papanecoのブログ一覧

通勤経路でふと雑居ビルの１階が目に留まりました。
「テナント募集」

・・・前はどんな店だったっけ？


ああ思い出したぞ。写真屋さんだ。

某チェーン店の写真屋さんがあちこち閉店していたのに、この店は結構頑張っていましたが、いつの間にか店を畳んでしまっていました。

かつて勤務先に近かったため良くこの店は利用しており、現像液の独特の匂いが懐かしい思い出として記憶に留まっています。

この店を利用しなくなったのは、単にカメラがデジタル化され、銀板のカメラを使う場面がなくなり当然現像に行く必要もなくなったから。
これは 私だけじゃなくて時代の流れですよね。

一時、デジカメはパソコンに取り込むための周辺機器という立ち位置だった気がしますが、簡単にプリントアウトができる今、アナログのカメラはやはり過去の遺産になってしまったのでしょう。
時代に飲み込まれたというべきか、流されたというべきか。

そんな時代での経営は、やはり田舎で写真専門でやっていくのは、きつかったのだろうと素人目にもわかります。
書き入れ時が、年末の年賀状印刷くらいでは経営はさぞ苦しかったことでしょう。
いいお店だったのですが、残念です。