
今日はマツダの株主総会がありました。
株主総会って平日にあるので、今まで参加した事なかったのですが、何とか休みが取れたので日帰りで行ってみることにしました(((((((((((っ・ω・)っ
本社の駐車場に入ろうとすると、警備の人から「
今日は一般の人は入れないんですよ・・・」と言われたのですが、すかさず召集通知を見せると「株主様こちらです」と案内されました。
たぶん株主には見えなかったのでしょう(笑)
株主総会は10時からなのですが、到着したのは9時を少し過ぎたくらいでした。
ロビーに入ると、黒いスーツを着た社員の方が出迎えてくれ
「お疲れさまです」と挨拶してくれます。
受付を済ませると出席表を渡されましたが、私は109番でした。
私が入ると会場の講堂は、まだガラガラだったので
前から2列目の真ん中よりの席に座る事にしました。
会場内は撮影禁止ねw
しばらくすると会場は一杯になりましたが
この日の参加者は411名だったそうです。
最初に事業報告について説明がありました。
グローバル販売台数はクロスオーバー系の販売拡大のお蔭もあって
前期比1.6%増の1,559千台だったそうです。
目立った所では、日本では12.8%減の203千台となりましたが
一方中国では「CX-4」の好調もあり
前期比24.1%増の292千台となってようです。
当期の売上高は3兆2,144億円(前期比5.6%減)
営業利益は、為替の影響や品質関連費用の増加により
1257億円「前期比44.6%減」でした。
※品質関連費用って、つまりリコール費用でしょ?
今後は、クロスオーバー系車種の生産能力を上げて
すべての地域で販売増を目指すという事でした。
その後、小飼社長より構造改革ステージ2について説明がありました。
米国においてはSKYACTIV2.5Gターボエンジン搭載車を増やし
国内においてはCX-3のガソリンモデルの投入や、CX-8の新規導入
またグローバル販売・ネットワークの強化により、販売台数を増やしていきたい。
そして今年の秋には、エンジン効率を飛躍的にアップさせた
次世代SKYACTIVガソリンエンジンを搭載した、新魂動デザインのビジョンモデルを発表し
来年以降に市場投入していく考えを示しました。
そして、安全技術などを含め
環境対応の技術開発にさらに力を入れていく姿勢も示しました。
議案審議については
2号議案の取締役5名の専任の件と、3号議案の監査役3名専任の件については
株主から、かなり強烈に納得いかない旨の発言がありました…
しかし、この質問者さんの言っていることには、私も賛同する部分もありました。
ようは「天下りではないのか?」という事と
「この人物は適正なのか?」という事だったと思うのですが
マツダの事を真剣に考えてるからの発言だったのだと思いました。
その他の質問は以下のような感じでした。
時価総額で三菱自動車を下回るような状況になっているが、株価対策について聞きたい。
小飼社長:ビジネスの質的向上を図る事で企業の価値の上昇を図り
マツダの価値を高めていきたい。
CX-4を日本で販売することはできないのか?
青山常務
(営業領域総括、ブランド推進・グローバルマーケティング・カスタマーサービス担当)
・マツダでは、ニーズにそった適切な商品の提供を行うようにしており
国ごとに最適な物を提供していく。
※まぁ、ようするに今のところ、予定はないってことかな?
中国の資本の増強は考えているのか?
渡部常務
(中国事業担当、マツダ(中国)企業管理有限公司董事長)
・中国とは非常に良好な関係を作っているので
今後も協力関係を続けていきたい。
タカタの倒産による損害賠償について
藤川常務
(グローバル購買・コスト革新担当)
・マツダとしても法的手続きを通して、債権者として回収を進めていきたい。
ロータリーエンジン搭載車をださないのか?
藤原専務
(研究開発・MDI・コスト革新統括)
・現在もロータリーエンジンの開発は進めているが
まだ発表出来る段階ではないので、その時期が来ればお知らせします。
※ロータリーエンジンについては、この後も複数の株主から出ましたが
開発は進めているが、正式発表できる段階ではってことですね。
マツダの国内販売の強化について、広島の自治体や公共団体へ使ってもらうように働きかけてはどうか?
福原常務
(国内営業・法人販売担当、マツダ中販株式会社代表取締役社長)
・現在国内販売で苦戦しているが、CX-8やCX-3のガソリン車投入で強化していきたい
また県東部については、現在も協力いただいているが、今後も努力していきたい。
国内外の生産比率についての今後の考えについて
青山常務
(営業領域総括、ブランド推進・グローバルマーケティング・カスタマーサービス担当)
・今季は海外40国内60であるが、為替の変動リスクを回避するために
バランスを取りながら進めていきたい
RX-7など、古いスポーツカーについて、部品の再生産など検討していただけないか?
青山常務:マツダのオーナー様の中には古いスポーツカーを長く乗って頂いている方も多く
部品供給でご迷惑をおかけする場合もあるので
貴重なご意見として考えていきたい。
マツダは外国での販売が圧倒的に多いが、取締役には日本人しかいない、これは適切な人材投与なのか?
小飼社長:当社は性別国籍問わず、能力のある人を選任していて
外国人とか日本人とかでは選んでいないので
適切な人物がいれば採用していきたい。
自動運転の取り組みについて
藤原専務
(研究開発・MDI・コスト革新統括)
・アクセラで安全性能1位になった「i-ACTIVSENSE」を更に進化させることにより
自動運転技術は将来可能だと考えております。
公表は出来ないが産官学含めて共同で研究を進めている。
ただ、マツダとしては出来るだけハンドルを保持した状態で
社会の安全を確保するという考えで進めていきたい。
※つまり完全な自動運転というより、運転の全てをサポートするような
安全装置のさらなる進化系と言った感じにしていきたいという事でしょうかね?
水素を使う、燃料電池車について質問があったのですが
チョット質問の意図が分からなかったのですが
以前は水素ロータリーの開発を行っていたが
現在マツダでは行ってないというような答えだったかな?
その他、この日は広島の主要企業の株主総会と重なっているらしく
株主総会の開催日程についての質問などもありました。
それとマツダ寮で起きた殺人事件について株主から声が上がりましたが
これは指名されての発言ではないので、却下されました。
よくわからなかった部分もあったので、全てはメモできてないのですが
こんな感じでした。
質問の答えって当たり障りの無い物がおおいですが
その中から意図を読み取るのが楽しいですね。
コウやん的には、マツダの国内販売の不振は、マツダコネクトが原因じゃないのか?
みたいな質問をしてみたかったのですが、手を上げる勇気がありませんでしたw
終了後は、希望者にミュージアムの見学会があるのですが
今日中に帰らないといけないので私はパス・・・
記念写真を撮って本社を後にし

電光石火でお好み焼き食って帰りました!
株主総会は中々面白かったですよ♪
機会があったら皆さんも是非行ってみてくださいね・・・
あぁ疲れた(*´-ω-`)・・・フゥ