![本日のラーメン その6 本日のラーメン その6](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/029/537/730/29537730/p1m.jpg?ct=07352db733bd)
皆様、大変ご無沙汰しております。今回は久しぶりにラーメンでの更新を致します。
本日ご紹介するお店は、私にとっては特別なお店です。
その特別なお店が、大変残念ながら3月一杯で閉店してしまいます。
今回は その特別なお店に対する
感謝の気持ちを込めて、昔話を交えながら お店と私との関係を総括(?)してみたいと思います。
■「ラーメン末っ子」 札幌市西区発寒3条5丁目3-14
このお店を知ったのは 確か1992年頃だったと思います、ラーメン好きの友人に連れられて二人で行きました。
確か当時は、第一次ラーメンブームまっただ中にあって 美味しいラーメン店はTVや雑誌で大きく取り上げらてれおりました。
ちょうどこの頃に 純連などが大人気店としてブレイクしていたように思います。
この末っ子も当時は大人気店で、その時も10分程度並んでから食べたものです。
ここの人気は醤油だったのですが、私は味噌が好きなので味噌を注文しました。
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写真は大盛り味噌
初めて食べた時の衝撃は忘れられません、今までにこんな旨いラーメンを経験したことは無かったです!
当時人気の純連と比較しても(好みの問題なのでしょうが)断然こちらに軍配が上がります。
味噌の風味の中に、若干(本当に若干ですが)カレーのような香ばしさと 鰹節の風味が混ざったような、なんとも言えない滋味と旨みが溢れています。
ここの麺は あの森住製麺のもので、当時人気のラーメン屋さんで使っている麺は森住製麺のものが多かったですね。西山の物に比べてちぢれが強く、濃い黄色の太麺が特徴の麺でした。あの純連の麺も当時から森住の麺でしたし、そういう意味でもテイストとしては、当時人気の純連に代表されるような「村中系」の流れに属するのでしょうが こちらには程良いコクとスッキリとしたキレ味があります・・・などとビールの評価のようになっちゃいましたね。
さて、それからというものは本当に冗談じゃなく 週に一回は食べに行っていました。当時私は お得意先を回る外回りの仕事をしておりましたので 週に一回、必ず西区に行った時には末っ子で大盛り味噌を頼んでいました。
そんな生活を4年程続けたでしょうか、その後旭川に転勤になったので 末っ子と私との蜜月期間は一時中断されたのですが、たまに札幌にミニカー購入遠征をした時などには必ず末っ子で大盛り味噌を頼んでおりました。(当時末っ子の近所に「模型のひろ」という素晴らしいホビーショップがありましたから)
現在は、札幌に勤務しておりますので当時程では無いにしても 月一回程度の頻度で大盛り味噌を頼みに行っておりました。
今まで様々な場所で様々なラーメンを食べてきて、それぞれに旨い一杯、また食べたくなる一杯がありましたが、私にとって、末っ子の味噌を越える一杯を見出すことはとうとう出来ませんでした。勿論、旭川の天金や梅光軒などの数少ない例外がありますが、私にとっての
究極の一杯は 今でも末っ子の味噌であります。
そんな末っ子を 今の今まで紹介していなかったのは・・・なぜなのでしょうか・・・
それはきっと、大切なお店(隠れ家)を内緒にしておきたい、自分だけでこっそり楽しんで居たい、という閉鎖的なマニア気質があったものと思います。それくらい自分の中では特別な一軒でした。恐らく、こういうものは個人の嗜好に左右されますので私の好きなものが他の人も好きとは限りませんからね。
ここまで(途中での頻度は別にしても)20年以上通い続けて食べ続けてきましたが、実は私 味噌以外の注文はたったの一回だけでした(笑)
二回目の訪問の時に、雑誌オススメの醤油を食べて以来 味噌以外は食べた事が無いのです!
塩なんてメニュー板に書いてあるのを見た事があるだけで、とうとう最後まで頼む事がありませんでした。
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もちろん毎回完ツユです。
今までに私が食べた杯数は、見当も付きませんが 恐らく300杯近くは味わったと思います。
(年52週×4年=200杯以上、旭川居住期間では約30杯程度、2009年~の3年半で約50杯程度・・・)
当時は若かったマスターも、大分お年を召された感じになり そろそろ潮時だと感じておられたようです。最近は往年のような行列も無く、いつ行っても私のようなコアなファンがポツポツと数名食べているというような格好でしたが、その愛すべきラーメンの旨さは何一つ変わっておりません。
あと一週間程で 私の愛したあの味噌ラーメンが食べられなくなると思うと大変残念であり、私にとっては 一つの時代が終わりを告げた様な空しさと虚脱感があります・・・・後継者が居ない感じだったのでしょうがない事なのかも知れませんね。
今まで 変わらず美味しいラーメンを出し続けてくれたマスターに感謝の気持ちを抱きつつ、本当の意味での「最後の一杯」をもう一度、29日に味わってきたいと思います。
マスター、今まで本当にありがとうございました、永い間 お疲れ様でした。
これからもお元気で!
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Posted at
2013/03/24 15:12:52