
リヤゲートの開閉が重く感じてきたのでダンパー交換をしたのは整備手帳に書きましたが、交換したMEYLE製のダンパーはタイトル画像のように若干純正品と違ってました。
DIY作業のときは当然、部品手配も自分でするので、大抵の場合WEBショッピングでの購入になります。
国内外のサイトを検索して送料を含めた価格と製品のクオリティーなどを考慮して比較検討し、多少の金額の違いであればトラブルのリスクも考え国内サイトで購入するとかしています。
今回のダンパーもeBay、AliExpress 、Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークション等で検索、比較検討しました。

eBayで検索したMEYLE製のダンパーの画像です。
形状も純正と同じように見えます。
そこそこ名の知れたブランドの中では比較的安い方でしたが、同じMEYLE製がYahoo!の方が安かったので今回はそちらで購入しました。
この時、同じMEYLE製ということで金額だけを考えていて画像をよく確認せずに購入してしまいましたが、商品到着後に形状の違いに気付きサイトの画像を確認すると…

同じMEYLE製で適合品番も同じなのに別物でした。
取り付けた感じ、特に開閉に問題は無さそうですが、角度の違いによる取り付け部分やダンパーへの負荷の違いがあるのではという思いが拭いきれず、更にeBayで検索。
すると前回の検索ではヒットしなかったSACHS製のダンパーがありました。
価格もそこそこ、品質はSACHSなら問題無しでしょう。
あとは形状ですが、画像が小さく拡大してもはっきりと確認できません。
ボヤッとですがくびれの感じが純正と同じ形状に見えるのでポチッとしてしまいました。
で、暫くして届いたのがコレ。
今回アメリカのSELLERから購入したのですが、 Made inメキシコのSTABILUSというガスダンパーではグローバルなメーカーの製品でした。

形状もくびれの部分は似てますが、角度がついていないストレート形状。
すぐにSACHSではないメーカーのものが届いたことを連絡し、何度か苦手な英語でSACHS製の在庫はあるのか、形状はどうなのかなどやり取りし、結局その返答は曖昧のまま返金してくれることになりました。
どうやら商品管理ナンバーがSACHSと同一なのが原因らしく、しかも返品の必要はないとのこと。
うーむ、ラッキーなのかアンラッキーなのか…
純正形状に拘り始めたらもう止まりません。
米国のSHOPで失敗したので、次はユーロ圏のSELLERで検索してみました。

UKのSHOPでFebi bilsteinブランド。
FebiもOEMパーツを各種供給している大手企業です。
形状も画像を見る限り純正と同じように見えます。
価格は今までと大差なしですが、送料が安かった。
SHOPの所在地はUKでしたが何故か発送はラトビア、旧ソ連の国ですヨ。

待つこと約1週間、商品が届きました。
さて形状はどうかなと開封したら中身は一本だけ…
オーダー間違えたかなと思って確認しましたが、ちゃんと2本オーダーしてました。

取り敢えず連絡する前に商品を確認。

今度はきっちり純正と同じ形状でした。
商品が1本しか届かなかったことを連絡すると、帰ってきた返事はちゃんと2本送ったと、重量も2本分になっているから間違いないと言い張る。
画像を添付して、この梱包に2本は入らないことを苦手な英語で上手くニュアンスが伝わるように説明して、もう一本送ってもらえなければebayにHELPを求めると伝えると、やっと『ゴメンなさい。すぐに送ります』との返答が…
新たに商品が送られたことを確認して商品を開封してみました。

すると驚くことに、パッケージはFebiでも中身はSTABILUS。

Made in Germanyで、プリントの色もメキシコ産とは違っていました。

シリンダーの長さもドイツ製の方が長く純正と似ています。
MEYLEもそうでしたが、生産国や製造工場でこんなに形状が違うものなんですネ。
純正
MEYLE
STABILUS Made in Mexico
Febi bilstein Made in Germany STABILUS
OEM(original equipment manufacturer)とは本来、他社ブランド製品を製造する企業のことらしいですが、今はそれを自社ブランドで販売する製品や広く互換品まで含めてOEM品と呼ぶことが多くなっているようです。
今回のダンパーもそうですが、適合品であっても画像が参考画像であったりして純正品とは形状が違っていることが多々あります。
WEBショップでは在庫を持たず車体ナンバーや部品番号だけで管理をしているところが多く、画像を添付して形状確認をSHOPにお願いしても適合の可否しか返答してもらえませんでした。
ネット社会になって個人でも簡単に海外のSHOPで買い物ができるようになりましたが、アフターマーケットの商品ではこの様なことにも注意して購入することも必要ですネ。
と、今回の経験で学びました。
Posted at 2019/08/03 22:30:56 | |
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