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先日見た東日本大震災関連の番組で、当時発生した「黒い津波」のことが放送されていました。
津波到達時は綺麗な水だったのが、黒色に変わっていったとのことで、当時の水を保管していた人からの提供で、分析が始まったそうです。

その黒さは、海底のヘドロや重金属が含まれ、しかも１０００分の４ミリ（４マイクロメーター）相当のものであり、特徴は同じ海水と比較すると１０％重くなるんだそう。

この１０％相当は勢いを増して流れてくると通常の海水の２倍の力で建物を押し流す、そして建物を浮かせる力も強いということでした。

さらに震災で亡くなられた方はほとんど溺死とみられていましたが、この黒い水を飲んでしまい窒息した方もいたようですし、助かった方もこの水を飲んだことで肺の奥に油などが到達してしまう「津波肺」に悩まされるという症状もあるんだとか。

またこれまで津波の研究は普通の水で実験をしていましたが、実際に黒い波を想定してはいなかったそうですので、今後の防災、減災につなげていくとのことでした。