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2015年04月29日 イイね!

「天体のメソッド」プレミアムイベント

「天体のメソッド」プレミアムイベント 2015年4月26日(日)

 新宿文化センター 大ホール

 「天体のメソッド」プレミアムイベント

 2014年10月期に放送された作品ですが、先日書いた「四月は君の嘘」とはまた別の意味で、自分にとって特別なものになりました。
 そのひとつのケジメとして昼の部に参加してきました。


 この作品は初めてキービジュアルを見た時から何だか感じるものがありました。色調やデザインが自分好みだというのもありますが、「円盤」の存在がどう絡んでくるのか全く想像出来ず、気になって仕方ありませんでした。

 そんな時に「深窓音楽演奏会」で聴いたED曲、fhánaの新曲『星屑のインターリュード』が自分の中に強烈に飛び込んできた事で視聴決定。
 その後は皆さまご存じの通り、すっかりfhánaの魅力に取り込まれてソロライブやリリイベに参加し、アルバムは驚異の再生回数をたたき出しておりますw

 今回のプレミアムイベントはもちろんアーティストも参加します。OP担当のLSPも聴きたかったですし、何よりこの作品にfhánaは多くの楽曲を提供しております。ここでしか聴けない曲もあるだろうと楽しみにしておりました。

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 今回もまたいつもの友人とご一緒させていただきました。やはりこの作品に対しては共通の想いをお持ちであり、しかも北海道やI'veそして久弥さんに思い入れがある方ですので私自身も刺激を受けております。

 それぞれ所用を済ませ、新宿で待ち合わせしたのですが、自分のわがままで昼食には拘らせていただきました。



 「グリル満天星」の「オムレツライス デミグラス」 \1,730(税込)

 本店は麻布十番なんですけどね。一度食べてみたかったのです。新宿でオムライスならここが良いかなと。店名も含めて「今日はここしかない!」と♪

 ちなみにコーヒーにミルクはドボドボ入れません(ってか入れません)w



 会場はいわゆる一般的なホールです。物販は公式で特別なものが用意された訳ではありませんが、メイト等で販売されているグッズの業者がブースを出展し、それぞれが販売し更に会場限定を出すというスタイル。
 入場者プレゼントはクリアファイルと原画。

 キッチリ乃々香を引き当てましたよ♪

  ・・・と言っても乃々香推しではありませんがw


 イロイロとお出迎えしてくれました。





 
 昼夜2部制のイベントはそれぞれ2時間、前半がトーク中心で名場面を振り返ったりゲームを行い、後半はライブ。

 進行は乃々香役の夏川椎菜さんとノエル役の水瀬いのりさん。

 初めての進行という事もあって固いかなぁ?と心配していましたが、さすがミューレの夏川さん。先輩の前で堂々としていましたね。「TrySail」としては天ちゃんに大きくリードを許してしまった感もありますが、今後に期待できる感じがしました。

 一方、水瀬さんと言えば・・・・・作品放送時にはまだまだ新人感満載でしたが、今やすっかり世界的に有名になっちゃいましたねww


 ライブパートではfhánaが4曲。

1_ソライロピクチャー
2_星屑のインターリュード
3_ホシノカケラ
4_天体のメソッド~Quote from Stardust Interlude~


 fhánaの音楽はこの作品とはかなり深い関係がありますよね。イメージアルバムを発売したり、キャラソンも提供しているくらいです。
 4曲は予想通りとは言え、天体のメソッドはライブ初披露ですから聴けて良かった。それこそ、ここでしか歌わないでしょうからね。
 

 実はこの時ダイジェスト映像が流れていたのですが、出演者用のモニターにも映像が出ておりました。「見ると泣いちゃうから・・・」と言いながらも、せっかくだから流してもらったそうです。
 イベントならではなのか、今まで聴いた中でも一番気持ちが乗っていて貫禄すら感じました。

 ライブではあまり使わないのですが、一応キンブレは持って行って正解。場内「青」に染まりました。もちろん「ホシノカケラ」は「白」にチェンジ。ごく一部の方しか振ってませんでしたが(^^;

 つーこって、全曲完璧に合わせてあげましたよ♪

 しかしtowanaちゃん、出演者の誰よりも小さくていのりちゃんよりもノエルっぽかった♪


 Laval Stage Planningは2曲。

1_North method
2_Stargazer


 いかにもI'veらしい曲でかなり難しいんですよね。現在は一人での活動ですが、ステージ慣れしていないのでしょうね。それがまた初々しくも感じました。

 どちらのアーティストも作品世界をよく表した素晴らしい楽曲を披露してくれました。
 
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 「天体のメソッド」という作品は評価が分かれると思います。

 考え方によっては展開が地味であり、キャラの個性が強すぎて何がしたいのか解らない。そもそも円盤って何よ?みたいな・・・・・

 キャラ画や中の人ありきの方ならばそう言うかも知れませんね。確かにイベント参加者はそういう感じの方が多かった気がします。ライブパートで寝ていた方も。。。


 かく言うワタシも当時は普通に良い作品と思って観ていましたが、最終話Cパートに全てをぶち壊された感があって一旦熱が冷めていました。

 せっかく素晴らしい最終話だったのに。

 せっかくキレイに終わったのに。。


 気合の入った作画で確かに良いと思うのですが・・・・・・・・・・必要でした??


 こういう作品は不透明なまま終わったほうがステキだと思うんですよねぇ。。。

 「夏まち」みたいに・・・ってそれじゃ同じになっちゃうのかw



    と、そんな評価で終わってしまうところでした。


 しかし、リピートと言うよりループですかね?もう一度最初から観直した途端にそんな評価も完全にひっくり返りました!


 もう、どの場面を観ていても涙が溢れ出てきます。。。


 こんなにも真っ直ぐに、純粋に生きている子達を見事に描き切っています。


 色々な伏線を見るとすごく頑張っていて、我慢していて、それは中学生には過酷なのかも知れませんが、子供から大人になりつつある多感な中学生だからこその葛藤や真っ直ぐさなのだと思います。

 大人になると自然と身に付いてしまうズルさや言い訳、駆け引きの無い、純粋な心のぶつかり合い。そこにあるのは「信じる心」のみ。

 そうなると北海道という舞台設定もうなずけます。

 そしてあくまでも「概念」での話ですが、誰も円盤を気にしなくなるなんて普通なら有り得ませんが、もしかしたら大人になると見えなくなるというか、気にならなくなるのかも知れません。むしろ子供の心にしか存在しないのかも知れません。パパがノエルを認識できるのは純粋だから。。(実際は皆に見えてますからあくまでも「概念」です)


 『星屑のインターリュード』の歌詞は大人になり行く繊細な時期の葛藤を現しており、読んでいるだけでも泣けてきます。

 「綺麗な時を閉じ込めて 湖に沈めたの」

 こんな歌詞をサビに持ってくるってとういう事?

 ずっと不思議でしたが、答えは単純でしたね。

 母の死による悲しさを忘れようとし、母と過ごした霧弥湖町の思い出を約束ごと記憶の奥に封印してしまった乃々香。正に「Initialize(初期化)」ですね。
 この母役の愛衣ちゃんがまたイイんですよ。ホント素晴らしい声優さんです。


 登場人物皆それぞれ魅力的で、それぞれの葛藤をしているのですが、私が一番好きなのは汐音ですね。

 乃々香の帰りを誰よりも待ち望んでいたのに素直になれずすれ違い、それでも絶望せずに信じ続けた結果、乃々香の幸せだけを願い自己犠牲の道を選んでしまうんですよね。この役はみかこししか出来ないんじゃないかとも思ってしまいます。

 一体ヘッドフォンで何を聴いているのか?もしかしたら乃々香との思い出を大切にし、余計な雑音を聞かないように一人の世界に入っているのかも知れません。

 録音してあった乃々香の声をずっと聴き続けている疑惑もありますがww


 最終的にはみんなニッコリ出来た訳ですが、その過程が本当に切なく、こういうのが久弥さんなんだろうなぁと思ってみたり。


 どうやらBD最終巻に新作短編アニメが収録されるようですが、後日談ではないようですね。観たいけどどうしようかなぁ。


 洞爺湖かぁ。。
 

関連情報URL : http://sora-no-method.jp/
Posted at 2015/04/29 21:51:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | ライブ・イベント | 音楽/映画/テレビ
2015年04月20日 イイね!

「47.186」at 浜松 FORCE

「47.186」at 浜松 FORCE 2015年4月19日(日)

 nano.RIPE

 5th anniversary program Vol.2
 nano.RIPE TOUR 2015 「47.186」

 at 浜松 FORCE

 nano.RIPE 47都道府県ツアー 第8戦 静岡公演に行ってきました。




 4th Full Album「七色眼鏡のヒミツ」リリース直後から始まったワンマンツアーですが、FCイベントなどを含め半年で50回近くをこなす超多忙スケジュール。
 しかも途中にレコーディングまであるという。。

 当然、平日が多いので地元含め近県で行かれそうなのが静岡だけだったという。。
 しかも浜松って意外と遠いんですよね。新幹線も考えましたが、やはり愛機を連れて行こうと。



 4th Full Album「七色眼鏡のヒミツ」はnano.RIPEの集大成でもあり、新しい一面を見せてくれた完成度の高いアルバムだと思います。



 しかも、この価格で1月3日のワンマンライブの映像が付いてくるという最近のランティスさんによく見られる強気なもの。



 もちろんダイジェストではなくて本編フルです。


 今回のツアーはこのアルバムを「引っさげて」ではありますが、毎回のセットリストを見るとアルバムに囚われず5周年の意味合いのほうが強いようですね。
 いつも終演後にセットリストが公表されますが、47都道府県ツアーであっても場所や時期によって毎回変えてくるのが素晴らしいところ。全通しても飽きません。
 確かに同じセットリストであっても毎回違う景色になるのですから、変えても問題無いし、むしろ変えるべきなのかも知れませんね。それでこそ「ライブ」。

 という訳で、nano.RIPEのライブに「ネタバレ」なんて概念は存在しないのです。


 さて、せっかく浜松に行くのですし、偶然にも土用の丑の日です。ライブ前に鰻を食べてエネルギー充填!




 焼けるまでの待ち時間を利用して・・・・・


  召喚してましたww


 会場の「FORCE」は繁華街の中にあるビルの3階。最大200人収容の小さな小屋です。だからこそ行ったというのも有ります。




 15時物販開始に合わせて行きました。会場の真裏にあるパーキングに入れて向かうと人がほとんど居ないww

 あっちゅ間に物販終了。Tシャツは前回購入したのでTOP画像のものだけ購入しました。(今はw)

 周囲を散策しましたが色々あるようで何もないと言うか・・・

 仕方なくクルマに荷物を置いて会場へ。それなりに並んでいましたが、何処にでも居るんですねぇ・・・LiSAっ子。しかも女の子♪

 自分の入場順はFC枠の直後。かなり前に陣取れました。全通しているらしき方がアンケートをしていたり。


 実は今回のセットリスト、土曜日の岐阜は「攻め」で日曜日の浜松は「変化球」と予告されていました。

 で、こうなりました。



 ここまで違うのです。もちろんアンコールもありますが、さすがに書きません。

 ・・・ってファンならラストだけは想像できるでしょ。

 行って大正解でした。

 ちなみに、早めに会場入りすると面白いものが聴けますよ♪


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 一応、感想とか書かせていただきますね。凄いコトが起こったのでw


 nano.RIPEのライブは3回目。今回は今までに無く小さな小屋です。浜松は初めてらしく、実際半数弱のお客さんが初nano.RIPEだったようです。

 これだけ多くの場所を巡るツアーですが、帯同スタッフは一人居るか居ないかでインディーズの如く自分達で作り上げているというのには驚きました。 

 これでメチャクチャ近いのですから、楽しくないはずありません。

 どれくらい近いって、先日のtowanaちゃんより近いかも?

 始まって数曲で気付いたのは、「あれ?きみコさんスゲー綺麗!」

 今までも綺麗でカッコイイのは知っていました。自分で作った曲を自分で演奏し、歌っている訳ですから想いが直球で伝わってくるのも知っていました。

 しかし、これだけ近いと全身全霊音楽に乗せてぶつけてくるだけじゃないのだと解りました。
 ぶつける想いを我々が受け止め、楽しんでいるのを見ていて嬉しいのでしょう。ステージ上の皆さんも凄く楽しんで居られ、特にきみコさんは満面の笑みを浮かべ、我々と心を通わす目、そしてほとばしる汗がとても美しく見えました。

 やはりアーティストはステージ上でこそ最高に輝くのですよね。しかも毎日のようにライブをやっていますから最高のパフォーマンスです。そう思った瞬間、自分の涙腺にもアツいものが・・・・・先日書いた「君嘘」が活かされたのかな?


 かなりハードで身体がボロボロですが、とっても良いライブでした。


 アンコールにて。

 最後は皆で歌うあの曲ですが、終盤きみコさんが柵を乗り越え会場に半身を乗り出して前方のお客さんが腕を支えたまま歌い続けるというハプニング(?)が起こりました。

 自分もそこに居り、ハイタッチをしたその瞬間・・・・・

 きみコさんが力強く手を握ってくれたのです!



 その手はギターを力強く爪弾くだけあって女性にしては若干硬く、しっかり体温を感じました。そこから彼女の想いも伝わってくるようでした。


 終演後きみコさんが物販に立ち、持参したCDにサインをして下さるのを出掛けにすっかり忘れてしまいました。。


 写真詩集でも良いとの事で、この新しいものは持っていなかったのでここで購入し、サインをしてもらいました。

 そう言えば何で前回購入しなかったのか自分でも不思議なのですが、この為の伏線だったのかも知れませんねw

 地元である横浜公演が仕事で行かれないので今回来たんですよぉとか会話しつつ・・・
 深窓でお会いしましょうと約束して固い握手を交わしました。この素晴らしいライブに対しても直接お礼が言えました。

 ん?そう言えば深窓はfhána装備で行くつもりだったのだけれど・・・変更ですかねw




 ライブ後は浜松餃子を。宇都宮を抜いて日本一の消費量になったはずですが、宇都宮のように駅周辺に店がたくさんある訳ではないのですね。探すのにちょっと苦労しました。


 あ、もちろんノンアルですよww

 浜松の方は餃子について執着していないみたいですね。他にも美味しいものあるし?
 そう言えば同日、宇都宮に行かれた方が居たような(^^?


 ライブなどの時はグルメツアーも兼ねちゃいますね♪


 ツアー中、何処かもう一度くらい行きたいなぁ。。さて?


Posted at 2015/04/20 01:58:45 | コメント(4) | トラックバック(0) | ライブ・イベント | 音楽/映画/テレビ
2015年04月14日 イイね!

ライブイベントのあるべき姿について考えさせられた。

ライブイベントのあるべき姿について考えさせられた。 2015年4月5日(日)
 川口総合文化センター リリア メインホールにて

 「四月は君の嘘」フィナーレイベントが行われました。
 
 この模様はライブ・ビューイングで全国の劇場に配信され、自分は価値感を共有できるいつもの友人と共に、スクリーンの大きなTOHOシネマズ日本橋に参加してきました。


 この作品は『月刊少年マガジン』にて2011年5月号から連載され、2015年3月号の連載終了と合わせるように、2014年10月より2クールに渡ってノイタミナ枠で完結まで放送されました。




 私の周囲ではアニメ化が決定した時から「これは観るべき」「まず原作を読むべき」等々話題になっておりましたが、原作を読んでいない私は徹底して予備知識を入れないままアニメの世界に没頭する道を選びました。

 予告を観た瞬間、この作品は自分にとって大切な作品になるであろう予感がありました。圧倒的に美しい映像、音楽が心を繋ぐという点、旬な実力派若手豪華声優陣。何より「ノイタミナ」作品である事が普通ではない証です。


 放送が終了した今、こうしてブログを書く事で自分の心にひとつのケジメを付けたいと思います。と言っても作品への想いは人それぞれです。特にこの作品は評価も様々で、かなりの温度差があります。

 あくまでも自分の心を整理する為に・・・・・


   書けるかな・・・・・


    書けるといいな・・・・・


 そう思い悩んでいたら繁忙期につき今になってしまいました。

 今回はそういう内容になります。


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 子供の頃、好きな漫画や小説がアニメ化されるとワクワクしたものです。

 漫画や小説では書き手の表現方法、挿絵や文面からキャラの性格や声、場面を「想像」「妄想」していたものが、実際に色付いて動き、声を出してしゃべります。
 
 アニメーションでは効果音やBGM、主題歌など「視覚」以外の情報が追加され、想像とのギャップを埋めていく為、より作り手の意思を感覚的に受け止める事が出来ます。

 しかしそれは逆効果になる場合もあります。

 「何かイメージと違う?」

 「これは別作品だ」

 想像力は人それぞれ。思い入れが強いほどにギャップが大きくなり、元々自分勝手な思い込みなのに「否定」という思考が働きはじめます。

 今にして想えばアニメは原作者が作っている訳ではありませんし、制作スタッフの価値観をアニメーションという手法で表現しているにすぎません。

 違って当たり前ですし、どちらが「善」でも「悪」でもありません。当然、原作者のチェックは入っていますから、いうならば「どちらも善」なのです。それを理解した上で「アニメ化作品」は観るべきだと思います。


 そこには「ネタバレ」なんて考えはありませんからね。


 私が「オリジナル作品」を好きなのは、余計な予備知識が無いままタイムリーに楽しめるからです。

 余計な予備知識は観る目を曇らせます。

 予備知識が無ければ、1週間後の放送を楽しみに想いを巡らせることが出来ます。

 つまりそれが「ネタバレ」を嫌う理由でもあります。

 好きな作品ほど、先を知ってしまった瞬間に想いが冷めてしまう事もあります。


 ですから、「四月は君の嘘」は最終話終了後に必要であれば原作を読もうと決めておりました。

 特にこの作品は原作を完結までアニメ化すると分かっていましたし、それも過去の作品ではなく、原作が連載終了すると同時にアニメも終了するという、原作からのファンもアニメからのファンも同じく最後を迎えられる特殊な手法がとられました。

 いかにもノイタミナらしく、そしてA-1 Picturesが本気で作った作品。場面設定やカット割り、陰影の使い方、劇伴、主題歌等々・・・非常に多くの情報が語り掛けてきます。それらを紐解き、作り手の意図を読み取る楽しみが多い、現代では貴重な作品なのですから。。


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 さて、そんな訳なのですが、本題から脱線したようでいて実は必要な前置きでした。

 よほど気に入った作品でないとBDを買わない私ですが、最終回を観終えてすぐに購入しました。(これがライブ・ビューイングになってしまった理由)

 ノイタミナ作品は基本的に再放送しないというのも購入した理由ですが、地デジですら綺麗な映像だと思っていたのにBD画質の情報量による色使いは今まで気付かなかった感情も生んでくれました。特に付属CDのキャラソンは(後ほど書きますが)今までのイメージを大きく覆してくれました。。

 更に特典で注目するのは原作者自ら書き下ろした公生の幼少期を描いた短編漫画「Coda」と4コマ漫画「特典はみんなの嘘」です。
 ファンならば「Coda」の為だけにでも買う価値あると思いますよ。公生が4歳にして何故「あの1音」を奏でられたのか。重要な部分が描かれており、かなりヤヴァイです。


 ライブ・ビューイングを申込み、忙しい中1週間でなんとか原作も読み終えました。
 なるほど、やはり途中で読まなくて良かった。むしろ完結後に答え合わせの役割を果たし、結果的にループする事で色々な場面が繋がりました。
 アニメーションは数話同時に制作していますので、早い段階で結末を知っていなければあそこまで素晴らしい作品にならなかったでしょう。最終話の布石になるシーンが最初から用意されていたり、あの場面・・・実はちゃんと隣に居るじゃん!みたいな発見もありました。
 原作ではどう表現されていたのか、次回最終巻が楽しみです。



_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


 既にクラシック・コンサートなど開催されていた本作品ですが、完結後のタイミングで「フィナーレイベント」と銘打つからにはきっと意味のあるものに違いないとLVにも関わらず申し込んだ訳ですが、公式で発表された出演者、内容からも期待は出来ました。

----------
 
 出 演:キャスト…花江夏樹、種田梨沙、佐倉綾音、逢坂良太、早見沙織、梶 裕貴、茅野愛衣
      主題歌アーティスト…Goose house、橋口洋平(wacci)、コアラモード.、7!!
      クラシックアーティスト…篠原悠那、阪田知樹
       ほか

 音楽パートの紹介

 「光るなら」Goose house
 「七色シンフォニー」コアラモード.
 「キラメキ-公生とかをりの演奏ver.-」橋口洋平(wacci)、篠原悠那、阪田知樹
 「オレンジ(Acoustic Ver.)」7!!
 「ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 <クロイツェル> 第1楽章」篠原悠那
 「サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ」篠原悠那、阪田知樹
 「クライスラー/ラフマニノフ編:愛の悲しみ (ピアノ独奏版)」阪田知樹
 「My Truth~ロンド・カプリチオーソ」宮園かをり(CV種田梨沙)
 「For you~月の光が降り注ぐテラス」澤部 椿(CV佐倉綾音)
 「Have a strong will~木枯らし」井川絵見(CV早見沙織)
 「せのび~眠れる森の美女の“アダージョ”」相座 凪(CV茅野愛衣)

※順不同。内容は変更になる場合がございます。

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 ライブやコンサートの場合、ほとんどの場合演目は伏せられておりますが、演劇やクラシックコンサート等の場合は公表されている演目を見に行くものです。

 今回のように作品イベントで事前に演目が明かされているのは本作品ならでは。しかもモデルアーティストが参加されるとあって「どのような演奏をされるのか」大変興味がありました。

 とりあえず聴き込んで予習してみる訳なのですが、キャラクターソングのタイトルを見て分かるように各キャラクターが劇中で演奏した曲が主体となり、(劇伴も演奏曲が基礎になっている事が多い)各キャラクターの感情や性格に合わせた現代風のテイストに見事にアレンジされた曲なのです。

 歌詞も場面にリンクし、歌うにはかなり難易度が高く、それこそ感情を表に出す必要があります。

 声はキャラクターに沿っていますので間違いなく「キャラソン」という訳ですが、イメージソングの域を超えた魂の叫びというか、本当にキャラクターが訴えかけてくるような説得力があり、何度聴いても飽きずに繰り返してしまいます。
 
 あれ?男性キャラは歌わないのかな?



 まぁ、後は監督とか出てきて制作秘話など聞かせてくれるとか、キャストトークで盛り上がるんだろうなと想像し当日を迎えました。


----------

 当日は生憎の雨。。

 夕方まで作品の舞台を散策しようかとも思いましたが、既に桜も散っておりますし寒い中体力を消耗したくないなぁと断念。

 ならば川口まで行って物販並ぼうか?(会場も作品とは深い縁のある場所)

 実は今回の物販、種類を絞って「質」重視のものばかり。そこまでして欲しいと思ったのですがパンフのみLV会場でも購入できるとの事。
 本当は「Opening Ending 原画集」が欲しかったのですが、もしかしたら後日「アニプレストア」で出るかも知れないと望みをつなぎ・・・

 案の定出ました。超期間限定で即完売だったそうですが本日到着しました。

 OP,EDの原画を掲載した原画集。A4サイズ/フルカラー/96ページ ・表紙:PPカバー 

 PPカバーつまり硬質プラスチック制のカバーですが実はピンクの輪郭線とタイトルはこちらに印刷されており、外すと完成画になるという優れもの。
 中身はたっぷり原画を堪能でき、余計なページは一切ありません。髪の毛1本に渡り指示の書かれたものを見ると場面を思い出し、本当に拘って作られた作品である事に納得。
 これで価格2,500円(税込)は絶対に安い!

TOP画像のパンフレットは劇場で購入しましたが、表紙に新川先生描き下ろしイラスト、中面にはキャスト撮りおろし写真を使用した大きなB4サイズ、フルカラー60ページという大変内容のあるもの。


 しかもキャスト写真はそれぞれ縁のある舞台で撮影されたものであり、コメントも読みごたえある内容です。価格は3,500円。開いて1分で読み終えてしまうようなヘタなライブパンフよりもよほど価値があります。


 結局当日は朝から映画を1本観て銀座へ向かいました。

 

 理由はたまごサンドとカヌレを食べたかっただけですけどね。。

 銀座でたまごサンドと言えばすぐに分かる某喫茶店のものですが、トロトロのオムレツのようでいて流れ出さない絶妙な固さの卵がサンドされており、本当においしかった♪
 カヌレは某有名フランス人オーナーのお店のもの。かなり久しぶりに食べたカヌレでしたが、ここまで美味しいものは初めてです。未だに毎日焼いている理由が分かります。


 と、恒例の儀式(?)を済ませて歩いて日本橋へ向かいました。

 行ってみて分かったのですが、一番大きなスクリーンは別のLVが入っていたのですね。異様な方々が多かった訳です。。
 しかし空席があったようで、逆に心配していたこちらは完売でした。

 入場してみると女性率の高さに驚きました。聴こえてくる会話から推測するに、ライブなどへは行ったことがなく、LVだからこそ来られた感じの方が多かったですね。

 しかし・・・・・


 映画じゃないんだからポップコーン食べるのやめて欲しいなぁ。。。


 カヌレにしようよ。。。w


 ま、それは仕方のないこと。自分は会場に居る気持ちで臨みました。


----------

 定刻を過ぎ・・・スクリーンにはイベントタイトルが表示されたまま時は過ぎ・・・

 普通なら現地の様子が映っているものですが、何だか様子がおかしい??

 こういう時にtwitterは役立ちますね。どうやら開始が遅れているようです。

 既に15分経過。ようやく現地の様子が映し出され、30分遅れで開始予定との事。


 ・・・いや、これって今開場したばかりでしょ??間に合うの??


 心配なのはLVの場合あまり遅くなると途中で終了してしまう可能性がある。。


 何とか30分遅れで始まりました。何とかなるもんですね。。

----------

 内容そのものには詳しく触れません。実際に行かれた方の特権ですし、言葉で伝わるものではありませんので。。(*既に時間が経っているので記憶が曖昧な部分有り。)


 プロローグ的に映像が流れます。アニメ冒頭の部分ですね。




 最初のアーティスト登場!

 当然前期OP「光るなら」だと思っていたのですが、まさかの後期OP「七色シンフォニー」でした。

 これが後に大きな意味を持ってくる前兆だったとは・・・・・


 普通であれば誰かしらが登場して進行するところですが、再び映像に入ります。


 ここからが、このイベントの真骨頂でした。


 「かをりの手紙」生朗読です。


 終始、手紙に沿ってディレクターズカットされた総集編と共にキャストが生朗読、演奏部分はモデルアーティストによる生演奏。途中でキャラソンや主題歌を交え、2時間を超える大掛かりなものになりました。


 前段に書いたように、キャラソンは場面の一部にはめ込まれ、単独で朗読している途中から前奏が始まり、そのまま歌に入るというもの。こうして聴くと本当に内容のある、単なるイメージソングでなかった事が裏付けられます。

 主題歌はそもそも作品世界を現すもの。ストーリーの流れから最初は「七色シンフォニー」で良かったと思えました。
 そして場面と共に 「オレンジ(Acoustic Ver.)」「キラメキ-公生とかをりの演奏ver.-」と、正にアニメのあの場面そのものだったのです。

 最後に出演者全員からの挨拶があり、締めは「光るなら」でした。そして最後の最後に会場も一体となって全員で「光るなら」を歌って終了しました。


 作品のイベントは自分もたまに行きますし、たくさんレポートしてくれる友人が居ますのでイメージ的にはキャストトークやゲームで盛り上がり、ライブパートは切り離されているものが多いと思われます。

 しかし本イベントでは余計なものは一切無し!一貫して「かをりの手紙」を中心とした生朗読、生演奏だったのは好感が持てますし、不満に感じた方はいらっしゃらなかったと思っています。


 生朗読って技術が無いと出来ないと思っています。やり直しは出来ませんし、何度か録って良いものを使うなんて出来ません。

 最初に「旬な実力派若手豪華声優陣」と書いたのはここです。人気があっても実力が伴わない方ってたくさん居ると思うのですが、そういう方にはこの作品を演じることは出来なかったでしょう。

 激しく揺れ動く感情、色付いた感情はもとより、幼少期、ナレーションまでも場面に応じて瞬時に切り替えられる才能には本当に驚きました。録音を重ねれば簡単ですが「生」でやってのけるとは・・・・・

 だからこういうイベントが成り立つのですね。

 そしてもうひとつの注目だった生演奏。

 作中では演奏でキャラを演じている訳ですから、感情に合わせた演奏をするのかな?と思っていました。

 しかし途中で演奏を止めたり、音色を変えたりする事なくしっかり聴かせてくれました。自分も音楽をかじっていた者として当然のことと思います。舞台でそれをやってはいけません。これまた好感の持てるものでした。

 アニメーションではモデルアーティスト2人が演奏する姿を実際にトレースして動画に落とし込んでいます。

 ここはイシグロ監督も拘ったところで、ただでさえ楽器の作画は難しいのに動きにリアリティーを出す作業は通常の数倍も苦労したそうです。

 原画集に書き込まれた指示を見ても分かりますが、こういう拘りの積み重ねが観ている我々の心を突き動かしてくれたのです。


 ですから徹底的に「生」に拘ったイベント、しかも最終回直後にこの内容でやることの意味、リアリティーを追及し、作品を大切にしているからに他ならないと思います。
 
 ライブイベントとはこうであるべきなのかも知れません。


 初監督作品なのにこんなに難易度の高い作品をここまで仕上げて下さったイシグロキョウヘイ監督に感謝ですね。奥様がキャラデザを担当されたのも成功の要因かも知れませんね(^^

----------


 最後に感想などを書こうと思いましたが、人それぞれの想いを邪魔したくないのでやめておきます。

 「光るなら」を最後に持ってきた理由、「君」とは「かをり」ではなく「公生」の事だったとしたら?とか、ここに書いても仕方ありませんからね。。


 ですがひとつだけ。


 実は 種田梨沙さんが最後の挨拶の時にこんな内容の事を口にされました。

 「かをりちゃんの一生を演じさせていただく事ができて本当に幸せでした。」



 公生が中心に居て、誰もが公生に影響を受け、そんな皆が公生に影響を与えて行くループが成り立つ筋書だと思っていましたが、確かに「かをりの一生」を描いた作品とも言えますね。もう一度観直すと、色々な場面でそれが裏付けられます。
 布石は数多く散りばめられていました。

 アニメーションという日本が世界に誇る技術は楽しみ方によって全く捉え方が変わります。自分は自分なりに、これからも作品を紐解いて楽しみたいと改めて思わせてくれる作品でした。

 そんな自分に興味を持ち、お付き合いくださる皆様にも改めて感謝いたします。






関連情報URL : http://www.kimiuso.jp/
Posted at 2015/04/14 21:25:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | ライブ・イベント | 音楽/映画/テレビ

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