2015年01月20日
19日(月)は年に1回の朝礼スピーチ当番。
会議室で、職員の前で何か気の利いたことを3分ぐらいで話しなければなりません。
あまり長すぎても顰蹙を買いますので、何を話そうかと考えて次の話をしてみました。
(要旨)
昨年の夏に盲導犬のオスカー君が何者かに襲撃されたとの報道があった。
ところが一方では、別の報道もある。
・警察では、犯人の目撃情報がまるでない。防犯カメラにも何も写っていない。
・診察した獣医が傷を見て、「まるでフォークで刺されたような傷だ」とは言ったが、「この傷は誰かにフォークで刺されてできた傷だとは言っていない。
・オスカー君は当時服を着ていたが、その服にはフォークや凶器と思われる傷がない。犯人は服をめくって刺したのか?
・盲導犬は、自分に危害が加わった場合に、痛みに耐えるように訓練されてはいない。何者かに襲われた場合におとなしくしているとは思えない。
・オスカー君は実は皮膚病があった。皮膚が膨れて血膿が溜まり破裂する病状である。
というような報道もあるため、今回の事件は犯人どころか、事件そのものがもしかするとなかった可能性もある。
すなわちマスコミは、いつも正しい報道をしているとは限らない。
そして、この獣医さんのように話がうまく伝わらないことがあるという2点を感じた。
さらに話しがうまく伝わらないということは、会議の内容がうまく 伝わらないなど日常茶飯事である。
その場合、伝達側は「あの時こう言った」「文書で示した」ということにこだわりがちであるが、果たして大事なのはその点であろうか。
実は大事なのは、伝わらなかった内容であり、伝わらなかった理由ではない。
すなわち大切なのは「どう伝えたかではなく、どう伝わったか」であろう。
伝達側に伝え方に問題はなかったか。文書で示す際にその文書はわかりやすいものかなど種々考慮する場合もあるのではないか。
僭越ながら、伝達側は、ぜひわかりやすい説明を心掛ける1年にしてみたらいかがか。
ちょっとかっこいいことを言ってみましたが、毎回人前でしゃべるのは緊張しますし、慣れないですね・・・
Posted at 2015/01/20 00:10:41 | |
トラックバック(0) |
日記 | 日記