVE is Smile Always ~PiNK & BLACK~
2015年1月11日(2日目)「ちょこドーナツ」セットリスト
01 träumerei
02 oath sign
03 confidence driver
04 DOCTOR
05 永遠
06 now and future
07 ナミダ流星群
08 無色透明
09 L.Miranic
10 覚醒屋
11 crossing field
12 say my nameの片想い
13 EGOiSTiC SHOOTER
14 ROCK-mode
15 Rising Hope
16 ジェットロケット
17 シルシ
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En01 No More Time Machine
En02 Mr.Launcher
En03 Crow Song
En04 Believe in myself
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ポップな1日目でさえ激しかったので覚悟はしていましたが、とにかくアツく激しかったですね。
これまた1曲目は予想出来ず。『träumerei』のイントロ、鐘の音が鳴った瞬間「もう今日はドーナってもいい!」と覚悟を決めました。。
真っ赤に染まる会場内。歌い上げるLiSAはメチャクチャカッコイイ!
なんだコレ、同じヒト??と疑うくらいに変えてきましたね。
『oath sign』で更に盛り上がり場内は「青」く染まり・・・そんな中であえてエクスカリバー(黄)を振り下ろしていたのはオイラの他に1人しか見えなかったw
今回はありませんでしたが『THIS ILLUSION』が来てたら間違いなく「赤」振ってやったのにね。
とにかく激しいセトリがガンガン続きます。負けずに応戦します。
『ナミダ流星群』『無色透明』でようやく落ち着く。。やっぱイイ曲だ。
昨日に続いてスクリーンに流れるLiSA姫のお話。
今日は全てがブラックだよ?最後に「アタシじゃないのに~!」と叫びながら逮捕されてバッドエンド・・・
・・・からの『L.Miranic』は再びダンサーのドーナ、ナッツと共にダンス。
「アタシじゃないのに~」とはここに繋がるフリだったのか(^^;
『覚醒屋』含め、スクリーンに映し出される歌詞がカッコイイ!
そして怒涛の攻め曲。てか「田淵ゾーン」は体力的にもかなりヤヴァかった。。(自分も手抜きしないからw)
この日『Rising Hope』からの流れで選択された曲は『ジェットロケット』でした。
この曲は箱根駅伝で「山の神」と言われた元東洋大学の柏原竜二選手の応援歌として作られました。
VIDEO
頑張っている誰かを応援する曲という認識が強くて今まで意識しませんでしたが、改めて
歌詞 をよく見てみると、もうここで歌う以外の選択肢なんてありませんでしたね。
これまたLiSAをずっと見てきた田淵氏らしいですね。
そして『シルシ』です。
昨日も素晴らしかったのですが、まさかのストリングス登場!
レコーディングもされた方々らしいですが、これはヤラレました。。。
もう、本当にCD音源には戻れませんよ。。。。。
それくらい、LiSAの想いが声に乗って心をアツくしてくれました。
ちなみに2日目は「ライトブルー」率が半数を超えていたw
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そしてここで3rdフルアルバム「
Launcher 」が3月4日に発売されるとの発表!
もちろん全国ツアーもあります。
リード曲『Mr.Launcher』を歌ってくれましたが、何だか新たな可能性を感じました。
この武道館後にここで得た想いをあと2曲書いて完成だそうですが、既に完成したようですね。
一体どんな曲をぶっ放してくれるのか、ここから始まる「LiSA第2章」期待しかしていません!
オーラスは『Believe in myself』でした。LiSAの想いの原点です。当然この曲しかないでしょう。
もう想いが溢れて皆で思い残すことがないくらい一緒に歌い上げました。
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2日間通して感じた事。LiSAはやはり「アーティスト」です。
声優アーティストのようにキャライメージに縛られることもなく、アニソンは歌っていますが作品イメージでありつつ自分のものにしています。むしろノンタイアップ曲が皆に愛されています。現に私は「アニソンアーティスト」という認識はしておりません。
彼女は歌わされているのではなく、自らの意思で全身全霊歌っています。だから心に響きます。
「ソロアーティスト」ではありますが、「バンドヴォーカル」と言ったほうが合っていると思っていますが、個人的な才能を披露すると言うよりも、彼女の呼吸に合わせて演奏できる信頼あるバンドと一体になって音楽を楽しんでいます。音楽で遊んでいます。そして場の空気を支配するカリスマ的才能に長けており、会場内の誰もが引き付けられるように応援してしまうのです。
もちろん、全力で頑張っているからこそ、こちらもそういう気になります。そこから強い絆も生まれます。
LiSAは自分の弱さを知って強くなれました。それをハッキリと感じる2daysでした。
この想いを見事に言葉に表してくれたのがさすがのきみコ姉さんでした。
ある意味同じタイプの2人だと思います。
今回は衣装にも拘り多くの着替えをしましたが、少しでも長くステージに居たくて上から羽織るようなアレンジをされた服でした。LiSAはファッションリーダー的な役割も担っていますし、こういったパフォーマンスですから女性ファンもどんどん増えていますね。
商売っ気先行になり誰でも歌わせてしまうよになってしまった世の中、それでも歌唱力、表現力豊かなアーティストさんは沢山いらっしゃいます。
そんな中でもLiSAのような純粋さを応援したくなってしまう方は少ないように感じます。是非多くの方に生で体験して欲しいところです。
次週、再びこの武道館でLiSAに会えます。
その時は本気のお祭りなのでまた違った一面も見られるかも知れませんね。
延々と書き綴ってしまいました。これでようやく自分も前に進めます。
お相手下さった方々、本当にありがとうございました。
今日もいい日だっ。