タービンサージングによるハンチング対策解決編です。
本来ならECUリチューンやブーストコントローラ等での解決が本筋ですがECU書換後この症状のみの事案なのでこれらを使用しないでの解決に日々試走してます。
本日はタービンからスロットルバタフライまでの空気の体積増減によるサージングを実験してみました。容量の変更はインテークパイプの交換でタービンからインタークーラーまでのパイピングです。現状は中間の太さです。
まずは一番細いパイプです。空気体積が一番小さいので案の定タービンサージングは速く長いです。
続いては純正のゴムパイプです。
内径は現状品と変わりませんが材質がゴムなので圧力がかかると膨らみ、タービンに逆流する圧が押さえられると思いましたか、たかが0.6,7では変形せずこれもダメでした。
最後に装着当時は太すぎでレスポンスの悪かった初期型津田ーレーシングのパイプです。内径が純正パイプの外径位でかなり体積が増えたのか、サージング音は多少しますがハンチングは起きませんでした。
状況としては今までハンチングが起きていた回転数(アクセル開度)でブースト圧0.6〜0.7だったのが0.5位です。この後ゆっくりアクセルを開いていくと徐々にブースト圧が上がっていく感じで0.7から0.9の魔の領域もスムースにクリアします。
要因はインテーク内の空気の体積が増えたため同じアクセル開閉度ではタービンサージングに至る圧力まで達しずその後踏み込むとスロットルバタフライが開くため逆流はしているがタービンサージングまでには及ばないぎりぎりの圧力なのかと思います。
多少初期レスポンスは落ちますがむしろこの方がスロットルコントロールしやすいです。
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Posted at
2023/09/23 20:29:17